不思議な魅力を持った映画です。
去年公開された伊坂幸太郎氏原作の〝アイネクライネナハトムジーク“。
タイトルからして意味不明?だったんですが、これはボクが知らないだけで、モーツァルトが作曲した曲のタイトルで「小さな夜の曲」という意味らしい。(〝セレナーデ“とも言いますね)
調べてみたら誰もが聴いたことのある!曲で、自分の無知さ加減に恥ずかしくなってしまったんですが。
なんでも斉藤和義氏から作詞の依頼を受けた伊坂幸太郎氏が、「作詞はできないんで小説だったら」という事で短編小説を書いたら、それを基に斉藤氏が曲を書き、その曲を聴いて伊坂氏がまた小説を書く、という繰り返しでできたのが映画の原作になった短編小説だとの事。
映画の中の音楽も斉藤氏が担当していて、劇中ストリートシンガーの歌う曲が〝小さな夜“という曲だった事でタイトルにも納得しました。
〝小さな夜“に出会った男女を中心にした出会いをテーマにした物語。
「どうやって出会ったか?なんてどうでもよくて、その時そこで出会ったのが誰だったのか?が大事なんだ」。
良いセリフでしたね〜。
主役の多部未華子さんと亡くなった三浦春馬クンのカップルもお似合いだったし、矢本悠馬氏と森絵梨花さんのカップルも良かった!
原作も読んでみたくなりました。
セリフの意味をぜひ確かめてほしい!おすすめの一本です。
Shin