土曜日が好き

悪性リンパ腫(ホジキン病)の治療の日々とその後

治療の日々を振り返ってみると

2006-06-17 18:36:04 | 考えごと
そうそう実は1週間くらい前に、すでに振り返ってみてたんだけど
まだ治療がおしまいって決まったわけじゃないからなぁ・・と思って
書いていませんでしたーー。
治療が無事終わったので、書いてみます

あ、たぶん話長くなると思いますゴメンヨ!

でも、あえてがんばってひとことで感想をまとめると

私がんになったんだけど、たぶん人生で一番心が穏やかでいられた、かなーー

けっこうずっと人生いっぱいいっぱいな感じだったので・・

なんかね、小学生の頃ちょっと勉強ができたのよ、
それがはじまりだったのかなーー。
それで中学受験したら受かっちゃったの!
でも中学に入ったら、まわりがみーんなできる子なの。
で、私は勉強についていけなくてさー、でも多少のプライドがあって
そのプライドが自分を追い詰めていくんだよねーー。
家族からの期待もあるしさ。
やらなきゃやらなきゃ!がんばらなくちゃがんばらなくちゃ!
ん~でもやりたくないよぅ!かといって他にやりたいこともないよぅ!
みたいな感じで、高校受験は見事に失敗

高校は、ちょっと前向きになって?
やらなきゃやらなきゃ!がんばらなくちゃがんばらなくちゃ!
だけになって、まぁなんとか大学には合格して、とっても嬉しかったんだけど
でもやっぱり自信がなくて、どんどんネガティブになって
かなりどん底まで落ちて、正直死んじゃうこともよく考えてたんだよね、この頃。
(今は信じられないけどねー。)

その後ちょっと復活するも、今度は英会話とパソコンの学校のサークル活動に
精を出しすぎて、止まれない暴走列車みたいになって、
勢いでその英会話とパソコンの学校に就職したんだよねーー。
結局、暴走列車だったので、ほどなく脱線して止まりましたが

体力的にも精神的にも疲れ果てて、すごーく辛いなーーと思ってたんだけど
10円ハゲになるわけでもなく、胃潰瘍になるわけでもなく、
過呼吸になるわけでもなくて・・
私の辛さなんて大した事ないんだなーー、強くならなければ
と盛んに思ってました。
このとき22歳。


そして、25歳でがんが疑われて、診断が下って、治療をして、
終わってみて振り返ったら
22歳のときのほうが、ずっとずっと辛かったんだよねーー。
自分でもちょっと意外だった

それで、心の元気の大切さ・・みたいなものをとても感じたのです。

治療中、確かに辛くはあったけど、心はとっても元気だった
だからそんなに暗くなかったんだよね

もちろん体の病気なんて大した事ないとか言いたいのではなくて
誰もが限りある人生を生きていて、死に直面するとするならば
どんな状況でも、せめて元気な心だけはずっと失わないで・・
なんて考えたわけです。

未来とか希望とかをいつもまでも信じていたいなぁ~~と。
そしたら、絶対イイことあるはずだよーー!と。


まぁかなり振り返りすぎちゃったんけど・・

がんになって、今までの自分にもちょっと優しくなれた気がします

たぶんそんな気になれたのは私の力だけじゃなくて
今までにたくさんの優しい人たちに出会えたからこそなんだろうなぁ

私のことを知ってるみんなみんなに
改めて感謝です

まとまってないけど
とにかくありがとーーーーう