木振公園は、大野町の北部、谷汲との境界に位置します。本当にもう山際という感じの場所で、周辺は緑豊かです。少し南へ向けて歩くと民家も点在し、地域の方とのふれあいも子どもたちは楽しんでいました。
年長～年少児はそれぞれの体力に合わせ、途中でバスを降り遠足気分で歩きました。木振公園に到着するまでの間に、風の音や肌をなでていく感触に気づき、木々の緑や虫の息吹を感じ、秋の木の実や果実の手触りや色・香りを感じ、まさに五感で季節の移ろいを受け止めてきました。
気がついたことや感じたことを友だちや先生に自分から話してくれる子もいたり、口には出さないけれど、しっかりと心と体で受け止めている子もいます。園内では触れることのできない、さまざまなことに興味や関心を持つことのきっかけとして園外保育はとても意味のあることだと思います。また、長い距離をともに歩いていく過程で、友だちとの関わりもさらに深まっていきます。
