能楽漫遊記
こんにちは、あなたのブースター、ヤスミンです。
今夜はとろとろと、日記を書いてみたい気分です。
ただいま低めテンション期に入っており、心身ともに、ちとしんどいのであまりたくさんモノを考えられません。
あしからずでござんす。
この、乾燥と寒さも堪えるわいのう。
はよ、雨がふらんかな
昨年末の政木さんの会は、会自体も素敵だったので、更に当日のさまざまな出来事もセットで覚えておきたいと思い、記すものであります。
2011年12月3日(土)
いま考えると懐かしい。
予報どおり、雨が昨夜から降っていて、朝の8時では土砂降りだった。
でも、予報どおりならば正午過ぎには雨が上がるはずなので、そのまま支度。
着付師I先生からも、メールで、髪の毛とメイクを仕上げておくように指示される。
10時
I先生到着。ひどく濡れた様子で、髪の毛やコートも濡れていた。
そこでしおらしく?「ごめんなさい、あまりに雨がひどいので、一瞬、予約をキャンセルしようと思ったんです。。。でも、悪いと思って」
実は、あんまり悪いとは思っていなかった。
I先生はプロだ。
悪天候すぎたら、彼女のほうから中止を申し出てくれるだろうし、中止勧告が出ない限り、どんなにひどい雨でも、ヤスミンは着物を着て出かけたかった。
その動機は、
・ずぶぬれだと、着物がどうなっちゃうのか、単なる好奇心。
・昔の日本人は、全て和服で生活していた、という歴史への敬意。
・お出かけ着で、可愛いのがなかった。
というのが真実だ。
ちなみに、お出かけ着っていうのは、単なる好きな服だから。というのは違うと思うの。
やっぱり出かけていく先の場所柄や、目的のコンセプトに、軽くリンクしたほうが、場に馴染みやすいし、自分も居心地がよくなるので、能楽堂に着物というのは我ながら良い選択だったと思う。
ところが、同時刻に深刻な問題が発生。
同行するはずのノノちゃんが、まさかの不調。
ノノちゃんは、感覚の過敏があるようで、特に気圧の変化には弱く、低気圧が押し寄せてくると、頭痛やめまい、吐き気などの身体症状が出てくるのです。
ましてやこの大雨。
「いぎたぐない~、今朝はつらい~」
と、床に巨大ナメクジが如く横たわるノノちゃん。
でも、ヤスミンは叱咤激励してノノちゃんを立ち上がらせました。
ヤスミン「立て、立つんだジョー。
今日のお能のチケットは、お前のために政木氏が手配してくれたんだよ。
お前と政木氏が仲良しだから。
昨年は、はやり病に倒れて、せっかくのチケットをパアにしてしまったじゃないの。今年みられなかったら、二度と行かれなくなるよ。
さあ、母の面子をつぶさないでおくれ」
ノノ「えええ~いやだア、おあら、いぎだぐね」
ヤスミン「そんならどうだ!漫画1冊、いや2冊、買ってやろうじゃないの。
そんならお前さんも、文句あるめえ。ついてくるかえ?」
ノノ「その話、乗ったアア!」
ということで、川原泉「メイプル戦記」白泉社を買うことを約束して、ノノちゃんは同行してくれることになりました。
何しろ、このノノちゃん、花の12歳でございます。
ぶきっちょながらも、大抵のことは苦もなくこなし、判断力・実行力もついてきました。
しかも、着物マニア暦はヤスミンよりも3年も先輩です(呉服屋さんに入り浸っては良い着物をみせてもらったり、日常着におばあちゃんに着物を着せてもらっている)。
慣れない着物を着ていくヤスミンにとっては、頼もしいアシスタントなのです。
神楽坂に開演ギリギリに到着すると、見事な客入り。
満員御礼に近いのではなかったでしょうか。
特に正面席はお客様がぎっしり。
