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俺の屍を越えてゆけを素質に着目しつつ時々小芝居も挟みながら記録するブログ

要望・感想等や名前の候補がありましたら、
コメント、拍手お気軽にどうぞ。
まずは「はじめに」をご覧下さい。

《'20年8月から11月》朱点童子討伐

2011-02-06 09:45:18 | 小芝居【大江山攻略まで(完)】

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1020年

8月
■茂と那由多ノお雫との子、夢見来訪。

夢見「あの、初めましてお父さん。よろしくお願いします」
茂「あ……ああ、よろしくな」
恵那「恵那よ。よろしく。
  今月は選考試合に出るから、自習になるけど大丈夫よね」
夢見「はい大丈夫です。吉報をお待ちしています」

■道中
影丸「茂、どうしたんだよ、変な態度だったじゃないか」
茂「……自分の子ってこんなに可愛いと思えるものなんだな」
恵那「らしくないこと言っちゃって!立派に『お父さん』ね」


9月

あやめ(四代目)「影丸、ひどい顔。こればっかりは仕方ないでしょう」
影丸「だって、先月の選考試合の時は元気だったじゃないか!」
あやめ「そうね。優勝できて、本当に嬉しかったわ」
影丸「まだ。母ちゃんから一本とったこともない!孫の顔だって……!」
あやめ「夢見のことを孫だと思っているわ。
    朱点を…討つことは貴方にできて、私にできないことよ。
    皆のことよろしくね。そうそう、千代紙は一緒に埋めて頂戴。
    『布団の上で死ねるとは思わなかったな
    何だか申し訳ないわね』」
 

10月

影丸(五代目)「急に呼び出して悪いな」
茂「分かっているさ」
恵那「今年こそ討つのよね。覚悟は出来ているわ」
茂「影丸、今月に交神しとけ。無事に帰れるか分からないしな」
影丸「でも、恵那は……」
恵那「あたしはいいわ。夢見がいるもの」
影丸「すまない」

■影丸、東風吹姫と交神


11月

影丸「ありったけの常盤ノ秘薬と結界印持ったか」
恵那「ええ」
茂「行くか」

■石猿田衛門を余力をもって倒したため、このまま朱点へ向かうか否か意見が分かれる。

茂「引き返すべきだ。どれだけ強いか分からないのだぞ」
恵那「いいえ、これ以上一日たりとも鬼たちを野放しにする訳にはいかないもの」
影丸「そうだな。母たちの宿願を思えば……」
茂「影丸!わかっているのか!
  ここで仕損じれば俺たちの子がどれだけ悲しむと思っているんだ!」
影丸「落ち着け。ここでまた一月かければ悲しむものがもっと増える。
   今行って敗れれば、それは来月にしても同じ事だ」
茂「俺は次世代に幸せに平穏に生きて欲しいだけだ。
  そうか、その未来が遠のくかは、今更どうしようもないことなんだな。
  すまん。寒さで気持ちまで萎縮してしまっていたらしい」
恵那「茂さんの戦う理由が聞けたし、別にいいわよ
   行きましょ。そして帰りましょ!」
影丸「勿論生きてな」
茂「当然だ」



■朱点童子討伐後の面々
恵那「とりあえず感想でも言い合いましょうか」
茂「終わったと思ったのに、こんな展開予想していなかった。
  俺の覚悟どうすればいいんだ」
影丸「あんなに会心の一撃が出て倒せたのに、本体は地面に吸い込まれるとか。
   そのまま地面に激突すれば良かったんだ」
恵那「攻撃は二人がかばってくれたからほとんど受けなかったけど釈然としないわね。
   それにしても、着物どこから持って来たのでしょうね」
茂「夢見が来てなくて良かった。目の毒だ」
影丸「帰るか。俺の子にももうすぐ会えることだし」
恵那「そうね」








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ポカーンってなったのは多分プレイヤー全員だと思う。
茂の理由をちゃんと書けて満足です。


《'20年2月~7月》雪辱戦

2011-02-06 06:44:38 | 小芝居【大江山攻略まで(完)】

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1020年

2月
■閣と東風吹姫との子、恵那来訪
あやめ(四代目円)「私たちがあなたの親になるから」
茂「そういうこだ。何も心配するな」
恵那「……ありがとね」
影丸「それなら俺が兄だな!よろしくな、妹」
恵那「何か変なの」


3月
あやめ「まさか、あんな結果だったのに春の朱点童子討伐試合に呼ばれるなんてね」
茂「たしか、親父たちとあやめ姉が準決勝で惨敗したんだったよな」
あやめ「そうよ。今回こそはなんとしても」
影丸「母ちゃんが熱いのは珍しいな」
茂「はは、偶にはいいもんだ」

■朱点童子討伐試合終了

影丸「あいつら『くらら』ばっか使いやがって!判定負けなんて…くそっ」
茂「準優勝か。ま、良かったんじゃね?結構金ももらえたし。
  恵那に新しい小袖でも買ってやれるだろ」
あやめ「…夏は覚えていなさい」


