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続・床屋の穴掘り。

王様の秘密を知ってしまった床屋のように、時には穴を掘って思いっきり言いたいこともある。そんな日記。

【5/24追記】川崎市 猫詐欺・虐待・虐殺事件 判決が出ました。

2012-05-24 13:22:13 | 動物と暮らす者として。

以前より署名のお願いを呼びかけている、
川崎市で起こった猫詐欺・虐待・虐殺事件の続報です。


川崎市麻生区で発生した猫詐欺・虐待・虐殺事件。
可哀想な境遇の猫達を保護し、愛情を込めて養育し、里親を探している方々から
言葉巧みに猫を騙し取った挙句、虐待を加え死に至らしめたという
非道な犯罪を犯した容疑者に対し、
被害に遭われた方々が「厳罰を求める嘆願書への署名」を集めることをはじめ、活動されています。

5/23にその裁判の判決が出ました。
判決の内容その他について、被害者のお一人であるみりんたら様のブログ、

猫詐欺防止のために動き始めた人のブログ。

より、以下に引用します。


判決が出ました。
2012-05-23 23:10:12NEW !
テーマ:廣瀬勝海事件

本日(と言ってる間に日付が変わりましたが)、懲役3年、執行猶予5年(保護観察付き)の判決が出ました。

犯行は残虐で悪質極まりなく、被害者の精神的苦痛は計り知れず、責任は重いが、

1. 罪を認めて反省している
2. 躁うつ病をわずらっている影響も否定できない
3. 父母を自己の近くに住ませて監督にあたらせる
4. 前科前歴もない
というようなことから、執行猶予をつけて保護観察に付すことにしたそうです。


こういった事案での詐欺罪での起訴自体が異例のことだったため、さらにここで一足飛びに実刑にするのは気が引けたのでしょう。

廣瀬本人がどういう性質の人間であるか、おそらく裁判官も分かっていると思います。
犯罪の性質的には実刑が相当とも思っているかもしれません。
でも、人を殺したわけでもないのに初犯で実刑にするというのは、その裁判官の感覚からすると妥当ではないのでしょう。
裁判官が述べた執行猶予を付けた理由というのは、どれもこれもまったく説得力がありません。
執行猶予付きという結論が先にあり、それに対して何らかの形で理由づけをする必要があったと思わざるをえません。

裁判中に笑うなど、本人が反省していないことは誰の目にも明らかでしたし、躁うつ病の影響下で犯行に及んだことは、精神鑑定をした医師によってほぼ否定されています。
また、父母の監督が見込めそうにないことは、法廷での両親の態度を見れば分かります。
普通に考えて、量刑に影響を与えても仕方がないと思える材料は、前科がないというその1点だけです。

裁判官の気持ちとしては、ほんとは情状酌量の余地なんかあんまりないんだけど、いきなり実刑というのもなんだしね。。。執行猶予としては最長の5年間、しかも保護観察までつけたんだからこの辺で納得してもらえる?というところかもしれません。

確かに、裁判官としては、重すぎず軽すぎない妥当な判決を下したつもりなのでしょう。
でも、我が子のように愛する猫たちを傷つけられ、殺されたものにとって納得のいく内容では当然ありません。
実刑を求めて署名に奔走してくださってきた大勢のみなさんにとっても、到底受け入れることのできない判決です。
ともかく、被害者や支持者総勢20名以上が、裁判後、検察に出向いて申し入れをしてきました。

担当検事さんは、私たち被害者の心情を汲み取って、できる限りのことをしてくださったと思います。
私たちが申し入れに行った際にも、会議室を一部屋提供してくださったうえで、40分ほど質疑に応じてくださいました。
検事さんも当然実刑を狙って起訴したわけですから、ご自身としても納得のいく判決ではなかったようです。
ただ、控訴するかどうかは検察庁全体の判断になるので、今の段階では控訴の予定は未定としか言えないということでした。
その判断は、今日から2週間以内に下されます。

一般的な感覚からするとおそらく控訴は難しいのでしょうが、この事件に関しては、奇跡のような出来事がいくつも重なりましたので、最後にまたひとつ奇跡が起こるかもしれないという気はしています。

ともかく、今後もできる限りのことをしていくつもりです。
民事でも闘っていきますので、引き続きみなさまの応援、ご協力をよろしくお願いいたします。

(ここまで引用)

みりんたら様はじめ被害者の方々、そして署名を集め、共に事件の行方を見てきた方々と同様、
私も無念でなりません。
ある種の人々は「人と動物は違う」と言う。「同じように扱うのはおかしい」と言う。
確かにそういう考えの人は多いでしょう。
そして、そういう考えが一般的と思われているのかもしれません。
しかし、猫を奪われ殺されてしまった被害者の方々にとって、
その動物達は、まさに「我が子」同然の大切な存在だったはずです。


大切な存在を奪われたことに、人だから人以外の生き物だからという理屈は関係ないと私は思います。
自身の鬱屈した感情の捌け口に、更におぞましい想像をすれば、自身の歪んだ快楽のために、
命を奪っていいという道理はありません。
それが通用するのは、理性ある人間ではない、間の世界のみです。

小さな命を奪うことに快楽を覚えた人間は、絶対にまた繰り返すでしょう。
許されないことは、それを覚えた人間には強い引力を持つ誘惑であることでしょう。
麻薬しかり、暴力しかり、そして今回の事件のような残虐な行為しかり。

実際にそういう事例などいくらでもあるのに、前例がないからといって、
手ぬるい形ばかりの罰だけで異常者を再び世に放つとは。

これまで起こった猟奇的な殺人事件の例にもあるように、
小動物に飽き足らなくなった先に待つのが、弱い人間、小さな子供や女性への
被害である可能性を考えると、とても恐ろしいことです。

この事件を少しでも多くの方に知っていただき、関心を持っていただくことで、
今後起こりうる恐ろしい事件の抑止になることを願ってやみません。
私も、これからもできることをしていきたいと思っています。


pada01


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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「命」に人も動物も関係ないよね (ボロクソ@ママ)
2012-05-24 21:29:03
姉さんこんばんは。

某ブロでさっき判決しりました。

命に人間とか動物とか関係ないよね・・・・・
(´;ω;`)
同じ「生きている存在」なんだから。

我が家の住まい上階に暮らすSというガキ
将来こういう大人になるんじゃないか?と
思えてなりません。

今後どうなっていくのか気になります。

殺されたネコの冥福を祈りたいと
思います。

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ママさん。 (pada01)
2012-05-26 07:03:13
ペットブームの陰で、おぞましい輩が猫好きの仮面を被って
おぞましいことを繰り返しているかと思うと、やりきれない気持ちになります。

この事件の鬼畜、今何かと話題になっている生活保護受給者で、
そのくせペットショップで10万する猫を(殺すために)買っていたりして、
何のための福祉か。。。と怒りが湧いてきます。

少しでも被害者の方々の悲しみが癒えることを祈るばかりです。

ママさん、いつもありがとう。
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