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アーティストでありスケートボード職人な田中克典氏の工場を見学レポート!

2016年07月21日 16時58分04秒 | Skateboard関連


和歌山で国産の材料にこだわってスケボーを制作している田中克典氏の工場を見学させてもらいました。
写真左から、田中克典くん、工場の社長さん、同行したアーティストでありiS OLLiESスタッフのモハモハ、サカイマン、そして家具職人の2ro(ジロー)。
田中君はスケートボードの廃材を利用した作品も時折作っているアーティストで、木職人でもあります。

元々はパチカをスケートボード廃材で制作していて、当ショップの関係の深い方を通じて知り合ったのですが、その後だいぶん前になりますが、
「スケートボードで出来た剣玉を作って欲しい」などと希望を出せば、
なんと実は既にその案があって、取りかかってるとの返答があり、
その数ヶ月後に仕上がった作品を目にした時のテンションはこれまた忘れられません。

そんな精度の高い作業をこなせる田中君が今度はデッキを作るとの連絡。



最初に手元に届いた写真はプレス用の型の写真でした。
最初にこれのアップ写真をもらった時は何か急激にテンションあがったのを覚えてます。




このプレスの型ですが、上下に挟み込む厚みの調整など、正直、言葉で説明できるレベルの難しさではなかった様で、いろいろと難関を超え、細かな削り込みを超えて完成したとの事。これを眺める田中君の目がとてもいい目をしいていました。



そして、こちら(写真上)が仕上がったデッキ達。
この3枚に至までに数多くの試作デッキが作られた様で、素材とか、見た事無い作品も多くて刺激受けまくりでした。



ただし、デッキのプレスの型は今のところ1型だけなので、実はキックやコーンケーブの強さ弱さの違った型はなく、今は強度を確かめている段階。



材料は、通常輸入ものであればカナディアンメイプルが有名ですが
彼は純国産を目指して、田中君自身が北海道へ行って生で触って探して来た北海道のメイプル(カエデ)。
田中君曰くカナディアンメイプルの固さに程よく近いのが、この日本のカエデではないかとたどり着いた材料。

この竹を一山試作分として仕入れたのが上の写真で、
このプロジェクトに賛同してくれている会社「植木」の社長さんなど、
心暖かいサポートがあっての製作。
寛大な社長さんで人柄も良く一緒に話していて楽しかったです。
当日はほんまにお世話になりました。



写真はカエデを1枚のデッキに仕上げる為に荒くカットした山。
日本では湿度の問題などで製作を困難にさせるらしく、実際に湿度の加減かゆがみが出ているのがわかりますね。

これ以外に、メイプルとメイプルを圧着させる「のり」「ボンド」の材料と塗る量等も非常にシビアで、一歩間違えると強度が急激に下がったり
重さが重たくなったり・・ほんまに1枚のデッキを仕上げるのに、どれほどの難関があるんやろうと感じさせられました。
季節に寄っても湿度等が変動する四季を持った日本。色々と考慮する必要がある様でした。
ある種、うどんみたいですね。



そしてこちらが、デッキをくり抜いた物ですが、あんまり見る事ないですよね!!?

それはもちろん、国内で製造している所も少ないので、この木枠自体めずらしいんですね。
と言う事で、田中君にお願いをしてこの木枠をもらってきちゃいました!

現在は、ショップでご来店下さった方等にSNS、instagram等の投稿用のフレームとして利用させてもらってます。
ハッシュタグ「#isolliesgram
くり抜かれた穴部分に顔を入れ写真を撮ると、オリジナルのデッキにも見えなくはない。
そんな思いのスナップショット用フレームです。良かったらお気軽にお声かけしてくださいね。



コチラは男の夢。憧れである、工具置き場。



ここいらでちょいと休憩。休憩しているのは同じく大工あがりの木工家具職人の2roちゃん。
田中君曰く、この椅子も手作りだけど、2ro君が座っている椅子の手前の椅子は「植木」の社長さんが作られたもので、
作り的にもオススメは出来ないので、座るなら僕が作った方を・・等と、かなり社長さんをいじってたのが印象的でした。
相当な信頼関係があるんやろうなと感じました。そういえば、背もたれの角度が・・・(汗)



そうそう、行く前から作っているのは知っていたんですが
他にも写真の様にスケートボードの廃材を利用して作った椅子があったんです。



実は、この椅子、見た目はシンプルな椅子だけど、座る部分はデッキのノーズとテールを縦に半分に割って接続しているんですが、
これがまた実のところやっかいで、この、ノーズとテール・・だいたいのデッキはそれぞれで形や角度も違うんですね。

なので椅子の部分の様に奇麗には接続が出来にくいもので、この辺りを調整してなめらかに仕上げてるいるんです。
足の鉄の部分も、実は各デッキでキックの角度が違う様に、足もそれに合わす必要があるらしく
同じ様に見えている椅子は、それぞれの足、それぞれの台座となっているんです。

要するに、足を他のと交換できないって事ですね。
1つの台座に1つの足。正にシグネーチャーモデル。

この辺り考えても1つの椅子に対してのクォリティーは非常に高く、
田中君のこだわりを感じる事が出来ました。



そんな中、よ〜っく見てると、ムムム!DVSにThe bearingのステッカー・・・。これは!
そう、高山零央(レオ)の乗っていたデッキや!

自分の板でもないのにこれまたテンションがあがりました。

その後、気に入ったこの椅子を特別に買わせてもらいお店まで持って来ちゃったんです。







またこのデッキはテストをする為に預かってきました。
難しいかも知れないけど、国産のこういった活動を少なからず応援させて頂きたいです。
データを取って、田中君に返していきますね。



田中君、貴重なお時間ありがとうございました!

そして、社長さん他、スタッフの皆さんお世話になりました。
次は是非大阪にも遊びにきて下さいね。


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