親不孝友の会アラタメ
まつげ作「てるてるぼうず」
皆さんこんばんは、あなたのブースター、ヤスミンです。
GW明けの2週間、皆さんはご機嫌にお過ごしになりましたか?
気候が乱れて大変どころではなかったですね。
竜巻。。。私の愛する茨城に甚大な被害を及ぼしました。
地震の被害も大きかった地域に、さらに追い討ちをかけるような自然界からの試練に、被災者の皆さんの苦しみややりきれなさを思うと、何も出来ない自分が悔しいです。
気候の乱れが心の乱れを生み出し、先週のヤスミンは3日間ほど軽い頭痛で悩まされ、気圧の変化に過敏なノノちゃん、ドラコちゃんも気持ちが悪いとのことで1日学校を休むほどの不調でした。
天気が良くなると自然に体調も持ち直すので、ホントに現金なカラダの母子です。
そうそう、簡単なお知らせですが、本稿を以ってドラコちゃんは「まつげ」ちゃんに改名いたします。
「ドラコって呼ばれるのヤダ!!」
と鋭いパンチを繰り出しながら抗議してきたので、まあ、母も実態に似合わず「ヤスミン♪」と名乗っていることでもあるし、可愛い名前でよばれたほうが本人も可愛く育つだろうということで、「まつげ」ちゃんです。
う~ん、キューティー
こんなふうに、我が子のみならず、友人・知人に愛称をつけるのが大好きなヤスミンですが、表題の会も、本当の名前があり、それは「不登校保護者の集い」といいます。
ヤスミンの住まいする世田谷区教育委員会の管轄下で、毎年度、月に2回程度の頻度で行われる不登校児の親のための、メンタルサポート的な会合です。
内容は、特に学校内でのカウンセリング経験が豊富なコーディネーターのOさん、ご自身の子育て経験から不登校児の親のサポートをしてくださるSさんの進行により、親御さんが今現在の子供と学校とのあいだにある問題点、子供の内部的な素因、自身が抱える苦しみ、悲しみ、怒りなどを打ち明けて、お互いの悩みを分かち合ったり、解決方法を模索しあったり、というような自助グループ的な色彩があるものが特徴です。
この会合に、ヤスミンも通い続けて足掛け4年になりました。
長かったような、短かったような。。。
ノノちゃんが小学校4年生で不登校になってからいままでの、ヤスミン母子の変遷をず~っと見守ってきてくださったのが、同じ不登校児をもつ親として集った仲間たちであり、何よりも、豊かな人間性と深い洞察力で心を包んでくださったのが、OさんとSさんのお二人です。
泣いたり、喚いたり、うめいたり。
歯を喰いしばって、毎日毎日、子供と学校と先生方と、そして自分自身と向き合ってこられたのは、この「不登校保護者の集い」があったからだと思います。
ヤスミンが通い始めた、ちょうど4年前の今頃からしばらくは、ホントににっちもさっちもいかなくて、自分自身がくたばりそうになりながら、赤子のまつげちゃんを抱えてノノちゃんを学校に引っ張っていった日々もあり、当時のヤスミンの心象風景は相当な深刻さでダークネスだったのかもしれないです。
なので、集ってくる親たちのどうしても出てくるネガティブ発言やネガティブ思考に引きずられそうで、それもすごくすごく辛かった~。
こんなに親を泣かせるなんて、なんてワルイお子達なのかしらッ
と、半分ジョーク、半分本気で「親不孝友の会」とあだ名をつけて、会に参加していた、という次第です。
(これって、裏返しには「子供不孝友の会」ってアイロニーもあるんですけどね。人間て相互関係だと思うので、親も子供も、どっちかだけが悪いってことはないんですよ)
そんな中で、一際存在感があったのが、常に明るさを絶やさないYさんという先輩ママさん。
彼女のたたずまいや哲学、子供に対する信頼感の持ち方には、その後とても影響されて、ヤスミンは戦闘的教育ママから、子供を社会へ送り出すための方法をよくよく考えるママに変わっていったように思えます。
4年も通ってると、人間の変わるさまがよくわかって。
自分自身の思考方法や発想も変わって、よりポジティブな、より実践的な、より包括的な物事の考え方を手に入れられたことは、不登校という方法で強烈な自己主張をしたノノちゃんのおかげでもあるし、一緒に踏ん張ってくれているママさんたち、の姿そのものを見せてもらえたおかげでもあります。
先日も、
「今年度はもう『~卒業~』しちゃおうかな。ノノちゃん、一応ガッコ行ってるし。。。」
と思っていたところに、くだんのYさんから優しくお誘いをいただき、
ついフラフラと行ってしまったら、
やっぱり集ってるママさんたちが最高にカッコ良くて、
ブッキングしていた用件をキャンセルして、会の終了まで居てしまいました。
この、最高にクールなママさんたちの子供に産まれたいよ!!