5月
■鳥居千万宮にて
恵那「待って、あやめさん、茂さん!あたし今回初陣だから!
   そこ絶対大物がいるって!」
あやめ「大丈夫よ。あいつは術だと隊長ばかり狙うもの。
    それに先月に私奥義を創作したから、あなたが倒れる前に必ず倒すわ」
影丸「こんな雑魚ばっかり相手にしてたら、体が鈍ってしまうぞ」
茂「馬鹿言ってないで、さっさと進め」

恵那「今ほど自分が弓使いだったことを感謝していないわ」
影丸「母ちゃんに足向けて寝られないな。初陣にしては中々頑張ったな」
恵那「はーあぁ、早く体拭きたいわ。冷や汗かいちゃった」


7月

茂「なあ、お前は何の為に戦うんだ」
恵那「なに?急に。そうね、鬼を倒せば、お店が充実して色んな着物が買えるように
   なるから、かしら?」
茂「お前らしいな。あやめに聞いたら『鬼がいるせいで悲しむ人いるから。
  でも、答えなんて自分の中にあるもの』って言われるし、
  影丸なんか『かあちゃんが戦うから』だと、閣さんと似たことをいう」
恵那「へえ、あたしの父親ってそんな人だったんだ」
茂「まあな。優しくて強い人だった」
あやめ「茂、イツ花が準備できたって言ってる。早く交神へ行きなさい」

■茂、那由多ノお雫と交神



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いよいよ次世代です
あやめさんの健康度が心配だったなあ


《1019年10月~1020年1月》大江山は高く険しい

2011-02-05 15:40:00 | 小芝居【大江山攻略まで(完)】

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1019年

10月

■あめやと鳳あすかとの子、影丸来訪
あやめ「私が母よ。家では初めての拳法家のあなたに期待しているわ」
影丸「母ちゃん、よろしくな」

■重久、あやめ、茂の三人で鳥居千万宮で茂の初陣の支援
茂「閣さん、ただいま」
閣「おや、浮かない顔だね」
茂「鳥居千万宮で鬼がいたんだ。倒したら神の「風車お七」が解放された。
  神が勝てないのに、何で人間と神の子に倒させるんだ」
閣「神と人が交われば強くなるから倒せるらしいよ、いつかね」

11月、12月
■四人で大江山へ
重久「危ういと思ったらすぐに引波の符で撤退するんだぞ」
三人「了解」

■珍品や常盤ノ秘薬をたくさん得て、戦勝点・お金の額も大きく中々の収穫。

重久「来年こそは朱点を討てると信じている」
茂 「ん?何か言ったか?いつも馬鹿みたいに声がでかいくせに、急に小声になんなよ」
重久「お前はまだまだ未熟だと言ったんだ」
茂 「分かってる。出来るだけ早く答えを出すから」


1020年

1月
あやめ「閣叔父様は子を成さないの?」
閣  「あー、忘れてたなあ。でも茂がいるし、
    ちょっと体調良くないみたいだから遠慮しておこうかな」
重久 「何を言っている。東風吹姫に『弟とも是非に』と、
    茂を成した時に頼んでしまったのだぞ」
閣  「信じられない」
あやめ「本当に」
 
■閣、東風吹姫と交神
閣「重久はあなた様にご迷惑をお掛けしなかったでしょうか」
東風吹姫「あなたも、彼もどちらも素敵な人だわ。心配しないで。二人のわが子に風の祝福を」
閣「ありがとうございます」

閣「皆、お待たせ。無事に終えたよ」
影丸「閣さん!重久さんが……って閣さんも何だよ、その顔色」
閣「あはは、少し限界超えたみたいだね。玄関で逝くことになるなんて」
影丸「母ちゃん、早く来て!!」
閣「生まれてくる子をよろしくね、影丸。
  『うん、俺にしては上出来だ
   満足だ、ありがとう…』」

重久「茂よ、お前の答えを聞けなかったことが心残りだ。
   だが、急くな。お前がこちらに来る時に聞かせてもらおう」
茂「もう少しで答えがでそうなんだ。だから…いつもみたいに大声で説教しろよ」
重久「あやめ(四代目)を大切にするんだぞ。お前には、茂とのことで面倒をかけたな」
影丸「うん、母ちゃんは俺が守るよ。
   重久さんも茂もどっちも俺にとっては大好きな家族だから、そんなこと気にしないで」
重久「もう去らねばなぬか。閣が見える。
  『朱点には本当に色んなことを教わった
   勝つために何をすべきか……どれほどのものを捨てねばならないのか』」







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二人同時なんて、本当にお前らは。
影丸が重久と茂の橋渡しになっていた描写は入れたかったけど、冗長なのでカット!



