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大企業病を唱える零細企業病患者

2017年01月07日 06時07分31秒 | 愚痴
「指示待ち」に次いで(?)使われる用語かもしれない「大企業病」。
どちらも思考停止ワードの代表格。

Wikipediaでは「非効率的な企業体質」と、ざっくり説明されている。
組織が大きくなればトップと現場のコミュニケーションが難しくなっていくので、その結果で生じる不具合全てを言うのでしょうね。


沼上幹さんの本だったかな。
組織デザインとは、分業と調整の仕組みである、とのこと。
組織を考える上での、まさに幹となる整理のしかただと感動したものです。


「組織」=「分業」。
分業すれば仕事が異なる訳だから、必要な能力も適性も違って当たり前なのだが、最近の薄っぺらい経営者にはそれすら理解出来ない。画一的に、自分好みの行動様式のみを評価していく。

左手に「ダイバーシティ」の看板を持って顔を隠し、右手で「画一化」のハンマーをブンブン振り回すのだ。


もっと部下を信頼しようよ。
その能力を活かして延ばす。
活躍出来ていない人がいたら、それは上司~経営者の責任。それが自責。
評価することは仕事じゃないよ?

「部下を愛す」なんて要らない。
気持ち悪いだけだ。
それより一人ひとりを尊重しなさい。
管理監督者の責務は、部下の能力を信じ、活かし、伸ばすプロセスを通じて目標を達することでしょ?


任せ、後を見るのが、真のリーダー。


アベノミクスの大きな罪の一つは女性偏重。
その邪な流れに乗って責任ある立場についただけで、全能感に浸っている愚か者はいないか?

器の小さな者には、組織という大きな存在が理解出来ず、よって、なんでもかんでも「大企業病」などとのたまってしまう。現場は無力感に苛まれ活力を失っていくのだが、その原因も全て他責にして恥じることが無い。

そんな零細企業病経営者が日本経済の凋落を招いていく。


大型チェーン店では、店員さんとすれ違い様に「いらっしゃいませー」と声をかけられるが、全く気持ちがこもっていない事が多い。万引き対策で声をかけているだけではないかとさえ感じる。少々ひねくれたおっさんには、不愉快でしかない。言葉に魂を込めろよと言いたい。

よく利用する地域密着型スーパーでは、ただ移動している店員さんを見ることは少ない。
移動しながらゴミを拾ったり、カート整理したり、お客さんへの挨拶も顔を見て軽い会釈と笑顔で行っている。仕事に責任だけでなく誇りと喜びを感じている事が伝わってくる。

そんな現場を作るのは経営者の「徳」


職場に落ちているゴミは拾わないが、ボランティア清掃活動に欠かさず参加する。そんなパフォーマンスだけの人間だけを見ていてはいけない。

毎日ちきんと挨拶する。
落ちているゴミは拾う。
使わない照明は消す。

こういった当たり前の行動ができる人が職場を支えている面があることぐらいは、わかってあげられなければ。

無意味なビジネス用語に踊らされず、もっと実直に頼むよ。ねぇ。

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