と、思わず口走ってしまうくらい、
ママさんたちは自分の魂を燃やして、全力で子供と向き合っていて。
個別具体的なケースは挙げられないのだけど、それぞれのママさんが、子供たちを将来社会に送り出すときのことを見据えながら、今現在の子供の「真実の」状態を見極めると言う極めて難しい判断を、全人格を賭しておこなっているということが、まさに親にしか出来ない仕事だなあ、と深く深く感銘を受けたのでした。
そんな感想を漏らしたら、Sさんが
「ヤスミンさん、そしたらもう、『親不孝友の会』っていう言い方はやめて、『親孝行友の会』という言い方に変えてくださいよ。私たちは子どもに育てられてるんですから」
と仰るので、それはもうその通りだわ~、わての言い方がアカンかったわ~、ということで、「親孝行友の会」に愛称を変更させていただきました。
もし、このブログをご覧になられている方で、お子様の不登校に一人でお悩みの方、また、悩んでおられる知人・友人がいらっしゃる方、どうぞ、お住まいの地域でのサポート機関としての自助グループ、行政主催の会合、勉強会、相談会、教育機関などに勇気をもって参加してみてください。期待はずれのこともあるかもしれませんが、「求めよ、さらば与えられん」です。
きっとどこかに、私たちを社会につなぎとめてくれる場所に辿り着けるはずです。
ひとりぼっちで悶々と深刻に悩んで、問題を悪化させるよりも、みんなで悶々したほうが良い知恵も湧いてくるし、エネルギーのチャージも出来るし、帰り道に美味しいパン屋さんに寄ったりお洋服を見たりする余裕もうまれて気分転換になりますよ。
子供が学校に行っていなくても、ご自身はPTA活動を通して学校や地域に貢献したママもいましたし、「まだ幼いうちに子供のSOSサインを見つけてあげて」ってお話してくれたママもいます。
実際、ヤスミンがノノちゃんの発達障害を発見できたのも、「友の会」のママさんからの示唆があったからです。
お子様方の状態は、人それぞれでヤスミンが書けるところではないけれども、少なくとも彼ら、彼女らにとっては不登校という時期は、成長のための必要不可欠なステップなんだろうな、という気がします。
それから、彼らの成長振りをみていると、人間の持つ弾力性とか自然な回復力には
かなり期待が出来るなあ、というのが実感です。
義務教育でも、高等学校でも、それぞれの時期のコースから逸脱しても(外形的にはドロップアウトに見えるので、親の焦燥感は計り知れないけども)、一時期の潜伏期間中オーダーメイド的な学びの方法を模索してくれているので、出てきたときにはある意味タフな子供になっている印象が多々あります。
ともかく、「親孝行友の会」。
入り口はブルーでも、出口はハッピーになって帰れたいいな、そんな会合です。
ここは、今後もずっとヤスミンのホームグラウンドです
※世田谷区での「不登校保護者の集い」の日程
5月16日(水)教育センター終了
6月5日(火)教育センター
6月20日(水)教育センター
7月4日(水)三茶しゃれなあど
7月17日(火)教育センター
8月22日(水)成城ホール
9月4日(火)教育センター
9月19日(水)教育センター
時間は午前10時~午後1時まで。
三茶しゃれなあどの回のみ午後7時から9時まで
予約不要。途中入退室可能。
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/koho/koho/2012/120515/index.html
まつげ作「てるてるぼうず」
皆さんこんばんは、あなたのブースター、ヤスミンです。
GW明けの2週間、皆さんはご機嫌にお過ごしになりましたか?
