Aromatherapy Ra Plus☀️Original Smile Shanghai

香りでココロとカラダに栄養を

母の入院と看護~2週間の一時帰国日記~その④

2013年09月18日 18時17分33秒 | アロマ講座&ワークショップ

 

しばらく外廊下でうろうろとして待っていると

病室では、看護婦さん達がベッド周りに点滴やら輸血やらの準備を

手際良くしていた所、妹夫婦とその長女(私にとって姪)たちが

やってきました。

そして、どうぞお入りいただいて大丈夫です・・・と丁度入室許可がおりました。

 

「お母さん・・・大丈夫?」

「う・・・ん」

「よく頑張ったね・・・痛む?」

「う・・・ん・・・大丈夫・・・」

 

目をつむりながら、呼吸も苦しそうに、何とか返事が返ってくる

顔もパンパンにむくんでいる・・・

 

まだ意識がもうろうとしていて、言葉も力なく、弱弱しい・・・

 

2,3声をかけたけど、あまり話しかけるのも可愛そうになってきて

たまに、気持ち悪いといって吐いてしまったり・・・

 

腰には輸血の管が入り、点滴と呼吸器、尿を出す管が取り付けられている

 

身内のこういった姿を見るのが初めてなので

ドラマさながらな様子にちょっと戸惑ってしまう

 

妹たちは10分くらいで、すぐ帰り

それから1時間くらいしたら意識もはっきりしてきて

少し会話ができるようになってから

母「あれ、幸子は?(妹の名前)」

私「さっき、しゃべっていたの、幸子だよ。わからなかったの?もう帰ったよ。」

 

誰としゃべっていたかもわからなかったみたいだった。

麻酔もすぐ効いて、知らないうちに手術が始まっていたと

痛みはなく、ただ気持ち悪いと言って

時折、吐いていました

 

その間、何度も何度も5分おき(~10分?)位に看護婦さんが血圧を

測りに来たり、様子を見に来ていました

 

術後は、危険が伴うので

頻繁に見回りをしてくれているんだなあと

感心と感謝の気持ちでした

 

18時になって、又明日来るからねと言って病室を出ました

 

朝8時~18時まで、さすがに1日病院で過ごした事がないので

ぐったりしてしまいましたが

夕飯を作らないとならないので、買い物をして帰りました

 

その日から、「母の再婚相手=義父」に私が食事を作ってあげないと

いけないんだなあと思い、毎食作ってあげていたのですが

 

独身貴族だと自分一人の食事は、普段いくらでも手を抜けるのですが

一緒に食べる人がいると、きちんとバランスを考えて

何品も作ってあげられるものなのだなあと思いました

 

一人だと、本当に適当にすませてしまっている

 

お味噌汁を作っていると

「普段、味噌汁なんか食卓に出てこないから・・・久しぶりだ」と

言って喜んでくれました

 

翌日も朝食を作ってから、朝10時前に

一緒に病院へ行きました

 

昨日より、また声のハリが出てきて

少し元気になっていました

 

今日からはなるべく、一人でトイレに歩いていけるように

車椅子か、歩行用補助車がついたもの

(立って移動するのに、サポートしてくれるカートのようなもの)

を使って、行くように言われ、尿の管を朝外されたとのこと

 

看護婦さんに手伝ってもらいながら、痛くて立てず

車いすを使って1度トイレに行ったといってました

 

シーツには、血の跡が付いていて

腰から入っている輸血の管をしているのを忘れて、移動の際に

引っ張ってしまい、外れてしまったらしい・・・

後に、何度もこれを繰り返したのだが

入院や手術をすると、ボケっぽくなるという症状の一つと思えた

 

私の滞在期間中は、毎日1度お見舞いに来て

足のアロママッサージをしてあげようと思っていたので

早速、キツキツのひざ下の血栓予防のためのサポートをやっとの

思いで脱がして、マッサージを始めました

 

母の高血圧を下げる事と、血行を良くして、むくみの予防、

しびれを軽減させる目的で、ホホバオイルをベースに

レモンとラベンダーを5%濃度位に希釈して

つま先から膝までをゆっくり30分以上かけてマッサージしてあげました

 

終わった後、足が軽くなったと言って喜んでいました

 

栄養管理士の方が来て、食事について色々と質問していました

母の場合は、高度の高血圧なので

一般の病院食より、さらに塩分を控えたものが与えられていたので

まずくて全然食べられなかったと言ってました

食欲もないと・・・

 