《1019年7月から9月》はじめての しゅてんどうじ とうばつたい せんこう じあい

2011-02-05 15:39:35 | 小芝居【大江山攻略まで(完)】

登場人物はこちら

1019年

7月
■重久と東風吹姫との子、茂来訪
重久(三代目)「俺の子か!朱点討伐の為に尽力しろよ!父の重久だ」
茂 「……暑苦しいって言われない?」
重久「男が熱くて何が悪い!」
閣 「まぁまぁ、二人とも初対面なんだし、抑えて抑えて。叔父の閣だよ。よろしくね」
あやめ「従姉のあやめ。反発するのも良いけど静かにして」


8月
重久「茂よ、鍛錬は順調か?」
茂 「ああ」
重久「今月は討伐隊選考試合に出場しようと思っている。
   今月も一人で大丈夫であろう」
茂 「なぁ、ずっと聞きたかったんだけど、何で朱点退治を俺らがしなきゃいけないんだ。
   どうせ二年でできることなんて、たかが知れている」
重久「……俺の答えは、朱点がいるからだ!お前の考えはお前自身が考えろ。
   嫌なら家出でもなんでもするがいいわ!」

■準決勝で剣士三人組に全滅させられ、命からがら帰還
閣 「あやめちゃん、傷大丈夫?前線だったから、いっぱい攻撃受けたでしょう?」
あやめ「しばらく休めば治る程度です。閣叔父様は軽傷のようで安心しました。
    個人的には、司会者に『もっと準備してから来い』って言われたことの方が傷ついています」
閣  「悔しかったね」
茂  「おかえり……ってあやめ姉ボロボロじゃんか。あいつは何してたの」
あやめ「重久叔父様は、蔵で一人反省会をしてるから、あまり触れないであげて」


9月
重久「閣の体調が思わしくないし、俺もまだ安静にしている必要がある。
   あやめ、交神しないか」
あやめ「わかりました」

■あやめ、鳳あすかと交神
あやめ「異国のお茶なら考えておくわ」







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一人ぐらい鬼討伐に意味を見出せない子がいてもいいと思うんです。
あやめが鳳あすかを選んだのは、
奉納点が足りる相手の中で一番女の子扱いしてくれたからという裏設定。



《1019年1月から6月》仇討ち

2011-02-05 15:39:02 | 小芝居【大江山攻略まで(完)】

登場人物はこちら

1019年
1月
■あやめ誕生
閣  「うわぁ、可愛い女の子だー。閣叔父さんだよー。よろしく」
あやめ「……よろしくお願いします」
重久 「この重久のことは兄と思って頼るがいい!」
あやめ「ありがとうございます」
大器(二代目)「その辺にしておけ。
        あやめ、分かっていると思うが剣士とは前線に立つ者だ。
        己のためにも鍛錬を疎かにすべきではない。分かっているだろう」
あやめ「勿論です。ご教授の程、よろしくお願いします」
閣  「大器兄さん、そんな厳しいことを、来て早々に言わなくても良いじゃない」
大器「あやめのためだ。では、行ってくる」
あやめ「いってらっしゃい」

2月
■九重楼にて『七天斎 八起』打倒
あやめ「お疲れ様です。父様」
大器 「ああ、皆無事でよかった。
    そうだ、あやめ。お前に渡したいものがある」
あやめ「これは……千代紙ですね。とても美しいです」
大器 「俺の母、お前の祖母が集めていたものだ。捨てられず、使えないものなど譲るに限る。
    お前の名はな、初七日の日に相翼院で見た、狂い咲きの菖蒲からつけたのだ」
あやめ「父様がこんなに優しい顔をされるのは、初めて見ました」
大器 「そうか、少し酒が過ぎたか」
あやめ「叔父様たちは、もう潰れてしまったようですよ」 
大器 「情けない。あやめ、この夏は必ず仇を討つぞ」
あやめ「邪魔にならぬよう精一杯ついて行きます」


5月
閣 「大器兄さん、何だか顔色があんまり良くないよ」
大器「大丈夫だ。ただの寝不足だろう」
重久「兄上、今月は俺が交神させてもらってもよろしいでしょうか?」
あやめ「いいですね。白骨城は来月なんですから」
大器「そうだな、皆の言葉に甘えさせて貰おう。ちゃんと鍛錬はするのだぞ」

■休養するも大器の体調は悪化の一途を辿る。
大器「ここまでか。あとほんの数日なのに、もう……この体は動かないのか。
   母よ、あなたの無念を今、この身で実感しています。
   三代目はお前だ、重久。家と……娘を頼む。
   『んじゃ、お先に休ませてもらいます』」


6月
■白骨城
重久(三代目)「必ず、この手に勝利を!母の仇、そして、兄の悲願を忘れるな!」

閣 「何とか勝てたね」
重久「あやめ、よくやったな!」
あやめ「お二人の支援がなければ、無理でした。
    それに、復興が進んでいたお陰で、結界印が使えたことも勝因でしょうね」
重久「これで、胸を張って二人に報告できるな。早いところ引き揚げるぞ!」








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本当に予想外の大器の他界で本当にびっくり
何この展開。短命な子だったのね。
無事に仇討ちはできましたが、残念ながら年越すと復活するんですよね。