気候が乱れて大変どころではなかったですね。
竜巻。。。私の愛する茨城に甚大な被害を及ぼしました。
地震の被害も大きかった地域に、さらに追い討ちをかけるような自然界からの試練に、被災者の皆さんの苦しみややりきれなさを思うと、何も出来ない自分が悔しいです。
気候の乱れが心の乱れを生み出し、先週のヤスミンは3日間ほど軽い頭痛で悩まされ、気圧の変化に過敏なノノちゃん、ドラコちゃんも気持ちが悪いとのことで1日学校を休むほどの不調でした。
天気が良くなると自然に体調も持ち直すので、ホントに現金なカラダの母子です。
そうそう、簡単なお知らせですが、本稿を以ってドラコちゃんは「まつげ」ちゃんに改名いたします。
「ドラコって呼ばれるのヤダ!!」
と鋭いパンチを繰り出しながら抗議してきたので、まあ、母も実態に似合わず「ヤスミン♪」と名乗っていることでもあるし、可愛い名前でよばれたほうが本人も可愛く育つだろうということで、「まつげ」ちゃんです。
う~ん、キューティー
こんなふうに、我が子のみならず、友人・知人に愛称をつけるのが大好きなヤスミンですが、表題の会も、本当の名前があり、それは「不登校保護者の集い」といいます。
ヤスミンの住まいする世田谷区教育委員会の管轄下で、毎年度、月に2回程度の頻度で行われる不登校児の親のための、メンタルサポート的な会合です。
内容は、特に学校内でのカウンセリング経験が豊富なコーディネーターのOさん、ご自身の子育て経験から不登校児の親のサポートをしてくださるSさんの進行により、親御さんが今現在の子供と学校とのあいだにある問題点、子供の内部的な素因、自身が抱える苦しみ、悲しみ、怒りなどを打ち明けて、お互いの悩みを分かち合ったり、解決方法を模索しあったり、というような自助グループ的な色彩があるものが特徴です。
この会合に、ヤスミンも通い続けて足掛け4年になりました。
長かったような、短かったような。。。
ノノちゃんが小学校4年生で不登校になってからいままでの、ヤスミン母子の変遷をず~っと見守ってきてくださったのが、同じ不登校児をもつ親として集った仲間たちであり、何よりも、豊かな人間性と深い洞察力で心を包んでくださったのが、OさんとSさんのお二人です。
泣いたり、喚いたり、うめいたり。
歯を喰いしばって、毎日毎日、子供と学校と先生方と、そして自分自身と向き合ってこられたのは、この「不登校保護者の集い」があったからだと思います。
ヤスミンが通い始めた、ちょうど4年前の今頃からしばらくは、ホントににっちもさっちもいかなくて、自分自身がくたばりそうになりながら、赤子のまつげちゃんを抱えてノノちゃんを学校に引っ張っていった日々もあり、当時のヤスミンの心象風景は相当な深刻さでダークネスだったのかもしれないです。
なので、集ってくる親たちのどうしても出てくるネガティブ発言やネガティブ思考に引きずられそうで、それもすごくすごく辛かった~。
こんなに親を泣かせるなんて、なんてワルイお子達なのかしらッ
と、半分ジョーク、半分本気で「親不孝友の会」とあだ名をつけて、会に参加していた、という次第です。
(これって、裏返しには「子供不孝友の会」ってアイロニーもあるんですけどね。人間て相互関係だと思うので、親も子供も、どっちかだけが悪いってことはないんですよ)
そんな中で、一際存在感があったのが、常に明るさを絶やさないYさんという先輩ママさん。
彼女のたたずまいや哲学、子供に対する信頼感の持ち方には、その後とても影響されて、ヤスミンは戦闘的教育ママから、子供を社会へ送り出すための方法をよくよく考えるママに変わっていったように思えます。
4年も通ってると、人間の変わるさまがよくわかって。
自分自身の思考方法や発想も変わって、よりポジティブな、より実践的な、より包括的な物事の考え方を手に入れられたことは、不登校という方法で強烈な自己主張をしたノノちゃんのおかげでもあるし、一緒に踏ん張ってくれているママさんたち、の姿そのものを見せてもらえたおかげでもあります。
先日も、
「今年度はもう『~卒業~』しちゃおうかな。ノノちゃん、一応ガッコ行ってるし。。。」
と思っていたところに、くだんのYさんから優しくお誘いをいただき、
ついフラフラと行ってしまったら、
やっぱり集ってるママさんたちが最高にカッコ良くて、
ブッキングしていた用件をキャンセルして、会の終了まで居てしまいました。
この、最高にクールなママさんたちの子供に産まれたいよ!!