後ろの桟敷席にも人があふれていました。
人いきれがむんむんしていて、コンタクトレンズでさえ蒸気で曇りそう。
ヤスミンたちは、中正面に空いてる席をようやくみつけました。
大学時代の懐かしい先輩方もお越しになっていました。
会が始まってのことは、鑑賞記に書いたとおり。
書かなかったのは、素晴らしい地謡とお囃子に導かれて、何度も眠りの世界に旅立ってしまったこと。
能の謡(うたい)は、仏教の声明から派生したといわれているらしく、超癒しサウンドです。
実際に聴いていると、脳波にα波もでるそうです。
貴重なお舞台だから、目と耳の穴を全開にしていたつもりだけど、ふわふわと意識が飛んで、眠りの淵に何度も引きずりこまれました。
隣でノノちゃんに、失笑され、何度もこづかれました。
また、着物の帯をくずしたくなくて、背筋を張って座席についていたせいで、姿勢が良すぎて後ろのK先輩の視界を遮っていたようです。
ごめんなさい。
観能後、お楽しみの軽い飲み会。能楽堂付近の「J」にて。
本日は、横浜からわざわざ来てくれたヤスミンの元同僚で仲良しのKくんも、大学時代の仲間に紹介してご一緒させていただきました。
ヤスミンは、他の皆さんと同様に生ビールを注文。
クイ~ッと呑んで美味しかったのですが、Y子先輩の食べていたあんみつセットも美味しそうに見えて追加オーダーしてしまった。
ノノちゃんは、初対面のS社長と、仲良しのDさんと話が弾み、不思議トークを繰り広げていましたが、懐の深いS社長の、不思議返しで場は和やかに盛り上がりました。
お腹も落ち着いたところで、一旦解散。
S社長、DさんはO市に飲み会に、
ヤスミンとノノちゃん、Kくん、Yさんは神楽坂探索に出かけました。
2 に続く。
写真はノノちゃん7歳の七五三のとき。
着物はヤスミンの子供のころのもの。
こんにちは、あなたのブースター、ヤスミンです。
今夜はとろとろと、日記を書いてみたい気分です。
ただいま低めテンション期に入っており、心身ともに、ちとしんどいのであまりたくさんモノを考えられません。
あしからずでござんす。
この、乾燥と寒さも堪えるわいのう。
はよ、雨がふらんかな
昨年末の政木さんの会は、会自体も素敵だったので、更に当日のさまざまな出来事もセットで覚えておきたいと思い、記すものであります。
2011年12月3日(土)
いま考えると懐かしい。
予報どおり、雨が昨夜から降っていて、朝の8時では土砂降りだった。
でも、予報どおりならば正午過ぎには雨が上がるはずなので、そのまま支度。
着付師I先生からも、メールで、髪の毛とメイクを仕上げておくように指示される。
10時
I先生到着。ひどく濡れた様子で、髪の毛やコートも濡れていた。
そこでしおらしく?「ごめんなさい、あまりに雨がひどいので、一瞬、予約をキャンセルしようと思ったんです。。。でも、悪いと思って」
実は、あんまり悪いとは思っていなかった。
I先生はプロだ。
悪天候すぎたら、彼女のほうから中止を申し出てくれるだろうし、中止勧告が出ない限り、どんなにひどい雨でも、ヤスミンは着物を着て出かけたかった。
その動機は、
・ずぶぬれだと、着物がどうなっちゃうのか、単なる好奇心。
・昔の日本人は、全て和服で生活していた、という歴史への敬意。
・お出かけ着で、可愛いのがなかった。
というのが真実だ。
ちなみに、お出かけ着っていうのは、単なる好きな服だから。というのは違うと思うの。
やっぱり出かけていく先の場所柄や、目的のコンセプトに、軽くリンクしたほうが、場に馴染みやすいし、自分も居心地がよくなるので、能楽堂に着物というのは我ながら良い選択だったと思う。
