続ける事の大切さ

私は18歳の頃に「音楽で自己表現している人たちの活躍出来る場所を作る」って言う今の夢の原型をぼんやりとながらでも確実に意識し始めた。
そして札幌にある某専門学校に入学。
卒業後、メディア関係の仕事をしたり、生演奏の聞けるレストランで照明の仕事をしたり
そんな事をしながら自分でギターを相棒にススキノの街角で歌を歌ったりしていた

色んな事情が重なって地元に戻り最初は会社員なんてやっていたけど
やっぱりそんな自分に納得出来ず
自分で店を開いてみたり
色んなイベントのスタッフをやってみたりして今に至っている。

そして今はと言うと地元のとあるカフェで店長をやりながら、DJであるオーナーと二人でclub event やlive eventなどを企画運営しながら音楽に裏方として携わっている。
今の環境になってから
かなり色んな事で悩んだり迷ったりした
年齢も年齢だし
今やっている事が本当にその先に繋がっているのかも不確定でもやもやしている時間を過ごした事もあった。

でも最近何かが変わり始めているようにも感じていた。

そんな時に一つのバンドと出会った。
「sleepy.ad」
たまたま聞いていたラジオのゲストで出ていた札幌を中心に活動している4人のバンド。
驚いた。
私が色んな夢や思いを持って入学した専門学校の同級生だった。
卒業から8年。
彼らは一つの事を続けて確実に結果を残そうとしていた。
そしてその彼らの曲は、なんだか悲しくでも優しい不思議な空間を感じる曲たちだった。
もちろんCD買った。
そして
私もあきらめないで続けて行こうと思った。

今の夢の原型を何となく思い描いていたあの頃の私から既に10年が過ぎていて。
月日がすぎるごとにリアルに感じてくるようになって
ちょっとした実感を感じる事も出来るようになって
でも、日々迷ったり悩んだりつまずいたり色んな事があるけど
でもがんばろうと
素直に思えた。

彼らに出会えた事は多分これからの私の人生でとても大きな意味を持つんだと思った。
続ける事の大切さを改めて考える機会をくれた彼らにとても感謝している。「sleepy.ad」