ONE-your booster

私はあなたのブースター。
あなたの中に在る小さな輝き、才能のきらめき、を
思いっきりブーストしてくださいね。

敬老の日、前夜におもう。

2012年09月16日 22時51分14秒 | 日記


鶴は千年、亀は萬年。

敬老の日、前夜におもう。





ハイ、皆さんこんばんは!!
あなたのブースター、ヤスミンです。





明日は幸せの敬老の日ですね。
ヤスミンには、血の繋がるお祖父さん、お祖母さんは既に他界しているのですが、折々にお墓参りしたり、お仏壇にお線香あげたりしながら、けっこう身近に祖父母の存在を感じながら生活しています。





そして、何より嬉しいことは、主人の実家のお祖父さん、お祖母さんがお達者で、かなりお元気に暮らしているということです。
ノノちゃんやまつげちゃんにとっては、曾おじいさん、曾お祖母さんです。
お年寄りが元気で暮らしているご家庭は、ご家族のお世話が本当に良く出来ているからこそだと思います。





もちろん、ご病気で元気のない方、ご家族なりの事情でお世話が難しいご家庭もあることは、重々承知です。
老人介護を長年されているご家庭の奥様が、「医療が発達しすぎるのも問題だわね」と呟いたこと、その真意も理解できます。





でも、私たちは、あの3.11で、年寄りも子どもも、若い人も、働き盛りのお父さん、お母さんたちも、善人か悪人かの区別無く命を絶たれたことを知っています。





だからこそ、
「いま、生きている」
ということにどれだけの奇跡があるのか、ということを改めて感じずにはいられないのです。




お祖父さん、お祖母さん、敬老の日、おめでとうございます。
宮城県内陸部に住んでいることで、震災の被害はほとんど報道されませんね。
震災から1年半経って、ようやく街は復興してきたようですね。
その間に、道路の破損などで事故に遭われたり怪我をした方もいらっしゃいました。
お父さんも、激務ですっかり痩せてしまいましたね。




あの震災が起きた日から1週間経って、ようやく電話がつながったときに、「東京の家にお祖父さん、お祖母さんだけでも避難してきて。必要な医療も受けられるから。」とのヤスミンの申し出に、
「自分の生まれ故郷じゃないと落ち着かないから東京には行かない。それに、戦時中を思えばなんてことないから」と仰っていたそうですね。
実は東京も、決して安全なところではないということで、西に逃げる人もいたけど、うちにはそんな場所無かったし、仕方がないことは受け入れて暮らすのは、私たちも同じでした。




実は、震災以降、一度も宮城県に帰っていません。
震災以来のお盆と正月、パスしました。
そして今夏のお盆も行きませんでした。
被災地が怖いからではなくて、
もう帰れない、帰る資格がないと思ってしまったから。




これだけ、命が多く失われる現実を目の当たりにして、自分も子どもが2人いて大事に育てているだけに、命のあることの尊さ、死にゆくことの意味を考え続けて来た私なのに。何をどう追い詰められたのか、追い詰まったのか、ノノちゃんを締め殺そうになったことがあるのです。




8ヶ月前。
小学校への不適応で、連日泣きながら暴れまくるノノちゃんを見て、発作的に玄関先に押し倒して首に手をかけてしまったのです。




指先にノノちゃんの脈拍を感じて、慌てて手を引っ込めたおかげで大事には至りませんでしたが、この体験はあまりにも恐ろしすぎて、私をずいぶん苦しめてきました。




ノノちゃんもショックを受けたかもしれませんが、私自身もショックで、すぐに自分のしたことを夫や両親に報告し、ノノちゃんの主治医のカウンセリングも受けました。
ノノちゃんには、「ママがおかしくなったらすぐに逃げなさい。それから警察に通報して助けを呼びなさい」と教えました。
ノノちゃんは、近所の交番のお巡りさんとも仲良しだから、確実に実行できるでしょう。




