昨夜も余震が続き不眠、早く目が覚めて近くにあるご先祖様が眠っているお墓がある西光寺へ
1人、ひなを連れて、大船渡の惨状を報告をし、幸いにも家族が無事であったことに感謝しなから
手を合わせ号泣してきたことを思い出す。
停電・断水、情報なし、先ずは、食料を確保しようと、住田町へ走った途中、ガソリンスタンドに立ち寄って
「遠野まで行けるか」と聞いたら、「無理だ、停電でガソリンスタンド作動しない」と言われ戻り
世田米町商店街を通り、洋服屋・食料品店・金物店に立ち寄ったが既に、品不足であった。
金物屋さんの旦那さんの話だと「12日には買い出しに来た人たちが多かった」と言っていた。
靴と衣類と鍋を買つている時に、見ず知らずの住田町の人が「何かの足しにしてくれ」と私ら夫婦に2000円を差し伸べて下さった。
お断りしたが、困っている時はお互い様だからと言って立ち去りました。
金物屋さんから「何という名前の方か」とお聞きしたら、「佐藤さん」とだけだった。
1年過ぎて、未だにあの時のお礼が言えていない自分が恥ずかしい・・・・
忘れたわけではない 必ず お礼をしようと思っている。
自分の気持ちの中でとんでもない出来事に地に足がついていない心境だったと今思う。
停電・断水・電信不通
ロウソクのあかりで過す