と、思わず口走ってしまうくらい、
ママさんたちは自分の魂を燃やして、全力で子供と向き合っていて。
個別具体的なケースは挙げられないのだけど、それぞれのママさんが、子供たちを将来社会に送り出すときのことを見据えながら、今現在の子供の「真実の」状態を見極めると言う極めて難しい判断を、全人格を賭しておこなっているということが、まさに親にしか出来ない仕事だなあ、と深く深く感銘を受けたのでした。
そんな感想を漏らしたら、Sさんが
「ヤスミンさん、そしたらもう、『親不孝友の会』っていう言い方はやめて、『親孝行友の会』という言い方に変えてくださいよ。私たちは子どもに育てられてるんですから」
と仰るので、それはもうその通りだわ~、わての言い方がアカンかったわ~、ということで、「親孝行友の会」に愛称を変更させていただきました。
もし、このブログをご覧になられている方で、お子様の不登校に一人でお悩みの方、また、悩んでおられる知人・友人がいらっしゃる方、どうぞ、お住まいの地域でのサポート機関としての自助グループ、行政主催の会合、勉強会、相談会、教育機関などに勇気をもって参加してみてください。期待はずれのこともあるかもしれませんが、「求めよ、さらば与えられん」です。
きっとどこかに、私たちを社会につなぎとめてくれる場所に辿り着けるはずです。
ひとりぼっちで悶々と深刻に悩んで、問題を悪化させるよりも、みんなで悶々したほうが良い知恵も湧いてくるし、エネルギーのチャージも出来るし、帰り道に美味しいパン屋さんに寄ったりお洋服を見たりする余裕もうまれて気分転換になりますよ。
子供が学校に行っていなくても、ご自身はPTA活動を通して学校や地域に貢献したママもいましたし、「まだ幼いうちに子供のSOSサインを見つけてあげて」ってお話してくれたママもいます。
実際、ヤスミンがノノちゃんの発達障害を発見できたのも、「友の会」のママさんからの示唆があったからです。
お子様方の状態は、人それぞれでヤスミンが書けるところではないけれども、少なくとも彼ら、彼女らにとっては不登校という時期は、成長のための必要不可欠なステップなんだろうな、という気がします。
それから、彼らの成長振りをみていると、人間の持つ弾力性とか自然な回復力には
かなり期待が出来るなあ、というのが実感です。
義務教育でも、高等学校でも、それぞれの時期のコースから逸脱しても(外形的にはドロップアウトに見えるので、親の焦燥感は計り知れないけども)、一時期の潜伏期間中オーダーメイド的な学びの方法を模索してくれているので、出てきたときにはある意味タフな子供になっている印象が多々あります。
ともかく、「親孝行友の会」。
入り口はブルーでも、出口はハッピーになって帰れたいいな、そんな会合です。
ここは、今後もずっとヤスミンのホームグラウンドです
※世田谷区での「不登校保護者の集い」の日程
5月16日(水)教育センター終了
6月5日(火)教育センター
6月20日(水)教育センター
7月4日(水)三茶しゃれなあど
7月17日(火)教育センター
8月22日(水)成城ホール
9月4日(火)教育センター
9月19日(水)教育センター
時間は午前10時~午後1時まで。
三茶しゃれなあどの回のみ午後7時から9時まで
予約不要。途中入退室可能。
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/koho/koho/2012/120515/index.html