晩酌しようよ

【晩酌】って『大人の愉しみ』みたいな、ちょっとワクワクするような響きがあると思いませんか。今晩あたり、一杯どうです?

燕岳反省記

2024-07-17 | ヘタレのスポーツ
今回の燕岳、雨の中の山行となりました。
当然雨具が必要となりましたが、その中で、なんというか、自分の過信、盲信を反省。
 
 
いつも使っている雨具は息子氏に使ってもらって、私はワークマンのイナレムの雨具を使用した。
これが大失敗。
 
 
必要に応じて、袖や裾が取り外しできて、通気性が良いスグレモノ。
しかも防水透湿素材であるイナレムなので、雨の日も快適・・・
 
という謳い文句を丸々信じているつもりはなかったのだが、
スポーツ専門メーカの用具のあまりの高さに、「安くても良い物は出来る、ワークマンならやってくれる(ハズ)」と
信じたかったんだと思います。
 
 
その日の私の服装はこんな感じ。
【上】
 ・ミレー ドライナミック
 ・アンダーアーマー ヒートギア
 ・ワークマン イナレム
【下】
 ・ワークマン ドライパンツ
 ・ワコール CW-X
 ・ワークマン イナレム
 
小一時間も歩くとイナレムの撥水効果はほとんどなくなってきた。
それに伴い、汗が抜けず、雨具の中は、蒸れ蒸れ。
合戦小屋に着いた頃は、ヒートギアがぐしょぐしょだった。
 
下っているときは、汗かかないから少しは楽かな、と思ったんだが大間違い。
イナレムの表層が雨水を吸水して重い、とにかく重い。
雨具の中は汗が結露したんだか透水したんだか分からないけど
とにかくズブ濡れ。
雨具を使っているという効果は微塵も感じられなかった。
「これだったら透湿ゼロの透明雨合羽のがマジじゃね?」レベルといえる。
 
 
 
いっぽうで、息子氏が使っている雨具は快適そうだ。
「いや、こっちも蒸れてるよ」とは言っていたが、水はしっかり弾いているし、
染みているような様子は全くなかった。
 
息子氏の服装
 ・ベースレイヤーはワークマンの速乾・冷感シャツ類
【上】
 ・ホグロフス L.I.M GORE-TEX
【下】
 ・ワークマン イナレム


下山し、雨具を片付けているとき、あまりの重量の違いに愕然とした。
私のイナレム(上)がぐっしょりと重いのに対し、息子氏のホグロフスはさらりと軽いのだ。
というか、ドライ時と重さがほとんど変わっていないのではないか?
これはかなり衝撃的だった。
 
なお、ズボンは息子氏もイナレムだったのだが、これは初回の使用。
私のは何度か使用して、洗濯も何回かしてある。
ここで大きな差が出た。
息子のは、そこそこ水を弾いている部分もあったが、私のはもう全部が吸水体。
高分子ポリマーかと思うほどだ。
 
もしかして、イナレムは洗濯に極端に弱いのか?

 
 
 
今回の件、別にワークマン イナレムを貶めたいという意図は全くなくて
私の選択が甘かった、シチュエーションを間違ったんだな、という話。
 
イナレム、たぶん釣りとかキャンプとか、基本的にじっとしている場合は
重宝するのではないだろうか。
実際私も、冬のウインドブレーカーとして愛用させてもらっている。
けれど、登山や自転車のようにアクティブに動く、汗をかく行動用としては
まったく向いてなかったのだ。
 
さらに、数回の洗濯で撥水機能が失われてしまい、一度吸水してしまうと
透湿機能はほとんどなくなってしまうのだろう、ということだ。
まあ、「使い捨て」と言い切ってしまうには値段的に微妙だが、
使用の都度洗うようなことはしない方が良いらしい。
というか、日常ウインドブレイカーのように使って表面を荒らしてしまうと
いざという時に撥水しないということは覚えておいたほうが良さそうだ。
つまり、エマージェンシーな雨具。ここぞという時にだけ使用するべき。
   なお、吸水した後に透水してしまっていたかどうかは
   体がびしょぬれだったのが、汗なのか雨なのか分からないので不明です。
 
 
 
今回、夏の登山で「イナレムは登山に使えない」という確認ができたのは良かった。
この経験が早春や晩秋だったら、確実に低体温症になっていただろう。
 
GORE-TEX信者と呼ばれてしまいそうだが、雨具はGORE-TEXで改めて揃えることになりそうだ。
数万円の差でこの差だったら、選ばない選択肢はない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いざ、燕岳へ | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ヘタレのスポーツ」カテゴリの最新記事