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うろうろパリ歩き&プロヴァンス

2016年5月から7月までのフランス滞在珍道中をつづります

16区のパン屋さん

2016-10-05 12:47:03 | パリ16区
 なにせ旅行にしては妙に長いフランス滞在となり、遊びあり仕事ちょっとあり、小旅行あり、ベルばらにひたる名所(?)探訪あり……このブログも、まとまりなくとりとめのない内容になってしまいそうです。読んでくださる方、どうぞお許しください。

●パリ16区編
●南仏プロヴァンス旅行編
●サンジェルマン編
●ベルサイユ編
 
 という具合に、なんとなく分けたいと思っています。

 

 上の写真は、ギャルリ・ヴィヴィエンヌの古書店。ここは日本のTVでも紹介されていましたし、行くたびにどこかしらの国の撮影チームが来ていますね。なにしろお洒落なパサージュです。お店も高級感があり、デコレーションも凝っていて、歩いていたらうっとりしました。

 パサージュという商店街(?)のような作りには萌えてしまいまして、滞在中にパサージュめぐりをしました。パノラマというパサージュは、幅は狭いけれどとても活気があって、良かったです。写真とともに感想を書いておきたいと思っています。

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 16区のアパルトマンでは、だいたい朝6時くらいに目を覚まして、ベッドの中でタブレットをいじりながら、「今朝は何を食べよう」「今日はどこへ行こう」とつらつら考えます。
 のそのそ起きだして、お湯をわかしてミルクをあたため、ミルク入りコーヒーをマグカップでたっぷり飲みます。近所には、おいしいブーランジュリ&パティスリがあって、バゲットやケーキ、サラダなどのお惣菜も売っていました。ここは近くて、超便利でした。おまけに日曜日も営業。ブランチビュッフェも良かったです。店の名前は、「Huré」ユレ。 
 ここのバゲット・クラシックは、私が馴染み深いバゲットとはかなり違うものでした。私がユレで好きだったのは、数あるケーキのなかの「エクレア」、そして種類豊富なサラダ、バゲットサンド、そしてたまにしか売っていない「しぼりたてオレンジジュース」。
 これはユレのバゲット・トラディショネル。




 近所のパン屋さんでだんとつおいしいバゲットがあったのは、「Béchu」ベシュでした! ほんと、おいしかったなあ。もちろんカフェも併設されていて、ランチしたサラダがこれまた超おいしかったです。16区に滞在したら、絶対にまた行きます!
 あとで知ったのですが、パリ16区在住の日本人元アナウンサーさんもここのバゲットがパリで一番おいしいとおっしゃっていると、誰かが言っていました。
 そのベシュの絶品バゲットはこちら! ああまた食べたい!(笑)


 日本に帰る日のランチは、ベシュのカフェで。このサラダも感激でした。フランスのサラダは、まあまあ空腹なんだけど軽くすませたいときに、ぴったり。栄養バランスもよく、ほどよいヴォリュームがあるので、日本人向けかもしれません。



★バゲットについてしみじみ思ったこと★
 私は、3昔近く前にフランスで学生をしていた時期がありました。その当時のバゲットに比べて、今回あちこちで買ったバゲットは、長さがとっても「短く」なっていました。これには驚き。
 といいますのも、今の私はフランス語圏の辺鄙な国に住んでいるのですが、ここのバゲットは、昔なつかしい長~~いバゲットなんです。カルチャーショック?? フランスのパン屋さんでは、ただ「バゲット」と言っても種類がいくつもあります。昔ながらのバゲットは、「トラディショネル」と呼んでいるのでした。
 ちょっと前から、パンもワインもそのほかの食品・食材もBioばやりですしね。




《お店情報》

Huré ユレ
Boulangerie pâtisserie パン屋さん ケーキ屋さん
住所
150 Avenue Victor Hugo
75116 Paris

Horaires 営業時間

Du mardi au dimanche : de 6h à 20h30

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Béchu ベシュ
Boulangerie パン屋さん
住所
118 av Victor Hugo, 75116 PARIS




パリ16区暮らし2

2016-10-02 12:16:03 | パリ16区
 16区でのよしなしごとを、思い出すままつれづれに記していきます。

 大型店もあるけれど、個人商店が個性的で魅力あるのがパリの町。子供靴だけを扱っている小さな店、こだわりの布・素材を使ったベッドリネンのブティック。6月23日からいっせいに始まったSOLDES!につられて、けっこうショピングをしてしまいました。あちこちのブティックのショーウィンドーに踊る色鮮やかなSOLDESの文字には、魔法のような効果がありますね(笑)
 ま、ソルドの話はひとまず置いておいて。

 ご近所歩きのスナップです。
 ル・パレ・デュ・フリュイ。英語だとフルーツ・パレス? 果物の宮殿。スーパーに行けば、野菜でも果物でも肉でも何でも売っているのですが、こういう商店での買い物は楽しいです。



 メトロの駅に向かうのに、何回この前を通ったことでしょう。ここ、リセなんです。時間によっては学生さんであふれていました。こういう建物の中で学ぶって、どんな気持ちなんだろう。教室を見学したくなりました。



 果物屋さんで買ったブルーベリー。大粒でおいしい。紙袋に入れてくれるのがいいですね。日本ではほとんどがレジ袋ですもんね。そうそう、フランスでは1回しか使用しないプラスチック製の袋(いわゆるレジ袋)の使用が禁止になる(なった?)ということです。それと、プラスチック製のトレイの製造が禁止になるとか?



