毎年5月15日に、葵祭(賀茂祭)社頭の儀の行列が行われます。
京都御所を朝の10時半に出発した斎王代(さいおうだい)の御一行は、お昼前に下鴨神社に到着。
休憩の後、午後2時20分に下鴨神社を出て、上賀茂神社へ向かいます(全行程約8km)。
下鴨神社を出発する時刻には、近くの沿道に切れ目なく見物人が集まっていました。
行事進行も警察官による交通規制も、手慣れた感じで予定ぴったりに進んでいきます。
粛々と行列が近づいてきました。
参加する人は500人ほど。
かわいらしい子供たちも、たくさん参加しています。
頭にカツラの小枝とフタバアオイの葉っぱの飾りをつけています。
検非違使が先導、立派な装飾をつけた馬に乗った勅使の後、お待ちかねの斎王代へを続く行列。
その間に、馬36頭、牛4頭、屋根のへりに藤の花を垂らした牛車が2基、輿1台。
牡丹や山吹で飾った風流笠。いろんな荷物、楽器も運ばれます。
優雅な王朝絵巻。行列の長さは約1kmだそうです。
輿に乗る斎王代。主役の女性の登場です。
祭が過ぎて…。
午前中に有料観覧席が設けられていた下鴨神社の参道。
新緑の中を行く行列は、TVでおなじみでしょう。
これから、また静かな糺の森に戻ります。
下鴨神社の駐車場の一部は、馬や牛をつなぐ場所に早変わりしていましたが、もうひっそり。
葵祭の日に食べるごちそうは鯖寿司。
数日前に近所のお店のチラシが入っていました。
わが家の庭の片隅にも、この時期フタバアオイの葉が出ています。
暑さに弱いらしく、8月くらいになると消えてしまいます。
〔投稿:SI〕