Jazz と Camera と ○○と...

身近な写真と時の話題を集めました

アルピニスト 野口健さん

2011年06月14日 | Weblog
こんばんは。

今日は会社で野口健さんの講演会があり、
楽しく聞いてきました。

野口さんは若くして登山家として成功しましたが、
山に置き去りにされたゴミを片付ける活動に取り組んで
もう10年くらいになるそうです。

人によっては、「野口さん=ゴミ片付ける人」と
言われることもあるそうで、びっくりです。

耳に残った話を少し書きます。

1)自由は責任につながる

 登山、特に8千メートル級の山は、人間の限界への挑戦です。
 人の力ではどうにもならない天気や事故に遭遇することもあり、
 必ず判断が求められます。

 人に許されたのは判断出来る自由のみ、
 つまり自由=>判断、そしてその先にあるのは自己の責任。

 自由は何でも許されるのではなく、自分自身で責任を取る前提が必要。

2)東北の人々は力強い

 東日本大震災後、気仙沼の知人を訪ねたそうです。
 知人は牡蠣の養殖をしているそうで、
 牡蠣を育てるには海を豊かにすること。
 海を豊かにするには山を育てること、と言うそうです。

 知人は津波によって船も養殖場も流されたそうですが、
 津波は海の底をさらって浄化し、
 気仙沼の入り江は今までにないくらい
 綺麗で芳醇な海になっているそうです。

 通常2年かかる牡蠣が、1年足らずで成長するくらい・・・

 自然は残酷なようで、実はその反対の面も併せ持つのだと、
 その知人は語ったそうです。

3)一人一人がたった1つで良いから何かを背負うこと

 地震の影響は大きく、1年やそこらで復帰できるものではないが、
 出来るなら、一人一人がたった1つで良いから何かを背負って生きられないか。

 そしてそれができたなら、出来るだけ普通に生きること・・・

<野口健さんの公式ページ>

2011-06-14



追伸
ワタシのブログもやっと800になりました。
これからもぼちぼち書いて行きますので、
ヨロシク。