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安全管理能力

2015-11-10 06:32:45 | 原発


原子力規制委員会は11月4日高速増殖炉「もんじゅ」を管理している日本原子力研究開発機構(JAEA)に対して、「安全を確保できる技術的能力はない」と結論づけた。
そもそも、機械物が劣化や故障が起こるのは常識である。
それにもかかわらず、危険極まりない放射性物質を扱うプラントである原発で、それを環境中に漏らさずを安全に運転管理さらに廃炉できる技術など存在しない。
原子力発電所のプラントで水漏れ事故は頻繁に聞く。
それでさえ、あってはならない事であるが、水や空気に触れると、発火や爆発するナトリウムを冷却材として利用している高速増殖炉で、ナトリウム漏れが起こらないことはありえない。
諸外国は高速増殖炉は技術的に無理だと撤退したにもかかわらず、依然として莫大な費用をかけて維持している日本には安全思想が希薄だと思われる。
地震、火山地帯の日本に原子力施設があること自体が、無謀な事柄なのである。
さて、「もんじゅ」の維持管理に安全を確保する技術的能力がないと烙印を押されたJAEAが福島第一原発の廃炉作業をするのであるが、出来るのだろうか。
JAEAだけが技術的能力が無いのではなくて、そもそも原子力施設を安全に運転管理、廃炉、放射性物質の保管する技術などはまだ存在しないし、これからも無理であろう。



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