ディスプレイ日記

ディスプレイデザインを仕事に、教員・デザイナーとしての日々のこぼれ話

木田金次郎

2011-02-20 18:52:46 | ディスプレイ日記
今日2回目の更新ですね。
今日の日曜美術館で木田金次郎の話が有りました。
北海道で独学で絵を描き続けた画家で、東京に出てくるのを夢見ていたが、土地に根付き、漁師をやめて、貧乏なまま一生北海道の自然を描き続けたそうです。
この話を聞くと、私は田中一村を思い出します。
もう何年前かな~。まだ新宿伊勢丹に美術館が有った頃で、何気に知った絵がとても気になって見に行ったのですが、その生き様が凄くって・・・。

東京芸術大学で日本画を学び、同期に東山魁夷など有名な方々と一緒に絵の世界を始めましたが、友が次々と絵の世界で認められていくなか、一村の絵は時代に認められなく、一向に暮らしは厳しくなっていきます。
でも、自分を信じ、諦めずに、仕事をしてお金を稼ぐと、仕事をやめて絵を描く、またお金が無くなると、仕事をしてお金を貯めて、また絵を描く生活を続けていきます。一村のお姉さんも、弟を信じ、結婚もしないで、一生支えていきます。
奄美に移り、同じように染色工場で働いては、絵を描く生活を死ぬ間際の69歳まで続けます。結婚もしないで、ただ自分を信じて・・・・。
本当にボロボロの家に住んで、絵を描くだけ、人に認められる事ではなく、描きたいから描く、それだけで満足して生きる人生、けど、きっと人間ってそんなに沢山自分を満たすものって無いのでしょうね。
モノや情報が沢山有りすぎて、自分は何でもできる、結婚して、仕事も楽しく、遊びも楽しく、楽して生きたい、あれも欲しい、これも欲しいと思う人って多いのかな。

そう思うと、1つでもやりたい事があった木田金次郎や田中一村は有る意味幸せな人生だったのかもしれませんね(周りは大変でしょうがね)。我を通すって難しいでしょうね。

私の芯の中にも、この一村さんや金次郎さんのような気持ちが有るのでしょうね。何かを一途に貫きたい思いが私の存在を維持しているんだろうな~。
私も久しぶりに田中一村の伝記“アダンの画帖”を読みましょうかね。

そしてこの絵が私の心を震わせた絵「アダンの木」です。



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ヤバいね

2011-02-20 10:12:26 | ディスプレイ日記
今日は寒いね、もう暦では春なのに・・・・

学校の方も寒いね。昨日は体験入学者、ディスプレイ希望者0人・・・これで3回連続のはずなので・・・・、ディスプレイ科もいつまで続けられますでしょかね。


本当にそろそろ次のステップへ準備したいな~とつくづく思います。

将来の計画として
デザイナー(ウインドウ系)の仕事・・・30%
学校の先生・・・・・・・・・・・・・・30%
農業・・・・・・・・・・・・・・・・・30%
何かする(アルバイト可)・・・・・・・10%

ぐらいで、のんびり暮らしたいのですが・・・・

本当に近頃のニュースを見てると、世界の未来って恐ろしいですね。
中東では革命が起きているし、途上国は発展してるし、きっと私が生きている間にアフリカも豊かな国になるのでしょう。
世界に貧しい国は無くなるのかもしれませんが、辛い仕事(農業や漁業・林業などの1次産業)をする人は減っていくのでしょう。
そして、人工は増加して(中国・インド・ブラジルのように)ますます、食料問題・温暖化問題で食べ物は高騰するに決まっています。

やっぱ最後はモノ作っている人が勝つ(戦後の日本のように)のかなと思いますね。

だからやっぱ、人生の最後の方はモノ作りの究極“農業”をしてみたいのですが・・・・、そんな大事のつもりは無くて、自給自足ぐらいできる環境で生きていたいですね。

さて、そうは言ってもまだ42歳になったばかりで、あと15年は働いて稼いでお金貯めないと夢も希望も無いですね(本当に国が老後を保障してくれるシステムを構築しないからこんな事になるんだよな。)

今日はやっぱり工房で作業になりそうです。残り1週間でウインドウを制作予定なのですが、ま~色々有りまして・・・・・
本当に疲れますね。
ちょっと、余計な事で疲れる場面が多いな~、3月の後半から4月まで休みにしてどっか行ってしまおうかな~(山形に長期滞在か、海外1人旅か・・・・)

ではでは

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