食べれない事は良くないので、ちょっと塩分を足して普通の食事に戻しましょう~

少しでもお腹に入れてください・・・との事で

外からの差し入れに関しても、まあ大丈夫みたいでした

 

次の日は、母のリクエストで桃が食べたいと言っていたので

丸井で買ったちょっと贅沢な桃と、母の好きなユリを入れてもらった

フラワーアレンジメントを持って、お見舞いに行きました

 

日本の桃を食べる事は、私の帰国目的にもしていた位でしたので

早速皮を剥いて、私も一つ頂いたのですが

なんともジューシーで甘くて、中国の桃とは食感も違って

大感激のおいしさでした

 

母も、これには大喜び

 

そして、また昨日と同じブレンドで足をマッサージ・・・

すると、外からはいってきた看護婦さんが

「あ~、ここはいい匂いがする~」

同室の奥の方が

「うん、なんかいい匂いがするわね~」

と言われましたので

「あー、すみません、今アロママッサージを行っているので…」

と一言ご挨拶をしていると

 

「あ~、何々・・・すごい癒される~」

と3人も看護婦さんたちが集まってきました

 

「何か資格を持っているの?」と聞かれ

「はい、私アロマセラピストなんです・・・」と答えて

興味深々の看護婦さん達に

「どうぞ、看護婦さん達はハードワークでお疲れでしょうから

存分に香りを嗅いで行ってください!」と言って

レモンとラベンダーの香りを鼻の近くへ持って行って

嗅がせてあげながら、効能効果についてもちょっと説明してあげました

 

入院初日に担当だった看護婦さんが

とても良い感じの人で、その人は看護婦研修の中で

少しアロマも触れたそうで、最先端の医療現場で

アロマセラピーが代替医療として活躍していることも

知っておられました

 

いつもはあまり好きでないラベンダーが今日はとても

心地よく感じると言って

「じゃ、今日はお疲れなんですね・・・」

というと

「あ、さっき色々あったから癒されたいんだわ~きっと」と。

看護婦ならではのご苦労がおありなんだなあと思いました

 

ちょっとの香りで、元気づけられたようで

皆さんお仕事に戻って行かれました

 

母も1日ごとに気持ち的に元気になっているようで

(痛みはあるようですが)

2日目には車椅子ではなく、立ってカートを押しながら一人で

トイレに行けるようになっていました

 

翌日のマッサージには、母のボケも気になって

ペパーミントも加えて麻痺している部分への効果を

狙ってマッサージしました

 

すると、ペパーミントの香りが強すぎたようで

ナースの責任者がやってきて

「ちょっと、香りがナースセンターまで充満しちゃってるんで

私はこの香り好きだけど、苦手な人もいるから・・・」

と注意を受けました

 

「香りなしのアロママッサージしてくれる?」と言われた事には

ちょっと驚き

「香りのないアロマはないんですよね・・・」

「じゃ、もう少し薄いのにしてもらえる?」

「はい、わかりました」

と答えて・・・

 

公共の場ではペパーミントの香りが強すぎ、迷惑であることを

学び、また反省すると共に

この看護婦さんの間違った認識に

(アロマは香りに効果があるのに、それを知らぬ事)

もう少し常識的な基本的なアロマの知識位は知っておいていいのでは?

という疑問がわきました

 

フランスやベルギーでは、精油はメディカルに保険適用もされてきた歴史が

ありますが、日本はまだまだ遅れています

 

薬と併用して使って相乗効果を上げている実績があるのに残念です

 

日本の一部の最先端病院では、アロママッサージをリハビリや代替治療として

取り入れている所もあるようですが

これがもっと常識的に積極的に取り入れられる事を望んでいます

 

またその翌日、レモンとラベンダーの香りに戻して

マッサージを続けたら、この日は注意を受けなかったので

やはり、強すぎる香りと、一般受けする香りの好みを吟味しないと

いけないですね

 

上海に戻る日は、午前中のリムジンだったので

お見舞いには行けませんでしたが、予定通り

母は8月末に退院できたと連絡がありました

 

あとは、リハビリをきちんと出て

歩く練習をするのみ・・・

 

半年くらいかかるリハビリの結果で、また腰の痛みが出るか

足のしびれが出るかという問題が大きく作用するみたいなので

頑張ってもらいたいです

 

またいずれ、母のその後をこちらで

報告できればと思っています

 

YOSHIKO

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした ()
2013-10-05 03:27:36
大変でしたね。
お母様のお加減は良くなったのでしょうか。うちの母も10年前に腰を圧迫骨折しているのでお気持ちお察しします。どうぞお大事になさってくださいね!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。