SS73 過去を知る人

SS73 過去を知る人

おれの過去を知る人があらわれた。　
おれは物覚えも悪いため、過去をかなり忘れている。　
できるだけ過去を振り返らず、封印しながら今まで生きていた。　
今のおれのまわりには、社会人になってからの友人がほとんどだ。　
中学校時代に同級生という女性があらわれた。　
彼女は過去をどれくらい覚えているのだろうか。　
　
おれの忘れた過去を知っている彼女、やばくないだろうなぁ。　
＜Nick＞

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（初投稿日）2005.7.11.（月）　

SS72 七夕

SS72 七夕

五色に輝く不思議な布を織る、美しい天帝の娘、織女。　
天の川の西に住む働き者な牛飼いの青年、牽牛。　
仕事もせず愛に溺れていく２人は、天帝の怒りをかう。　
天帝は仕事をさせるため、２人を離れ離れにしてしまう。　
しかし仕事を頑張れば、年に一度だけ天の川を渡り会う事を許す。　
出会いの今日、短冊に願いを書き、笹につるすとかなうという。　
　
今宵、幸せな二人が逢え、世界中に幸せがもたらされますように。　
＜Nick＞

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（初投稿日）2005.7.7.（木）

SS71 この場所

SS71 この場所

初めてこの場所に来てから、3ヶ月と少しがたちました。　
最初はどうゆう場所なのかよくわかりませんでした。　
この場所には、どういう方々がいるのかもよくわかりませんでした。　
どんな生活しているのか、どんな格好しているのかもわかりません。　
今でもこの場所にいる方々の詳しいことはわかりませんが、　
記事やコメントで、この場所の方々が少しだけわかってきました。　
　
この場所にいる方々は、なんと気持ちのいい連中だろう。　
＜Nick＞

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（初投稿日）2005.6.28.（火）

SS70 コート

SS70 コート

ある冬の日、百貨店に出かけた時、コートを購入した。　
翌日はかなり冷え込む日だった。さっそくコートを着てでかけた。　
寒い日で路上で急激な腹痛におそわれ、急いで家に戻った。　
ドアをあけながら、パンツをおろしながら、トイレに入った。　
コートを脱ぎ忘れた。裏地にウンコが付着した。　
少し洗ってクリーニングに持っていった。少し臭った。　
　
それから、そのコートはまだ一度も着てない。
＜Nick＞

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（初投稿日）2005.6.27.（月）