日々の気づき

こんにちは!
オフィスダックス代表の奥野です。
気ままに税金、会計、経営のことなどを書いていきたいと思います。

経営と会計

2013年04月04日 | 日記
皆さんお元気ですか。

すっかりこちらのブログの更新をお休みして

いました。

今日の東京は朝からとてもいい天気です。

気温も20℃くらいまであがるそうで気持ちのいい

一日になりそうです。

「経営と会計」タイトルは大げさですが最近、よく

思うことを書きます。


中小零細企業であれ成長中のベンチャー企業であれ

経営者というのは「経営」という行為を行わなければ

なりません。少なくとも経営者を自認しているので

あればなおさらです。

経営という言葉の定義は人によって様々でしょう。

会社の経営という場合には事業目的を達成するための

あらゆる営みのことをいうのでしょうが、難しいこと

はとりあえずおいて置くとして、経営者がなすべき

最大の重要経営事項は何でしょう。

私が思うに、やはりドラッカー先生の仰る「新たな顧客の

創造」にあると思います。

これは別に新規顧客開拓といった狭い意味ではなく

既存のお客様であっても新たな価値の提供までも含むと

考えています。


その一方で、会計とは何かというと財政状況、経営成績

の把握という会計学的な言葉でいうまでもなく、会社

における活動を数字で示したものということになります。

会社における様々な活動は気持ちや気構えの部分も含めて

なんらかの数字で会計的に表れていると思います。

普通に財務会計的に大雑把な勘定科目だけではわからない

かもしれませんが、会社における活動は金銭的経済的活動

に表れているのです。

これは、なにも営業活動が活発だから旅費交通費や交際費が

多いといった表面的なものだけではなく、例えば経営理念を

考えるためにホテルにこもった費用や、それを書きだすため

に買ってきたノート代や公開するためのWEBサーバー代など

すべての活動のことです。

これらを単に旅費交通費や事務用品費、通信費などとしては

まったく何も見えないのですが、これと同様のことはすべての

企業活動に対して発生している経営と会計の齟齬なのです。

この点だけをもって会計は経営には使えないよと暴言を

はく経営者(この程度の意識では経営者とはいえませんが)

もいるかもしれません。しかし、実際には経営活動と会計

は切り離せない重要な関係にあります。



経営活動においては、重要な活動とそれほど重要でない活動

があります。

重要な活動とは先に述べたように「新たな顧客の創造」に関する

活動です。

誤解されるといけないので、何度でも言いますがこれは単に新規

顧客開拓のための営業活動だけを言うのではありません。

既存のお客様に対しても新しい価値の提供、いやそれだけでなく

現状提供する商品、サービスを通しての信頼の醸成までもが

将来のお客様紹介という顧客創造活動に結び付きます。

それだけ、広い柔軟な発想が必要な活動であることは強調します。


そして、会計が要求されることは、こういった重要な経営活動

の指標足り得るデータを提供することなのです。

つまり、経営者が新たな顧客創造にあたり計画をたて、その

実行方法を考え予算に落とし込んだときに、どの損益項目に

注目すればその活動を把握し得るかを考え、実際に実行した

際に上がってくる会計データをウオッチし、それにより

さらにフィードバックをかけてさらなる、有効な企業活動に

結びつけるか・・

そのための重要会計指標を如何に早く見つけ出し、わかり易く

抽出し報告させるか。

そういった視点で会計を見てもらえればと思いますし、私たち

のような経理サポートマンもその意識を忘れてはいけないと

考えています。


すみません、長くとりとめのない文章になりました。

ご質問のある方はオフィスダックス奥野までメールを

いただければ幸いです。