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広島の山歩き(日記)

主に、広島の山を歩いています。
山のカテゴリーは「ひろしま百山」に準じています。

GPSの軌跡(トラック)をルートに変換する方法(マニアックな話)

2020年08月11日 | その他

全くの我流なので、これが正しい方法かどうかは知りませんが、他人のログ(トラック)をみて、ルートに変換したいなという時にやっています。使うソフトはカシミール3Dです。友人から質問がありましたので、整理してみました。

興味のない方には、全く退屈な話です(笑)。

まず、トラックをカシミールで表示させます。

これをグラフ表示させるとこうなります。全体の数字は分かりますが、途中までの経過などは、この図では全く分かりません。

そこで、トラック上にマウスを移動し、右クリック。「トラックの操作」⇒「ルートへ変換」をクリック。

そうすると、すべてのポイントがウエイポイントになってしまいます。「編集」画面で見ると、全てのポイント間の距離・時間が計測されています。

これをいったんすべて消します。

「編集」画面で、pointNO.1から最後のポイントまでを範囲指定します。

範囲指定は、no.1をマウスでクリックしたのち、一番下のno.1125を「shift」キーを押しながらマウスでクリックすると、1から1125までが、青い色に反転します。

次に、その青い色の上でマウスをクリックするとメニューが出て、一番下の「プロパティ」をクリックします。

そうすると、こういう画面が現れます。

「ウエイポイント/ルートポイントのプロパティ」を見ると、アイコンがマッチ棒になっており、また「GPSへ転送するポイント(区間の区切り)」にチェックが入っているのが分かります。

ここで、上の「アイコン変更」「区切り変更」にチェックを入れ、「GPSへ転送するポイント」のチェックを外し、「アイコン」をマッチ棒から、ただの点(ポイント)に変更します。

この状態で「OK」を押すと、1~2分かかりますが、「まっさらな状態」に変わります。

面倒くさそうですが、慣れたらどうと言うことはありません。

さて、ここからはこのルートを自由に編集できます。

まずは臥龍山にマウスを持って行くと、ポイントnoが413というのが分かります。

そこで「編集画面」に戻り、NO.413を探し、左クリックで、「ウエイポイント/ルートポイントのプロパティ」を開きます。そこで、ポイント名を「臥龍山」に変更。「アイコン」を分かりやすくするために「〇」、「GPSへ転送するポイント」にチェックを入れます。同様に「掛頭山」も変更しておきます。

これで、グラフ図を作成すると、以下のようになります。

「トラック」ではできなかった、区間の「距離」「時間」「標高差」が分かります。こんな面倒くさい事をするのなら、自分で、最初からルート(登山道)を作れよという話になるのですが、あの「カチャカチャ」やるのが面倒くさい時そうしています。(最近年を取ったせいかますます面倒になってきた。)まあ、どっちが面倒かという話ではあります(笑)。

ただ、トラックは実際に歩いた軌跡で、地図の点線ルート(必ずしも正確ではない)を追ってカチャカチャしていたのでは、不正確な場合があります。一般的でないルートの場合は、トラックをルートに変換した方が信頼がおけます。

例えば、以下の広島の高岳。私が始めて歩いた時は、まだ下図点線ルートが歩けたが、しかし2006年になると、ルート上の植林帯が立ち入り禁止になったため、新しくルートが切り開かれた。こういう場合は、トラックをベースに、ルートを作成したい。(下記赤い線が、現在の登山ルート。)

というわけで、話を戻すと、以下のようになります。

推定時間については、「設定」画面で、「平地での移動速度」を変更することで、変えることができます。

メンバーの力量、天候・季節、背負う荷物の重量などによって、計画作成者はコース時間の変更を考慮します。

上のデータに比べて、下のデータは、1時間40分くらい早くなりました。普通は上のように、5~6時間かかると思います。4時間というと、岳連の登山教室でもどうかと言うほどのスピードです。なにしろ時速3km近い(笑)。普通は平均時速2km前後、登山教室でも早い時で平均時速2.5kmくらいではないでしょうか。

この画面で「編集」をクリックすると、左右反転ができます。逆から登りたいなあと思ったことありませんか?

反転すると、時間が変わります。逆から登った方がほんの少し早いという、データになりました。

赤い線と、グリーンの地形に隙間があるのが気になる方は、以下のようにして直してください。

初期画面の「編集」⇒「GPSデータ編集」⇒「GPSデータエディタ」で該当のルートをクリックしたのち、「編集」⇒「標高値の書き換え」で「OK」を押します。

こうした後、再びグラフ図を作成すると、空白がなくなり、見た目が良くなります。ただし、数値は変わりません。

さて、一昨日も白木山。なぜかお地蔵さんのチャンチャンコはすべて新品になっていた。ただし赤い色で、夏バージョンというよりは、秋冬バージョンである。山を下る時、6合目のチャンチャンコが無くなっていたのに気づく。前にもこんなことがあったが、さて誰の仕業か?

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