ところが、同時刻に深刻な問題が発生。
同行するはずのノノちゃんが、まさかの不調。
ノノちゃんは、感覚の過敏があるようで、特に気圧の変化には弱く、低気圧が押し寄せてくると、頭痛やめまい、吐き気などの身体症状が出てくるのです。
ましてやこの大雨。
「いぎたぐない~、今朝はつらい~」
と、床に巨大ナメクジが如く横たわるノノちゃん。
でも、ヤスミンは叱咤激励してノノちゃんを立ち上がらせました。
ヤスミン「立て、立つんだジョー。
今日のお能のチケットは、お前のために政木氏が手配してくれたんだよ。
お前と政木氏が仲良しだから。
昨年は、はやり病に倒れて、せっかくのチケットをパアにしてしまったじゃないの。今年みられなかったら、二度と行かれなくなるよ。
さあ、母の面子をつぶさないでおくれ」
ノノ「えええ~いやだア、おあら、いぎだぐね」
ヤスミン「そんならどうだ!漫画1冊、いや2冊、買ってやろうじゃないの。
そんならお前さんも、文句あるめえ。ついてくるかえ?」
ノノ「その話、乗ったアア!」
ということで、川原泉「メイプル戦記」白泉社を買うことを約束して、ノノちゃんは同行してくれることになりました。
何しろ、このノノちゃん、花の12歳でございます。
ぶきっちょながらも、大抵のことは苦もなくこなし、判断力・実行力もついてきました。
しかも、着物マニア暦はヤスミンよりも3年も先輩です(呉服屋さんに入り浸っては良い着物をみせてもらったり、日常着におばあちゃんに着物を着せてもらっている)。
慣れない着物を着ていくヤスミンにとっては、頼もしいアシスタントなのです。
神楽坂に開演ギリギリに到着すると、見事な客入り。
満員御礼に近いのではなかったでしょうか。
特に正面席はお客様がぎっしり。
後ろの桟敷席にも人があふれていました。
人いきれがむんむんしていて、コンタクトレンズでさえ蒸気で曇りそう。
ヤスミンたちは、中正面に空いてる席をようやくみつけました。
大学時代の懐かしい先輩方もお越しになっていました。
会が始まってのことは、鑑賞記に書いたとおり。
書かなかったのは、素晴らしい地謡とお囃子に導かれて、何度も眠りの世界に旅立ってしまったこと。
能の謡(うたい)は、仏教の声明から派生したといわれているらしく、超癒しサウンドです。
実際に聴いていると、脳波にα波もでるそうです。
貴重なお舞台だから、目と耳の穴を全開にしていたつもりだけど、ふわふわと意識が飛んで、眠りの淵に何度も引きずりこまれました。
隣でノノちゃんに、失笑され、何度もこづかれました。
また、着物の帯をくずしたくなくて、背筋を張って座席についていたせいで、姿勢が良すぎて後ろのK先輩の視界を遮っていたようです。
ごめんなさい。
観能後、お楽しみの軽い飲み会。能楽堂付近の「J」にて。
本日は、横浜からわざわざ来てくれたヤスミンの元同僚で仲良しのKくんも、大学時代の仲間に紹介してご一緒させていただきました。
ヤスミンは、他の皆さんと同様に生ビールを注文。
クイ~ッと呑んで美味しかったのですが、Y子先輩の食べていたあんみつセットも美味しそうに見えて追加オーダーしてしまった。
ノノちゃんは、初対面のS社長と、仲良しのDさんと話が弾み、不思議トークを繰り広げていましたが、懐の深いS社長の、不思議返しで場は和やかに盛り上がりました。
お腹も落ち着いたところで、一旦解散。
S社長、DさんはO市に飲み会に、
ヤスミンとノノちゃん、Kくん、Yさんは神楽坂探索に出かけました。
2 に続く。
写真はノノちゃん7歳の七五三のとき。
着物はヤスミンの子供のころのもの。