看護日記 by 鬼嫁

05暮に二世帯で住む義母の大腸がんが発覚するも無事完治。07.2の術後の定期健診で再び大腸癌発覚。お気楽主婦も活動開始!

永眠

2009-07-31 17:30:44 | Weblog
 7月16日7時20分、静かに息を引き取りました、、。もう、2週間も経ってしまいました。詳しく、書こうとすると、まだ涙が溢れてしまう。

 とにかく、最後の最後まで、家族に良かれということが第一のお義母さんでした。

 7月6日、通院での点滴ではとても間にあわない状態になり、入院。およそ10日間の入院でした。入院直後は混乱をきたしていたものの、点滴のお陰でとても元気に。記憶もしっかりしてきたし、伯父たちのお見舞いにもしっかり対応。みな、安心して帰っていったのに。

 15日ごろから、せん妄、いよいよ痛みが出だし、鎮静剤を使うようになっていました。最後の夜は苦しんだものの、夜が明け、自然に集まった息子や孫に囲まれ、言いたい事はすべて言い終わった途端、安らかに逝ってしまいました。先生や看護婦さんが慌てて機械等を付けようと気を取られているうちに、気がついたら、「心臓止まっています。」と言う状態に。

 一人、大好きな孫は間に合いませんでしたが、長く苦しむこともなく、本人の望むとおりの逝き方だったと思います。到らない嫁でしたが、とても可愛がっていただきました。

 合掌。

入院

2009-07-09 22:00:09 | Weblog
 2日、病院で点滴を受けても、歩けなほど衰弱。車椅子を借りて家に帰っても、全く食欲なく、薬も飲んでくれない。

 6日、かかりつけ医の第一回点滴日。点滴を受けたその足で、病院へ回される。救急で沢山の検査後、入院。

病状説明書

S状結腸癌、肝転移、術後3,5年

今回 全身倦怠感

今はまだ肝不全の状態ではないが、全身状態は良くない。
治療としては積極的な癌の治療延命はしない。
ベストサポートケア(Best support care)を行う。
対処療法(痛み止めなど)
人口呼吸器、心臓マッサージはしない。
入院してから、ステロイドホルモンによる治療を行い、一見元気になったように見えるが、副作用等考慮し、長期には使用せず。
急変もあるので、それに備える。

 今まで全く食べていなかった食事も進み、薬も看護士さんに毎回出していただき、抵抗せずに飲んでおり、とても元気になった様子だったのに、とてもショックだ。とにかく苦しまずに、快適に過ごして欲しい。目下、孫娘が優しくしてくれること、連休に東京に行っている孫息子が帰ってくるのが最大の楽しみ。

folfox中止

2009-07-09 21:35:48 | Weblog
 最近の義母のあまりの混乱振り、薬のせいではないにしても、このまま治療を受けることに疑問を感じ、主人と病院へ。義母の4回目の治療のぎりぎり前日。全く食べれなく、薬も拒否していることも報告。

 一週間前のエコーの結果も出ていた。こちらから申し出るまでもなく、治療は中止。肝臓の中は癌の塊だらけで薬は効いていない状態。入院するか家で見るかと聞かれ、本人のために出来るだけ家でということになる。

 しかし、次の日のFOLFOX予約はそのままにして、血液検査の結果、前にもあったように血小板の数値が良くないということにしていただいた。体力をつけて、涼しくなったら再開と本人には説明。

 今後は、近所のかかりつけ医で週三回、この病院で週一回診察を兼ねて点滴を受けて乗り切ることになった。

 余命1~2ヶ月宣告。

薬の管理

2009-07-01 20:34:33 | Weblog
 沢山の薬を飲んでいる義母だが、薬が足りなくなって、yumikongが病院、医院に走ることが多くなった。

 「お義母さん、お薬の管理yumikongがしましょうか?」と言っても、答えはいつも同じ。「まだ大丈夫。」「これが出来なくなったら、自分は終わり」「このくらいできる」

 とは言っても、あまりに薬が足りなくなるのはおかしいので、遅ればせながら、3箇所から出していただいている薬の、頂いてきた日にちと、何日分かをyumikongチェック。明らかにまだ2週間分はあるのに貰いに行って欲しいと言われたときは、きちんと記録をみせて説明。でも、「無いことは、無い」

 きちんとした人だったのに、格好もだらしなくなり、部屋も片付かなくなってきている。これでは薬も紛失する。嫁yumikongに探されるのも嫌なのだから、仕方なく事情を話して、もう一度お医者様にはお薬を出していただく。喘息、心臓に持病があり、骨粗しょう症や便通の薬もあるのだから大変。

 因みに、通常、義母の飲んでいる薬。

マグラックス錠:胃酸を中和する薬。尿路結石の発生予防。便通。
ワソラン錠:狭心症、心筋こうそくなどの薬。心臓を動かす血管を拡げる。
リポバス錠:コレステロールを下げる薬
ヘルベッサーRカプセル:狭心症の薬。血管を拡げて血圧を下げる薬。
スロービッドカプセル:気管支を拡げて呼吸を楽にする薬。喘息、気管支炎の薬。気管支の炎症を抑える薬。
キュバール100エアゾール:気管支喘息の薬。
ニトロダームTTS:冠血管を拡げることにより、心臓の負担を減らしてその働きを回復するための薬。以上、かかりつけ内科

ツムラ大健中湯エキス顆粒:胃腸の調子を整える。外科

ベネット:骨の密度、強度の低下を抑制する
ワンアルファー:高齢者の骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の治療薬。整形外科

 これに抗がん剤治療中はUFT、ロイコボリン、化学療法中はFOLFOXが加わる。こんな沢山の薬を管理していたのかと思うと、すごい。ケアマネージャーさんのアドバイスで、週一回看護士さんに来ていただいて管理してもらう方向に。上手いこと受け入れてくれればいいのだが。

頭の中の嵐

2009-07-01 20:29:38 | Weblog
 時々あれ?と思うことはありました。義母。地元のかかりつけ医に認知症の相談をしていたのだが、3年かかって進む病状が4年になる程度で、沢山の薬を飲んでいる義母の場合はお勧めできないと言われてしまった。

 主人もyumikongも認めたくなかったし、大丈夫、大丈夫と、大きな事件にはならずに済んでいた。勘違いが多いなぁ、理解力もにぶったなぁと心配はしていたのだが。

 それが、加速度的に頻繁になるも、とりあえずは大事なく済んでいた。

 昨日、どか~んと爆発。今日も大事件。老人の典型的な○゛ケ状態。書くのも哀しい、詳しいことは省略。大事なものはみんな無くなる。勘違いして勝手にタクシーにお金も持たずに乗っちゃうし、植木屋さんにも、看護婦さんにも、エコー検査の方にも、迷惑をおかけしました。

 日ごろお世話になっているヘルパーさんからも、このごろ様子がおかしいと連絡が行き、タイミングよく、ケアーマネージャーさんが訪問して下さった。主人も同席して話し合い、ヘルパーさんに来ていただく日を週二日に、看護士さんに来ていただくのを週一日にしていただいた。二世帯で住む義母だが、食事などはyumikongが毎日運ぶことに。