黒川一郎研究28

28作目。風ぐるま1953年5月号発表。「ぼうふら」将棋浪曼集第二十四番

「ぼうふら」将棋浪曼集第二十四番
23手目78馬でも良いキズあり。
73角成、94玉、95銀、85玉、74馬、95玉、96銀、86玉、75馬、96玉、97銀、87玉、76馬、97玉、99香、88玉、77馬、89玉、82飛成、79玉、88龍、69玉、78龍、59玉、68馬、49玉、58馬、39玉、48馬、28玉、38馬、17玉、67龍、26玉、27龍、15玉、37馬、14玉、36馬、13玉、35馬、12玉、34馬、11玉、17龍、13桂打、同龍、同桂、12歩、21玉、22歩、31玉、32歩、22玉、23歩、12玉、24桂、21玉、22歩成、同玉、12桂成、32玉、33歩、31玉、41と、同玉、23馬、42玉、32馬、53玉、54と、52玉、43馬、41玉、32歩成、
まで75手詰
　作意は単純な追い趣向ですが、盤面をほぼ3/4周くらいするのは意表です。もっと意外なのは、歩の消化の仕方です。上辺に追って龍を切った段階でも歩が5枚も有り消化できるのかと思いますが、巧く使いきります。
　しかしこのくらいの題名になると、作者の説明が欲しくなりますね。