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♪Classic》 日野市『第九』:「第九と名曲で聞くアリア」鑑賞

2009年12月20日 | 【<旧ブログ>♪Classic】
先週に引き続き、今度は聞く立場で訪れた日野『第九』。
会場は市役所に隣接する「日野文化会館」大ホール。
前半アリア集、後半第九、という二部構成。

一般的に前半オケのみで一曲、後半第九という組み立てを多く見てきたなか
このようなプログラムは楽しそうで興味がありました。

今回はオーケストラの「TAMA21交響楽団」と、合唱団「コーラル
ファンタジーINひの」で171名が加わった編成。指揮は古谷誠一さん。
加えてソリストはソプラノ佐藤美枝子さん、アルト森山京子さん、
テノール村上敏明さん、バリトン呉承容(オー・スンニョン)さん。


一部はオペラアリア集。
オケとソリストのみかと思いきや、合唱団の入場から始まる意外な展開に
好印象。ビゼーの『カルメン』前奏曲から始まって森山さんのアリア
『ハバネラ』。この半音階を基調としたアリアを森山さんが妖艶に、
そしてバックを合唱団が歌います。

続いてテノール村上さんとバリトン呉さんがヴェルディのドン・カルロよりの
二重唱のアリア。特にバリトン呉さんの太くてヴォリュームのある歌声が
とても印象的でした。

次にチャイコフスキー国際音楽コンクール日本人初の第一位を獲得した
佐藤さんのプッチーニの「ラ・ボエーム」より『私がひとりで街を歩くと』。
会場全体を響かせるようなその歌声は終わった後も耳に残りました。

最後はプッチーニの御存知「トゥーランドット」より『誰も寝てはならぬ』。
日野出身という村上さんと再び合唱団の共演。締めくくるにふさわしい
美しい旋律と歌声。

合唱団もその殆どが譜面を持つことなく暗譜で歌われていて、単に第九だけ
でなくその練習も大変であったろうと想像させられました。
この一部、ほんとにいい演出でした。素敵なコンサート。うらやましいなあ。


そして第二部の「第九」。
オーケストラもアマチュアとはいうもののしっかりした楽団。
特に目立つ管楽器系の演奏も安定しています。
第三楽章前に合唱団、ソリストの皆さんが入場し第四楽章へ。

合唱団は小学生から100歳の団員の方もいらっしゃるそうです。僕の
祖母と同じ年齢。お元気だなあ。
どうしても自分と同じテノールパートが気になりますが、中に3人ほど
特に素晴らしい声が聞こえてきます。

天使ケルビムが立った次のテノールソロの部分からテンポが加速。
すごい早いなあ・・・。リズムを刻むトライアングルが全体のはやる
気持ちをちょっとなだめている感じすらします。勢いをつけ歓喜の
主題、フーガへと。

そして最後のソリストの四重唱。素晴らしい演奏、中でもやはりソプラノ
の歌声は際立ちます。そしてフィナーレの合唱。終わった後の掛け声と
止まぬ拍手。

こうしてコンサートは無事終了。全体的には指揮者の表現方法がいろいろ
異なるんだなあという印象。とても勢いのある個性的な第九でした。
合唱団の皆様、オーケストラの皆様、お疲れ様でした。


そして最後に。

実はこのブログがもとで今回日野第九を知り、伺うことが出来ました。
そのきっかけを作っていただいたのが、府中市民合唱祭・府中第九の
記事でコメントを戴いた「だいママ」さんであります。

アルトの中で息子さんの元気に歌われている姿、拝見しておりました。
御本人が判らず、ご挨拶ができずに失礼しましたが、とても楽しい
コンサートを本当にありがとうございました。
そしてこれからも益々の御活躍を。

以上私信でございました。
コメント (2)
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