Xin Chao
敦煌の目玉はなんと云っても「莫高窟」である。
鳴沙山の断崖に掘られた石窟の数は1000以上と云われる。
観光客は中国人と華僑が圧倒的に多い。
従って
中国の観光スポット同様、彼らとの押し合い圧し合いが
薄暗く狭い窟の中でも繰り広げられる。
写真撮影は全面禁止でカメラの持ち込みは許されない。
一部の窟は入場料の他に特別観覧料金が必要で
入り口には鍵が掛かっており制服の係員がいて
許可されたグループの人数を数える。
窟に入り終わると扉を閉めてしまう。
一部中国人観光客はそれを知らずに潜り込んできた。
他の窟と違って人数が少ないことを喜んで奇声を発したりしたが
扉が閉まりかけるとやっと気がついて出て行った。
わが輩はいくつもの窟への出入りや
特別窟への急な階段の上がり下がりで
すっかり疲れてしまった。
莫高窟の観光が終わって正直なところ
ホット息をついた。
井上さんや平山さんのような感慨は特に持てなかった。
ホテル近くの交差点には信号機があった。
先頃日本政府の援助でハノイの交差点にも
信号の切り替わりを秒単位で示す
これと同じ様な信号機が登場した。
静かな街には観光客目当ての骨董屋の看板が目に付いた。
備忘録;
スーパーの店頭からナイアガラが姿を消した。
仕方なくデラウェアーで間に合わせた。
歯医者に定期チェックに行く。幸い悪くなっている歯は無かった。
次回チェックは来年一月。
インドカレーが食べたくなり、わが輩が歯医者に出掛けた間、
神さんに紫玉ネギを炒めておいてもらう。
黒豚のひき肉を油で熱したクミンシードと共に炒める。
にんにく、生姜、セロリー、トマトおよび林檎と人参をおろしたもの
更に微塵切りした茄子を混ぜて炒めてからハーブを入れて煮込む。
カレーは市販の「キーマ・カレー」を使い、最後にヨーグルトと
ガラムマサラで辛さを調節する。
勿論赤ワインや塩、レッドペッパーなどのスパイスも適宜使用する。
毎度同じ味のものは出来ない。
今回の味は家人からは高い評価を得る事が出来た。