一番子どもを守るべき親から逃げるための方法を教えられるなんて、可哀想な子どもです。




そんなこともあったから、あの恐ろしい震災に遭って逃げ延びてきた人たちに、合わせる顔なんてないと思いました。




だから、ずっと、わたしも逃げています。
ごめんなさい。




でも、お祝いはお祝いだから、東京のケーキ屋さんの、美味しい焼き菓子を贈りました。




敬老の日、おめでとうございます。
私はそちらには行かれないけど、正月にはひ孫二人を今よりもっと大きくして、顔見せにいかせます。
どうぞ楽しみに待っていてくださいね。








フラット
ちょ、ちょっと、ヤスミンさん。
重いんじゃないの?この話。




ヤスミン
ええんよ。
人間さ~明るいところばかりじゃないって。
暗いところやドロドロしたものは、絶対にあるって。
それに、人間はいつか必ず死ぬンやで。
それまで、全力疾走ととぼとぼ歩きの繰り返しだし、輝く生ってのは死の色に濃い~く縁取られているもんよ。




フラット
それにしてもさ~。
お客さん引いちゃうよ??




ヤスミン
去らば去れ。
あのね、フラット。
アタシ、この短い36年の人生で、いろんなこと経験してきて、こんなこと経験したくなかったな~~~ってことも山ほどあるのよ。
この、子どもに手をかけてしまった一瞬なんて、絶対に消えない罪だし、自分にとっても凄いトラウマだよ。
でも、不幸中の幸いっていうか、ノノちゃん自身は相変わらず輝いているし、ちゃんと健全な反抗期を迎えてグイグイ生きてるよ。もちろん、私のしたことで傷ついて、将来「かあちゃんのバカヤロ~!!」って立ち向かってくる可能性もあるから、それについてはがっちり受け止める覚悟して待っているよ。




フラット
こういう話題に触れると、いろいろ敏感に反応して傷ついてしまう人もいるんじゃないかな。




ヤスミン
アタシもそれを懸念しています。
話題として重いテーマを、実は重層的に仕込んであります。
多方面に影響が出るかもしれません。
そのときはご免なさい。アタシも皆さんの心の動きまでは責任持てないのです。
でも、アタシ的にはこれに触れずして、いじめ問題や虐待、障害児育児、また命の選別に関わる話題を語るべからずというか、自分自身の研究の壁にもなりえると思ったよ。
だから、リミットはずす意味でも、この自分の犯した過ちを白日のもとに晒して、アタシ自身がどう生きて行くのかの道を、改めて見つめなおしてみたいと思った。
アタシがどう生きて死んでいくかというのを、子どもに見せること自体が「遺産」になるように。




フラット
そうかあ、重いなあ~。
確かに、ヤスミンは常日頃から言っているよね。
自分が死んだ後に、障害をもっている我が子たちが暮らしていかれるシステムを創る!!ってね。




ヤスミン
親だから当たり前に考えるでしょ。
それは、障害があってもなくても同じことよ。
ただ、障害の質や重さで、真剣味というかシリアスさ加減は変わってくるのも然りだよ。
うちの子は、知的な遅れはないけど、むしろ知的レベルは高いかもしれないけど、それゆえの不全感とか相当キツイよ。
そういう子を、きちんと充実した大人に育てて、楽しく日々の糧を得て生活しながら、生きがいもあるような暮らしを、ある程度方向付けたいからね。
子どもにとっては、親って一番身近なモデルだし、社会をみるときの初めての窓でもあるから、親自身がいかに生きていかに在るかは、子どもには重要な情報源にも価値基準にもなると思うよ。
私自身の生き方が、子どもにとっては、肯定すべきものでも否定すべきものでも、何かしら参考にしてもらえればそれでいいの。
逆にいうと、私は自分に嘘をつくような生き方は、参考モデルとして無責任すぎるから、それはできないと思ったよ。




