上州@職人

夫、植木職人
妻、機織職人
日々のつれづれ…

「はみだし」の巻

2010-06-30 | 
ポロリくんたちは一晩で目に見えて大きくなる。


寝るときはこんなふうに、おしりをプリっとこちらに向けて。


そろそろ飛びそうな気配です。

「妙高山で出会った高山植物」の巻

2010-06-26 | 
ツバメオモト


イワカガミ


リンドウ


ショウジョウバカマ


フキ


フキの綿毛



風雪に耐えながら、やっと咲かせた花の美しいこと。

ちなみに、おもとやは恥ずかしながら高山植物の名前はぜーんぜん知りません。
いつも植木やに聞いて「ふーん、ナルホド!」で終わっていたので
これを機にまじめに覚えようと思ったり…思わなかったり…

「妙高山山行」の巻

2010-06-22 | 
学生時代、毎年冬になると妙高の新赤倉に籠り
ロッヂの住込みバイトをしながらスキー三昧の日々を過ごしていた。
越後富士とも呼ばれる美しい山。
冬の登山道は封鎖されている為、いつもゲレンデから頂上を眺めるばかりだった。
いつか山頂に立ってみたい…
と、思っているうちに10年以上経ってしまい
今回、妙高山初山行となる。

山開き直前の妙高山。


新緑がまぶしい。


高度を上げるとまだまだ残雪がある。ピッケルで足場を作り慎重に進む。


鎖場。岩にステップが切ってあったがこちらも慎重を要する。


山頂まであと一息。


山頂には「将軍地蔵」様が祀られていた。
閉ざされた冬の期間もこの山頂を守っていらっしゃるのだ。


お昼は、なんてったってラーメン。
中華三昧塩味にトマトペーストをプラス。
もう強烈にうまい!
写真だといまいちなんですけど…


帰りは燕温泉で山の疲れを流す。


今回の山行は時期にも恵まれ、数々の高山植物も観察することができた。
花壇やお庭で観賞する花とは違い
山の花々はどこか凛とした所があり、力を感じる。
次回は「妙高山で出会った高山植物」の巻、をお届け致します!

「糸の意思」の巻

2010-06-19 | 
どんなに丁寧に仕事をしても絣はズレます。
絵柄がかすれて見えるので「かすり」と呼ばれます。
でも作り手としては、なるたけずれてほしくない。


経(たて)糸と、緯(よこ)糸の染め抜かれた部分をきちんと合わせて織り進めます。


意思があるかのようにズレてくる糸を一本一本調節します。


絣がピッタリ合うと気持ちがいい。


完成はまだまだ先の話です…。
一日中機の上でトントンカラリやっていると
どこからが機で、どこからが自分かわからなくなります。

「コトリのポロリ」の巻

2010-06-15 | 
早朝、植木やと町内散歩して帰ってくると
巣からヒナが落っこちていた!!


「巣にもどそうよ」(おもとや)

「自然の摂理だ放っておけ」(植木や)


放っておくことにした…。
人間は野鳥に手を貸してはいけないのだ。


植木やは出勤してしまった。
家に残るはおもとやと、落ちたヒナ。


おもとやは仕事なぞ手につきやしない。
見に行ってみると…意外にも元気な様子のヒナ。


そういえばこないだ野鳥の会会長の柳生氏とも
お近づきになったことだし………。


そのような訳で、植木やの剪定用の高梯子を動員して
ヒナを巣に戻しちゃいました。


ポロリと名付けた。


これでいいのだ。









「魔引き…」の巻

2010-06-12 | 
あついけど、がんばってるね、おれたち。いい綿になろうな。

ん?

ぎゃ~ん

まさか~っ

あれ~っ

わた子~っ

おれもいくぞ~っ








(未刊「棉のつぶやき2010」より)



今日は棉の間引きをしました。
良い綿がとれますように。


「ワナミについての考察」の巻

2010-06-09 | 
実家に帰る列車の中、いつもアイツのことを考えます。
ハタチのワナミ。



実家の猫のワナミは今年で20歳になります。
かなりのおばあちゃん猫ですが
とうさんとかあさんの愛情を一身に受け
お姫様のように生きています。



相変わらず、物陰からですね。
相変わらず、一定の距離がありますね。
相変わらず、目を合わせてくれませんね。

ワナミとはきょうだいのように生活し、
むちゃくちゃにかわいがっていたけれど
ワナミは私のことが好きではない。
「むちゃくちゃに…」というあたりが、ワナミにとっては
迷惑らしい。




それともうひとつ。
ワナミには本当は「花子」という素敵な名前があります。
なのに、かわいさあまっていつの間にか
ワナミと呼ばれるようになりました。
いつの間にか家族全員がワナミと呼ぶようになりました。



きっと「ワナミ」って呼び方が気に入らないのかな…
と、最近思うのです。




「街道の向こうに…」の巻

2010-06-08 | 
今、織っている反物は、大切な先輩から注文を頂いたものです。

毎年のようにネパールのエベレスト街道を歩き
帰国すると、天空のパノラマ世界を語ってくれます。


空を煮詰めたらこんな色になるのだろうか…。


この大切な先輩が語ってくれたエベレスト街道の話を
なんとか反物に映し出したい!