やまなかまへ

いい歳をした山好きから、お仲間への山行報告です。
次の山登りの参考になれば・・・

2015.7.22-25 白山  石徹白から白川郷へ (南縦走路&北縦走路)

2015-07-28 | 縦走
台風が過ぎ、晴れるはずが天気予報は外れ。雨の中を歩いてきました。避難小屋は有り難かった。

【コースタイム】

22日 雨 和歌山から鉄道を乗り継ぎ、長良川鉄道「北濃」駅へ。予約していた高鷲タクシーで石徹白大杉の登山口へ。13:15登山口発→15:05 神鳩ノ宮避難小屋

23日 雨 神鳩ノ宮避難小屋4:50→5:50銚子ヶ峰→6:45一ノ峰→7:25二ノ峰→7:30水呑釈迦堂跡→8:05三ノ峰避難小屋9:40→9:50三ノ峰→11:20別山→11:35御舎利山分岐→13:00油坂→14:00南竜山荘

24日 雨のち晴 南竜山荘6:30→エコーライン→7:50室堂→8:40御前峰→9:30大汝峰分岐→10:30お花松原→12:04地獄覗→12:10うぐいす平→13:00三俣峠→14:05ゴマ平ヒュッテ避難小屋

25日 晴れ ゴマ平ヒュッテ5:00→6:00シンノ谷→7:45妙法山→もうせん平→9:35野谷荘司山→11:35三方岩岳→12:25三方岩隧道駐車場12:40=白川郷 



22日 強い雨の中、タクシーを降りる。駐車場脇の東屋で雨具をつけ、登山開始。石徹白大杉は天然記念物に指定されている巨木で見応えがある。登山道は良く手入れされ歩きやすい。
1時間40分ほどで、今日の宿・神鳩ノ宮避難小屋に到着。レトルトカレーの早い夕食を済ました頃、激しい雨の中、8名のガイドパーティーが到着。我々以外にも物好きがいるんだ、と変な安心感。

23日 ガイドパーティーが出かける仕度をしている横を、先に出発。風雨は今日も激しい。見晴らしも何もない中、ひたすら登る。三ノ峰避難小屋で真剣に下山の相談をする。後から来るはずのガイドパーティーは来る気配がなく、諦めて下山した様だ。1時間半程様子を見るが雨足が弱くなる様子もなく、ここから下山するのも大変だし、さし当たり南竜山荘までは行こう、と、出発。別山のお社で明日の天気をお願いし、尾根道をひたすら歩く。
強い雨の中で、ニッコウキスゲの群生は、心を和ませてくれる。登山道は川のよう水が流れ、傘も強風でさせない。油坂の急下りを過ぎ、南竜山荘があと少しと言う所で、徒渉点にさしかかる。凄まじい流れに渉れるだろうかと躊躇したが、意を決して足を踏み出す。河床が安定していたので膝下程度の徒渉で済んだ。
小屋で着替えてやっと人心地ついたが、乾燥室はとてもじゃないが乾かせるようなものではない。明日も濡れたまま歩くのかと思うといささかウンザリ。

24日 曇り一時雨のち晴 ゆっくりと朝食を頂き、室堂へ出発。トンビ岩コースはアイゼンが要るとのことで、エコーラインコースへと進む。濃いガスの中、霧雨が降りかかる。室堂センターで一休みして御前峰へ。山頂に向かう人はさすがに少ない。まして縦走路に向かいそうな人はいないようだ。大汝山を過ぎる頃から徐々に天気が回復してきた。登山道はほとんどの所は明瞭だが所々笹が覆って判りにくくなる。又、獣道程度の踏み跡が続く所も多く、急斜面をトラバースする様な所では、足元が見えにくく危険な所も多い。そのうち刈り払うのだろうが、それまでは注意!!だ。雪渓を下っていて、左に登山道を見つけた。お花松原付近から素晴らしい圧巻のお花畑が次々と続く。コバイケイソウやササユリ・オニユリ・クロユりの最盛期のよう。うぐいす平を過ぎた頃から疲れが響いてきて徐々にペースダウン。三俣峠からゴマ平ヒュッテまで遠く感じた。ゴマ平ヒュッテはまだ新しくきれいで清潔なログハウスで、水場も50㍍と近く快適な小屋だ。山で初めてスパゲティーをゆでてみた。

25日 晴れ 白川郷15:20のバスに乗らなければならないので、早めに出発。登山道の状態は昨日より、更に輪をかけて悪く、草や笹が道を覆い、倒木が道をふさぐ。シンノ谷までは早朝で暑さも感じなかったが念仏尾根から日差しが強く妙法山の登りでバテた。さらに野谷荘司山まで、強い日差しの中、水の残量と、バス停までの時間を気にしながら歩く。野谷荘司山から下山口へタクシーを依頼し三方岩岳へ向かう。登りで、Kさんが熱中症になったようでペースダウン。日陰でクールダウンしながら登山客の多い三方岩岳を踏み、日陰の少ない整備された登山道を休みながら下り、下山口の三方岩隧道の駐車場にたどりつく。
タクシーで「白川郷の湯」へ直行。旅の疲れを流し、観光客でごった返すバス乗り場横のお店で蕎麦をいただいて、金沢へ向かうバスの人となる。

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