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各種保険適用ができるようになりました。

2011-03-19 | はりきゅう
今日は広島は暖かい日になりそうです。

被災地はまだまだ寒いようで、申し訳ないような気持ちです。
一日でも早く暖かくなるよう、祈っています。

広島もやっと個人の救援物資を受け付けるようになりました。
微力ですが、明日届けようと思います。



「温灸堂」では、各種保険診療ができるようになりました。
対称の疾患が限られており、また、医師の同意書が必要です。

お問い合わせいただきましたら、詳しく説明いたします。

はりきゅう治療は続けることが大事です。
保険が適用されれば金銭的にかなり続けやすくなると思います。

また、外出が出来ない方は訪問しての治療もできます。
お問い合わせください。


インフルエンザと「はりきゅう」

2011-02-08 | はりきゅう
体の中のことは見えないので、本当のところは体の中で何がどうなっているのかはわかりません。

様々な検査で数値を出したとしても、それはごく一部の状態だけのことで、体では数値には表れない、目にも見えないさまざまな力が働いているはずです。

たとえば、インフルエンザにかかった人の近くにいた人、全員がインフルエンザになるわけではありません。
インフルエンザにならなかった人は、

・たまたまウィルスに接触しなかった。
・接触したけど、手洗いうがいで体内への侵入は逃れた。
・感染はしたけど、すでに抗体があって発症しなかった(過去の感染や予防接種など)。
・感染はしたけど、本人の免疫力の方がウィルスより勝っていて発症しなかった。

思い浮かぶ理由を挙げてみましたが、いずれにしても見えたわけではないので、憶測でしか判断できません。

でも、4つの理由の中で一番うれしいのは
「感染はしたけど、本人の免疫力の方がウィルスより勝っていて発症しなかった。」
です。


先日、小学校5年の子が帰宅後、頭痛を訴えました。
話を聞くと、彼女の席の前後と右隣がインフルエンザで休んでいるそうです。
罹患した子の母親から、頭痛から始まり後で熱が出てきたという話も聞きました。

「はり」は嫌がるので、大椎と身中というツボにお灸。
長野式、初期の風邪に効く、委中・飛陽・崑崙に接触鍼と皮内鍼。

寝る前に、もう一度施灸。

朝には頭痛も治まり、熱も出ませんでした。

・ただの頭痛だったのかもしれません。
・「はりきゅう」はしなくても「感染はしたけど、本人の免疫力の方がウィルスより勝っていて発症しなかった。」のかもしれません。
・「はりきゅう」で免疫力が更に上がり、発症しなかったのかもしれません。

体の中のことは見えないので、本当のところは体の中で何がどうなっているのかはわかりません。
でも大事には至らずにすみました。

鍼灸治療は科学的根拠がない、とよく言われます。

でも、体の中は科学的根拠では表すことのできない小宇宙だと私は思います。






甘いもの

2011-01-14 | はりきゅう
先日、長野式の勉強会に参加した時、常に話題にあがったのが「甘いもの」の過食についてでした。

講師の方は鍼灸の学校でも教えていらっしゃるそうですが、最近の若者の元気のない様子に驚くと言われていました。
低体温で、低血圧、かつて若者にはあまりみられなかったような不調の数々。

夜間の学生の方が(年齢層がかなり上です)、ずっと元気らしいです。
以前は、夜間の学生は労働後の勉強ですから、昼間部の方が元気だったらしいですが、いつからか逆転したらしいです。

原因は食事と運動不足だろうと言われていました。

食事で気をつけないといけないのが、「甘いもの」、つまり炭水化物の過食です。

腹八分の食事で十分な炭水化物ですが、食事以外に口にしてしまうお菓子、果物、ジュースなど…
これらの余分な炭水化物「甘いもの」の摂取が体の不調を引き起こします。

松本先生の本に、
「血糖のアンバランスが症状の根底にあって、主訴(筋肉痛など)を引き起こしていたり、また時には、治癒を遅らす(慢性の炎症が続く)ことがある。」
「糖の感受性が高かったり、血糖のアンバランスがあると診断された患者は、多くのサインや徴候をよく訴える。背中の軽い痛みや、疲労感、アレルギー、副鼻腔炎、関節や靱帯の炎症、腓腹筋の痛みなど。」
と書いてあります。

実際、糖代謝に関係した反応が見られる場合は、糖尿病患者に限らず、血糖のバランスを整える鍼をすることで、主訴の痛みなどが取り除かれることが多いです。


勉強会の講師の先生は、全国の女子中高生に「甘いものはあまくない!」という題名の講義をしたいとおっしゃっていました。
どうして女子中高生かというと、これから妊娠、出産をひかえているからです。

まずは「甘いのも」による「冷え」。

いくら表面をお灸やカイロで温めても、体の芯の冷えがなかなか取れない場合は「甘いの」と「小麦粉」の過食です。
パンや麺類をご飯に代え、「甘いもの」をひかえてみてください。

それから「冷え」に通じた「不妊」。
妊娠後の「つわり」「逆子」「母乳不足」も「甘いもの」をやめると改善します。

しかも生まれた子供の「アトピー」も母親の「甘いもの」の過食でアレルギー体質ができてしまい、さらに本人が「甘いもの」を食べることで症状がでるということでした。

アルコールにも強い人と弱い人がいるのと同じで、「甘いもの」にも代謝能力の違いで強い人と弱い人がいます。
アルコールで酔っぱらうみたいに、すぐに変化が出るとわかりやすいのですが、不調の原因が「甘いもの」だとはなかなか気づきにくいです。
私自身、長野式を学ぶまでは、糖分がこんなに体に影響するとは思ってもいませんでした。

そういえば、以前このブログにも書いた、
「医者も知らないホルモンバランス」のなかにも、
「砂糖は副腎を刺激するので、副腎をサポートするための最初の第一歩は、砂糖とアルコールをやめることである。」
と書いてありました。

副腎の反応をみるツボが、血糖アンバランスの反応を見るツボのひとつと共通していたはずです。

場所は臍の斜め左下です。
松本先生はそこに感じられる軟らかく細長い塊を「シュガー魂」と名付けています。
砂糖の幼虫らしいです。
「甘いもの」の過食かなと思われる方は、捜してみてください。