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雨の国の王者

探偵小説好事家本人のためのノート

その130これが愉しい・解決篇(2025/3/22)

2025-03-22 13:34:07 | 思考機械(旧題・探偵小説のこと)
 さて、前回の<その129これが愉しい(2025/3/20)>に対して、あなたは、著者名と出版社(叢書名)が、いくつほど、お判りだったでしょうか。以下、その解答です。

1.夏堀正元/日本文華社(文華新書) 
2.山下諭一/久保書店
3.三好徹/新潮社(新潮ポケット・ライブラリ)
4.三好徹/文藝春秋新社(ポケット文春)
5.三好徹/文藝春秋新社(ポケット文春)
6.南條範夫/文藝春秋新社(ポケット文春)
7.竜茂記/三一書房(三一新書)
8.上野瞭/三一書房(高校生新書)
9.樹下太郎/桃園書房(桃園新書)
10.中田耕治/桃源社(桃源社・ポピュラー・ブックス)
11.円山雅也/朋文堂(ケルン新書)
12.樹下太郎/グリーンアロー出版
13.夜の馬/一水社(かもめ新書)
14.中田耕治/光風社
15.船山馨/広済堂出版 (カラー小説新書)
16.新橋遊吉/青樹社
17.西東登/毎日新聞社(マイニチミステリーブックス)
18.楳本捨三/双葉社(双葉新書)
19.樹下太郎/角川書店(角川小説新書)
20.樹下太郎/KKワールドフォトプレス
21.鮎川哲也/文藝春秋新社(ポケット文春)
22.水上勉/新潮社(新潮ポケット・ライブラリ)
23.笠原卓/日本文華社(文華新書)
24.水上勉/光文社(カッパ・ノベルス)
25.泡坂妻夫/平凡社(平凡社新書)
26.柏田道夫/学研(歴史群像新書)
27.連城三紀彦/実業之日本社(ジョイ・ノベルス)
28.戸川昌子/平安KK(marine books)

 どれも古書店で買い求めた品です。ご時世かインターネット店からの購入が多いように記憶しますが、はっきりとは覚えていません。5.10.14.15.24.27.28.は(たぶん)実店舗で買い求めたものですけれども、割合は少ないですね。
 では、これらの書籍について、簡単に、わたくしのノスタルジーを交えて、順に説明しましょう。

 1.美本です。古本とはおもえないくらい。でもどこで購入したのやら。未読です。
 2.ようやく入手できた本。永年捜していたのですが、今一歩のところで買えなかったので、購入できたときはとても嬉しかったです。もちろん未読です。
 3.~5.このうち、3.と4.は最近読みました。佳品と思います。5.については、3.4.よりは、わたくしは、劣ると思います。
 7.8.状態良し。どちらも未読です。8.は最近購入したのですが、上記のうちで最も高価格だと記憶します。探偵小説ではありません。
 10.14.は同一書です。版元が違うだけ。作者のファンなので、買いました。世間では、この作者の『暁のデッドライン』をベストと挙げる方が多いようですが、わたくしは本書を推します。
 9.12.わたくしお気に入りの作家。ふたつとも探偵小説ではありません。
 11.これについては、5年前の当ブログ<机上殺人現場>へ感想を記していました。
 13.作者の探偵小説は『夜の眼』ばかりが、フィーチャーされますが、本書はどうなんでしょう。そう、わたくしは、未読なのです。
 15.このなかでは、もっとも古くに買ったような気がします。
 16.競馬を知らなくても<ディック・フランシス>は面白く読めるとは思いますが、この作者の作品は、競馬を知らないと面白くないかもしれません。
 17.未読です。
 18.もちろん、未読です。『迷彩ある殺人』すら読んでいないですから。
 19.作者の探偵小説としてのベストとの巷の評判。わたくしも同調します。
 20.ううむ。読んだの読んでいないのか。
 21.角川文庫版で読了済です。当時、鉄道(世間に?)に疎いわたくしは、題名の「ながら」を<長良>ではなく<そのまま変化しないで続く状態や様子>と意味を取り違えて、探偵作家には、面白いタイトルを付けるひともいるのだなあと感心していました。
 22.読んでいますが、内容は(もちろん)憶えていません。
 23.美本ですが、カヴァに新古書店のシールが貼ってありました。当然未読です。
 24.20年ほど前に読んでいました(当ブログ<机上殺人現場>参照)。ちなみに、読んだ記憶なし。
 25.26.未読です。さていったいいつ読むのやら。
 27.これは確信犯の二重買いです。出版時わたくしは新刊書店で購入し、すぐ読み了えました。出版社が出版社ですし、形式は新書ですから、軽く見られるかもしれませんが、作者の短篇集のなかでも一、二を争うであろう傑作(と、わたくしは判断します)。箱入り単行本が似つかわしいと読んだ直後素直にそう思いました。
 28.15年ほど前に読んでいました(当ブログ<机上殺人現場>参照)。何度も繰り返して、ファンには申し訳ございませんが、わたくしは、この作者の小説が苦手です。

 難易度:入門~中級程度
 と設定しましたが、作者名は、入門程度ながら、出版社やその叢書名は、案外難しかったかもしれませんね。
 満点の方は、わたくしから、拍手を進呈します。
 どうもおめでとうございます!
 パチパチ。
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