忘れちゃいけない事件

ちょっと前になりましたが、3月20日はあの忌まわしき“地下鉄サリン事件”が起こった日。
今年でもう20年が経つんですね。

被害にあって亡くなった人、今も病気や後遺症に苦しんでいる人の事を考えると非常に心が痛みます。
20年前のあの日、メーカーの営業だったボクは藤沢の得意先で事件を知りました。

得意先の人から「なんか東京で爆発があったらしいよ」って聞いたのが最初だったような。
それからニュースを聞いていると「どうも毒ガスらしい」なんて話になってきて、みるみるうちに被害が大きくなって。

前の年に“松本サリン事件”が起こってはいたものの、それが東京の地下鉄で起こるとは夢にも思いませんでしたから。
でも警察は知ってたんですね、教団がサリンを所持している事を。

2日後の教団への強制捜査が決まっていた直前に起こったとの事で、防げなかったのが返す返す悔やまれます。
先週放送された関連のテレビ番組を見ていて思ったのは、当時何が起こっていたのか？だんだんと記憶が薄れてきてるなぁって事。

ウチの21歳の息子は、リアルタイムでは事件を経験してないし、
教団の事を知らずに入信する若い人たちが増えているという実態もあるらしい。

彼らが二度と同じような過ちを起こさないためにも、語り継がなければならない事件のひとつだとボクは思います。

Shin

スッキリしない結末

13回目のシリーズが今週最終回を迎えたドラマ“相棒”。

今回で成宮寛貴クンが相棒を降板するという事で、最終回に注目していたんですが、
ちょっとそれはないんじゃないの？という結末に。

意外な結末っていうのはあって当然だし、予想通りの結末じゃつまらないっていうのももちろんあるんですが、
まさか！成宮クンが連続暴行犯だったとは。

これまでの成宮クンの正義感溢れるキャラから言っても、
「ありえないでしょう！」と思ったのはボクだけじゃないはず。

「特命係に汚点を残してしまった」という点で、彼のこれまでの頑張りが台無しになってしまう気もするし、
身重で病気を抱えている婚約者はどうなってしまうのか？気が気でありません。

こういう結末にするんだったら、これまでの流れの中で、
何かそれらしい気配を感じさせるものがあっても良さそうですが、思い当たる節もないし。

何か唐突すぎて、スッキリしない最終回になってしまいましたね。
何せ高視聴率を誇る国民的？ドラマ、「ハッピーエンドが良かった様に思いますがね～」。

Shin

せめて“髪結いの亭主”に

“高等遊民”って言葉を知ってますか？
この前息子に聞かれたんだけど、恥ずかしながら知らなかったんですよね。

新聞の記事になってたんですが、明治から昭和初期の文豪である夏目漱石や川端康成が使った言葉で、
平たく言うと、高学歴なのに遊んで暮らしている人を言うらしい。

現代で言うニートみたいなもの？って気がしますが、圧倒的に違うのが「家がお金持ちなので働く必要がない」って事。
お金があるためにお手伝いさんまでいて、結婚する必要もないというのが羨ましい？限り。

後で知ったんだけど、今“月9”でやっている“デート”というドラマでも、
主人公の長谷川博己氏が「自分はニートではなく高等遊民だ」と言っているらしい。

しかし、なぜ息子がそんな話題を振ってきたのか？が気になるところ。
その時は言葉を知らなかったショック？で聞きそびれてしまったんですが、まさか自分がそうなろうと思っているのか？

いやいや、それはムリだから！
第一、ウチはお金持ちじゃないし。

せめて食べさせてくれる女の人を見つけて、“髪結いの亭主”（現代で言うヒモ？）を目指してほしい！
と願う父です・・・。

Shin

50歳からのスローライフ

今週は休みがなく、泊まり→明けが4回続くハードなパターン。
花粉症もあってしんどい！んですが、なんとか乗り切りたいと思います。

さて、ドラマの話題が続いてしまうんですが、先週放送されたNHKの"ここにある幸せ"という単発ドラマが結構良くて。
時々放送されるNHKの地方局で制作されたドラマで、今回は福岡県の津屋崎という小さな町を舞台にした物語。

出演するのは松田翔太クンと宮本信子さんのほぼ二人だけなんですが、なんか味があるんですよね～。

仕事を辞めて「自分にはやりたい事が何もない」と人生に迷ってしまった松田翔太クンが、
小学校の時に転校してきて親友になった、同級生の故郷である津屋崎を訪ねます。

そこで知り合った宮本信子さんとの交流を通して、自分の居場所を見つけていくというお話なんですが、
都会で生活してると見えないものが見えてくるというか。

都会だと時間に追われ、仕事に追われの生活になってしまって、自分を見つめ直す機会ってなかなかないですからね。
こんな田舎でのスローライフができたら理想かもしれません。

津屋崎の海や街の景色も、とってもキレイでした！
という訳で「人生を生き直したい！」と思っている、若い人にも50のおじさんにも？お勧めしたい作品です。

Shin

ゴーストは本当にいるのか？

回を重ねるにつれて目が離せなくなってきたのが、フジテレビで放送されている連続ドラマ“ゴーストライター”。
どうしても去年の佐村河内氏を思い出してしまうタイトルですが、こちらは小説家の世界のお話。

主演の中谷美紀さんが良いんですよね～。
これぞ“ザ・女優”という迫力のある演技は、さすがッスね！（byカニ蔵？）。

共演の水川あさみさんももちろん悪くはありませんが、中谷さんあってこそ！のドラマだという気がします。
人気作家の中谷さんがスランプに陥ってしまい、小説家志望のアシスタントだった水川さんがゴーストライターをやる事に。

しかしそんな関係も長くは続かず、水川さんが真実を告発し、裁判になり・・・という泥沼の展開。
最後はどうなるのかなぁ？と思っていたら、最終回を前に物語は意外な方向へ。

なんと立場が逆転してしまうのか、しないのか？
結末が非常に気になる最終回ですが、こういうゴーストってリアルにあるんですかね？

佐村河内氏の場合は、耳が聴こえない作曲家として世間を欺いていたという点で責められるべきではありますが、
そうじゃなければ、お互いが合意していれば誰が作っていてもいいんじゃないか？という気もします。

でも真実を知ってしまうと、ファンとしては裏切られた気になるのも当然。
嘘で儲けちゃいけません！

Shin

https://www.youtube.com/watch?v=nfk2gbydmSw