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各種のお知らせと季節のたより

桜蔭会 京都支部
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平等院花の饗宴

2024-04-29 08:59:11 | 季節の便り

GWに突入しました。
旅行用にウォーキングシューズを新調したので、足慣らしに宇治までお出かけです。

4月下旬の平等院は入口すぐの藤がとてもきれいです。

既に散り始めでしたが、鳳凰堂を背景に紫の房のゆらゆらとする姿を眺めると優雅な気分になります。
今の時期ですとツツジとの饗宴も楽しめます。

そういえば内部拝観に行ったことがないな、と受付したもののGWは混雑で2.5時間待ちでした。
平等院は再入場可能のため、敷地内の平等院ミュージアムを巡った後は外に出てお昼、さらに源氏物語ミュージアムにも行きましたので困りませんでしたが、どこに行くにしてもお出かけは午前中、早めの移動が良さそうですね。

(午前中の平等院。人もまばらです)

(午後、内部拝観後の平等院。一気に人が増えました)

〔投稿:KS〕


新緑の詩仙堂

2024-04-26 19:16:51 | 季節の便り

詩仙堂丈山寺は、徳川家康などに仕えた石川丈山が隠棲後、晩年の約30年間を過ごした山荘。曹洞宗の寺院です。
こじんまりとした外門(小有洞〈しょうゆうどう〉の門)をくぐって、竹藪を見ながら上がっていきます。
内門(老梅関〈ろうばいかん〉の門)から建物を見ると、何だか人の顔のように見えますね。

 

座敷に足を踏み入れると、開け放した向こう側はみずみずしい緑、緑、緑。
木々をこだまする鳥の声に交じって、すぐ脇の水路からモリアオガエルの「クリッ、クリッ」という鳴き声。
時折、「カーン」と鋭い鹿(しし)おどしの音。
白砂にはシンプルな掃き目。

座っていると心が静まります。

 

室内には、丈山が尊敬した中国の36詩人の肖像画が掲げられています。

 

庭に降りて散策することもできます。
境内にはモミジの木がたくさんあります。
キリシマツツジは終わりかけでしたが、5月になるとサツキがたくさん咲きます。

 

座敷の屋根には嘯月楼(しょうげつろう)というやぐらが見えます。

 

鹿おどしを考案したのは丈山さんです。
竹の節に水が一杯になると、上端が勢いよく下がって放水され、また勢いよく元の位置に戻る時に、竹の下端が水路の丸石に当たって、大きな音が響く。
これが、ほどよい間隔で続きます。

 

花が絶えない庭です。

 

〔投稿:SI〕


ツーンと美味しいカラシソバ

2024-04-25 22:44:02 | 季節の便り

相変わらず混雑している京都です。

カップルが等間隔に座ることで有名な鴨川(鴨川等間隔の法則)も、人が多すぎて間隔すらできません。

しかもほとんどが海外観光客の方々!

鴨川の風景に惹かれるのは、日本人だけで無い様です。

 

最近は外出しやすい気候になり、あたたかさでぼ〜っとしやすいので、鴨川を眺めた後はカラシソバで目覚めて来ました。

 

京都の中華、美味しいですよね。

私は幻冬舎文庫の「京都の中華」(姜尚美著)も持っており、家でワクワクしながら読んでいます。

その本の中でも紹介されている平安のカラシソバは、京都の他のカラシソバとは異なり、茹でた中華麺をカラシで和え、その上から中華スープをかけて作られています。

(カラシソバ。見た目は普通の中華そばですが、下にカラシが潜んでいます)

(春巻きも美味しいです)

辛さは中学生・高校生・大学生で、今回中学生をいただくと、次は高校生に進学だね!と平安のご夫婦。

ツーンとする美味しさと刺激を求めて、GWあけもお世話になりそうです。

〔投稿:KS〕


静かに楽しむ建仁寺

2024-04-23 21:56:52 | 季節の便り

建仁寺法堂前の牡丹が見事でした。

栄西禅師が開山で、臨済宗建仁寺派の大本山のこのお寺は、一歩外に出ればとても賑やかな祇園の町であることを忘れるほどに静かで落ち着きます。

双龍図の拝観も。

108畳分もある天井に描かれた躍動感あふれる龍の姿に、眺めていると吸い込まれてしまいそうでした。

〔投稿:KS〕


春の風物詩 都をどり

2024-04-21 23:30:46 | 季節の便り

京都の春の風物詩、都をどり。

明治5年創始から150回目の開催となる、祇園甲部の芸舞妓さんの京舞公演です。

(花見小路入口の看板は、よく見ると村上隆さんとのコラボ)

(舞妓さんの授業日割表。様々な芸事を学ばれ大忙しですね)

(都をどり会場入口。左手の工事中の建物は帝国ホテルです)

演題は「都をどり百五十回源氏物語舞扇」。

作詞・構成のご担当は、今年もお茶大OG、同志社大学第34代学長でいらっしゃる植木朝子様です。

(源氏物語に因んだ柄も取り入れられた第150回お衣装)

ヨーイヤサーの掛け声がかかるのをワクワクと待ち、華やかな四季の舞を楽しみました。

澪の会に参加した際の井上八千代さんのお話では、今年は音楽にも力を入れられたとのことで、そのポイント2つ「能を意識したアレンジ」、「洋楽の様にも聞こえるけれど、しっかりとした古典的邦楽」の箇所では(あっ、ここだ!)と新たに音楽にも注目して鑑賞しました。

(お茶席の後はお庭も散策)

都をどりは4/30(火)までの開催、まだ間に合います!

〔投稿:KS〕