 これも、駅に行く途中にある本・文房具の店で買ったもの。猫好きの友人に手紙を書きたかったので、レターセットを買いました。やはり紙の袋に入れてくれました。しつこいですいが(笑)ガサガサ音をたてるレジ袋よりも、感触がいいです。



 ほかにも、この通りには、おしゃれなレディスの衣類のお店、どきっとするランジェリー店、子供服の店、アンティークなジュエリーの店などなど……見飽きることがありません。

 花屋さんもすてき。ばらの花の専門店もあるんですよ。




 つづく


パリ16区暮らし1

2016-10-01 17:56:44 | パリ16区
 そんなこんなで、パリ滞在が始まりました。雨の中、ロワシーに到着。節約のため、AFバスとPCバスでアパルトマンに行くはずが、この大雨のため予定変更。タクシーに乗りました。中身がぎっしり詰まったスーツケースと、手荷物には重いノートパソコン。傘をさして移動することとお金を余分に払うことを天秤にかけて、迷わずタクシーにしました。
 聞くところによると、空港からパリ市内(左岸?)までは、パッケージで50ユーロ(早朝・夜間は55ユーロ)と定められているらしいです。荷物も含めて、どんなに道が渋滞して時間がかかっても、この料金なのだということです。(絶対の確証はありませんので、ご注意くださいね)

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 余談ながらこの雨のせいで、といいますかおかげで、といいますか、滅多に見られないセーヌ川の氾濫を見ることになりました。観測史上(150年前)初の水位まで増水したのだとか。

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 友人のアパルトマンは、キャトリエーム・エタージュ(直訳すると4階、日本式に言うと5階)にありました。パリでは古い建物を直しつつ使っているアパルトマンが多く、エレベータがない建物も多い(そしてエアコンも取り付け不可能)のですが、ここはエレベータがあります! ラッキー! 建物の中に入るには、入り口でディジコードを押さないと、解錠されません。
 このとき、午前5時ごろだったでしょうか。管理人さんはもちろんいませんし、しーんとしています。エレベータで4階へ。ガタガタと止まって、2重扉の2枚目を自分で押し開けると、真っ暗な通路に出ました。この感じは、なつかしい。ホテルやアパートなど、通路や階段の照明は、数分間で自動的に消えるのです。
 手探りで、壁に弱弱しく光るスイッチを見つけて押すと、パッと通路が明るくなりました。めざす○号室へ。

 とっても広いステュディオです。バスタブもあるし、とても快適そう。長旅の疲れもなんのその、うきうきしてきました。
 スーツケースを開いて、衣類をクローゼットにしまいます。お出かけ用のワンピースは、ハンガーにかけて。何足か持ってきた靴も、並べます。化粧品や洗面道具をバスルームに置いて、アクセサリー・小物置き場を決めます。
 それから、ノートパソコンのセッティング。今回は、SIMフリーのスマートフォンを持ってきたので、時期を見て、SIMを買いに行かなくちゃ。お部屋でのインターネットは、友人からパスワードを教えてもらって、ありがたくWiFi接続させてもらいました。

 さてさて、ここまで来るのに色々忙しかったし、出発直前に足の指を怪我してしまったし(涙)、1週間くらいはおとなしくしていようと決めていました。ここでお風呂に入って、ベッドにもぐりこみたいところですが、じっとしていられなくて、ご近所探検とばかりに外出してしまいました。ちょっと雨が降っていたけど、なんのその。
 雨に洗われたパリの町は、またしっとりと美しいのですよ。



 折り畳み傘は、パリでは必須ですが、傘を使うほどでない雨のときは、フードつきのパーカーやコートが役に立ちます。



 衣類についてですが、前回に来たときの経験をふまえて、「春先」と「真夏」のものを用意してきました。しかしさすがに、真冬のアウターは持ってきませんでした。が、滞在中に2日ほど、冬のコートがほしいなという日がありました。
 クローゼットを覗くと、もこもこのロングダウンコートがある! アパルトマンの借主である友人にメッセージを送ったところ、「どうぞ使って」というありがたい言葉が。セーターでも靴下でも、あるものは全部で使っていいよというお返事に、コートだけお借りしました。助かった。

 外に出た私は、実は、さっそく道に迷ったのです。えへ。地図で確認したのに、反対方向にずんずん歩いていました……
はい、私はこういう人間なんです。

 買い物が出来るBelles Feuillesという通りに行くはずだったのになあ。まあいいや。
 で、気を取り直して、地図を頭にたたきこんで再度お出かけ。お部屋に花を飾りたかったので、ばらの花をもとめました。



 食材は、お肉や野菜、パン、米などいろいろ。欠かせないのは果物。大好物のいちご!! フランスのいちごは、日本のいちごと違いました。一番の違いは、熟れてくる様子。日本のいちごは、熟れて時間がたつと、表面につやがなくなってしぼんでくる感じになりませんか? フランスで買ったいちごは、どれも熟成(?)が進むと、果汁が外ににじみでてきて、グズッとくずれるような感じになるんです。容器のなかで、赤いいちご果汁がたれていました。



 思わず買ってしまったのが、これ。日本で一時期やたら有名になっていたらしい「エシレ」バターです。モノプリで、200円弱で売っていました。




 また長くなったので、ここまでにしておきます。