図書館、行く?

本の紹介~慰霊の日

沖縄戦75年 慰霊の日を迎えました。


学童疎開のため九州へ向かう途中に撃沈された対馬丸、多くの子どもたちが犠牲となりました。
悲しい対馬丸の話-命こそ大切- 久野 登久子・山本 和昭/文 松平 恒忠/英文 佐藤 八重子/絵 フレーベル館 2009年 絵本
対馬丸 大城 立裕/作 嘉陽 安男/作 船越 義彰/作 長 新太/画 理論社 2005年
海に沈んだ対馬丸 子どもたちの沖縄戦 岩波ジュニア新書 早乙女 愛/著 岩波書店 2008年

沖縄師範学校女子部・沖縄県立第一高等女学校からは、生徒222名、教師18名が沖縄陸軍病院に動員され、そのうち136名が戦場で命を落としました。戦後、彼女たちを「ひめゆり学徒隊」と呼ぶようになりました。
ひめゆりの沖縄戦 少女は嵐のなかを生きた 岩波ジュニア新書 伊波 園子/著 岩波書店 1992年
ひめゆりの少女たち 那須田 稔/著 偕成社  1977年



りゅう子の白い旗 沖縄いくさものがたり 儀間 比呂志/版画 新川 明/文 築地書館 1985年
実在する白旗の少女の取材はしておらず、犠牲になった琉球の子どもたちという意味で主人公を「りゅう子」とし戦争を伝える。

白旗の少女 比嘉富子/著 講談社  1989年
7歳の少女が体験した沖縄戦

13歳の少女が見た沖縄戦 学徒出陣、生き残りの私が語る真実 安田 未知子/著 WAVE出版 2015年
校長先生と軍の司令官との伝令役に選ばれた著者の戦争体験。

ケンの戦場日記 ぼくの沖縄戦 久手堅 憲俊/作 上西 康介/絵 偕成社 1985年
萌えろ!ガジュマル 沖縄戦から五十年、一家全滅の村で 久手堅 憲俊/作 田代 三善/絵 偕成社 1994年
著者の体験をもとに戦中・戦後を描く


南風(パイヌカジ)の吹く日 沖縄読谷村集団自決 下嶋 哲朗/著 童心社 1984年
読谷村の集団自決についての調査の過程と記録

ぬちどぅたから 木の上でくらした二年間 真鍋 和子/作 汐文社 1991年
戦争が終わったことを知らないまま、2年間ガジュマルの木の上で生き延びた男の話

海からぶたがやってきた! 下嶋 哲朗/作・絵 下嶋 幸子/絵 くもん出版 1995年
沖縄の人々が生きていくうえで大切な豚が、戦争によっていなくなってしまいました。沖縄の人たちを救うために、ハワイの沖縄県民が豚を届けるために立ち上がりました。ノンフィクション

小説
著者の友人たちの体験談をもとに書かれた物語
石になった少女 沖縄・戦場の子どもたちの物語 大城 将保/作 磯崎 主佳/画 高文研 2015年
かんからさんしん物語 沖繩戦を生きぬいた子どもたち 嶋 津与志/作 理論社 1989年
本名:大城将保 



そのとき、ぼくは戦場にいた 勇たちの沖縄戦 坂井 ひろ子/文 タカタ ケンジ/絵 偕成社 1995年
小学校5年生の少年の見た沖縄戦

ブーゲンビリアの咲く町で 山田 もと/著 難波 淳郎/画 金の星社 1992年(『首里の町がきえる日』1977年刊の改題改訂)
空襲で首里が焼ける前までを必死に生きた少年を通して戦争を伝える

四人の兵士のものがたり 代田 昇/作 宮良貴子/絵 理論社 1981年
この物語は大部分が作者の体験したことだそうです。戦争に負けた兵士としてアメリカ兵に追われても、沖縄のおばあに助けられ、生きようとします。


戦争をみた大きな木 大川 悦生/作 具志堅 青鳥/絵 あすなろ書房 1990年
首里城跡の大きなアカギを通して戦争を描いた

お母さんはアダン林でねむってる 真尾 悦子/作 こさか しげる/絵 金の星社 1992年(『すずはもうならない』1983年刊の改題改訂)
5歳の少女の戦争体験記


八重山諸島では軍により強制的にマラリアが発生する地域に疎開させられ、マラリアによる死者が多かった。
ヨーンの道 下嶋 哲朗/文と絵 理論社 1979年
石垣島
そてつ祭り 下嶋 哲朗/文と絵 理論社 1981年
波照間
忘れな石 沖縄・戦争マラリア碑 宮良 作/文 宮良 瑛子/絵 草の根出版会 1992年
波照間

絵本
てっぽうをもったキジムナー たじまゆきひこ/作・絵 童心社 1996年
激しい砲火の中一人になってしまった女の子はキジムナーに助けられ生き延びることができました。けれどキジムナーは・・・。
「てっぽうをもったひとは、てっぽうにたおされるのさあ。」おじいさんのことばが今の沖縄の問題にも響きます。

おきなわ島のこえ  ヌチドゥ タカラ〈いのちこそ たから〉 丸木俊・位里/文・絵 小峰書房  1984年
沖縄の苦しみを伝える絵本
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