フラット
敬老の日のことよりも、相変わらず自分語りだね。





ヤスミン
アンタを助手にしたのは、すっとぼけた相槌を打つのが上手いからだよ
アタシ、たぶん、今が一番幸せなんじゃないかな~?
ず~っと憎んできた両親と、仲良く敬老の日ケーキも食べたしさ。
あ、百合子会を兼ねたの。
明日、百合子が出かけるって言うから、今日一緒にデパートにお買い物に付き合ったり、ケーキ買ったり、ジ~ジともランチにお寿司食べて孫と遊ばせてあげたり、旦那の実家にお祝い贈ったり向こうからお酒もらったりするのもありがたく感じるし、彼氏はいないけど言いたい放題言わせてもらってる旦那は一応いるし。
子どもたちは元気良く育ってるしね~。




やっぱり、瞬間瞬間の感情に振り回されてはダメなの。
一瞬の、美味しい蜜みたいな時間は、もちろん一瞬で舐め尽くして栄養にしていくんだけど、どうしようもないことはサラサラ流してしまうか、あえて腹におさめていくしかないようなこともあるのね。
それを怨念にしないで、美しく昇華させるには、時間と生きるための知恵が必要だよ。
その知恵を蓄えて行くと、必然的に歳を取るからね。
だから、アタシ、歳取るの大好き。
いつまでも人生に業突く張りな、明るい色惚けばーさんになりたい。
そんなわけで、お年を召した方が喜んでるの見るのは、快いっていうか、ホントに嬉しいよね。
あー、自分もああやって笑って歳取りたいと思う。
笑う回数をたくさん重ねたい。
どちらのお年寄りも、アタシにとっては大事な参考モデルよ。
だから、敬老の日は、おめでとうなんだよ。




フラット
そうかあ。
確かに、わたしも昔、バイト先のお店に来たお年寄り、っていうか人生経験を重ねて豊かな雰囲気のひとに励まされると、嬉しかったな~。
付け焼刃じゃない優しさに触れた感じがした。
ウン、憧れるな~って思った!
あ、ねえ、温泉卓球で妄想の話をするんじゃなかった??
忘れちゃったね。




ヤスミン
うんにゃ、覚えてるよ。
でも、こっちの話のほうが重要だから。
また、次回以降ね。





改めて読者の皆さま方へ。
一つ付け加えておくと、子どもに手をかけてしまったこと自体の絶望はあったけれど、このさき生き続ける自分の人生については絶望はしませんでした。
いつかきっと、オセロの黒が白に変わるように、潮目が変わるときが来るから、変わり目を逃さないようにしようって、思っていました。
自分がブースターを名乗る以上、こんなことで子どもや自分の人生、家族の運命を潰してたまるか。とも強く思いました。
こんな私たちを、一生懸命支えてくださる多くの人の顔も浮かびました。

その後、ちゃんとブーストされて、自分では回復しつつある実感があります。
それは、もうちょっと時間をかけて丁寧に検証しなくてはならないことですが、つつがなく暮らして居ります。
心配してくださる方もいらっしゃると思いますが、ヤスミンは大丈夫です

そして、また敢えて自分の残酷な恥部を晒した理由は、昨今のニュースにあるような、いじめ自殺、親による子ども虐待・殺し、障害者への見えない差別心、そういった問題は多方面から本質へアプローチしないと問題の解決には至らないのに、それができる時間や気持ちの余裕が多くの方にないことに、危機感を覚えたからです。
今の生活は忙しすぎて、目の前に広がる光景について、ゆっくり考える時間がありませんね。
大きなテーマでなくても構いません。
ちょっと引っかかりを感じることについて、目を見開いて観察してください。
それから少し考えて、考えて、考えたことを、どうぞ身近な、大切にしている人たちに伝えてください。
そのとき、ぜひポジティブなメッセージを種に仕込んでください。
それが、未来に種を蒔く、ということだと、ヤスミンは考えています。

















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