熊本県の歯医者 みすみ歯科クリニックの友人
歯ピカレンジャーのライバル バイ菌ジャー
夢とロマンを求めて、自販機の下をさらい回ったバイ菌ジャー
であったが、結局最初にネバネバがゲットした
200円だけで、あとは見つからなかった。
「けっ!ったく!こんだけやってたったの200円ぽっちドロ!」
「すいませんネバ・・・あの虫歯のガキどもによると・・・
もっとザックザックとお宝が・・・・・」
「ガキンチョの言うことなんかあてになるかドロ・・・ったく!
あ~あ、馬鹿みたいドロ~、罰としてその200円は、
あたしが貰っとくドロ!じゃーねー!」
「えっ!そそそんな~・・・・」
ネバネバは、ドロンジョーにお宝を奪われ、超ブルーになった。
「くっそー、せっかく貴重なお宝をゲットしたのに・・・・ドロンジョー
様もひどすぎるネバー・・・・」
「ベート、ベート・・・・」(ほんとにそうですね、兄貴・・・・)
「ベトベト!このままじゃムシャクシャするから何かゲットして
帰ろうぜネバ!」
二人はおもむろに海のほうへ向かった。
「こうなったら何でもいいからお宝持って帰らネバ!・・・
こうやって掘っていれば・・・もしかして・・・・・」
「ベト・・・ベト・・・?](兄貴・・・いったい何をしているんですかい?)
「こうやって掘っていれば・・・お宝がザックザックと・・・・
出て来るかも知れない・・・・!?ん?あー!お前!
俺を馬鹿にしてるな!」
「ベ、ベート!ベート!」(と、とんでもないです兄貴!きっと
お宝が見つかると、あっしは信じてますぜ!)
そして、ベトベトも夢のお宝を目指して堀りはじめた。
しばらく二人とも、黙々と掘っていたが
突然ベトベトが歓喜の叫びをあげた。
「べ、ベート!!ベート!!」(あ、兄貴!!すごいお宝をゲットしました、兄貴の言うとうりですぜ!!)
「な、何!お宝が?!」
ネバネバは、振り返りざまそのお宝を見てつぶやいた。
「・・・・そ、そんなもんとって・・・・ど、どうするつもり・・・ネバ・・・?」
「ベート!ベート!!」(よーく観てください兄貴!
ほら!これですぜ!
これは超お宝に違いないですぜー!
ついにやりましたねー兄貴!!)
「・・・・・・・・・・・」
ベトベトの真剣な眼差しに、
なんだか泣きたくなるネバネバであった。