上野マリアと刻された墓
北摂で見つかったフランシスコ ザビエル像
千提寺天主堂跡に立つマリア像
大阪府の北部、茨木市に隠れキリンタンの里がある。
キリシタン大名高山右近の領地である。
後の酷しい弾圧の中で、信仰を守り抜いた隠れキリシタンの話を聞くと
感動する。
大正15年にはローマ教皇使節が来たそうである。
北摂地域の隠れキリシタンの里を発見したのは、郷土史家の藤波大超だ。
同氏は茨木市千提寺地区が、隠れキリンタンの里らしいと京都大学の先生から聞き、足繁く千提寺地区に通った。
とうとう住民、東藤次郎氏からキリシタンの墓を教えられ、現場に行き、ニ支十字と上野マリアと刻まれている墓石を確認し、この地が隠れキリシタンの里であることを確信した。
大正八年のことである。
翌年には東家の屋根裏にあった「あけずの櫃」からフランシスコザビエル
の肖像画やマリア十五玄義図他、多数の遺物を発見した。
資料館に行くと藤波氏の隠れキリシタンの里発見の逸話ビデオが見られる。
昭和5年までに次々と、他の民家からも遺物が発見され現在市立キリンタン
資料館に収蔵されている。
かの有名なフランシスコザビエルの肖像画は、神戸市の南蛮美術コレクター池長孟氏によって昭和10年当時の3万円で、買いとられた。
その後散逸を畏れ、同氏は神戸市に寄贈され、現在は神戸市立博物館に収蔵されている。
キリシタン資料館の案内の人によると、その方が美術品にとってよかったということである。
美術品など個人が管理するのは難しい。
フランシスコザビエルの肖像画を見るたびに、近くの隠れキリシタンの里で発見されたんだと感じ入る。
関西のキリシタン史跡リンク
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/library/book/hand2010/kansai1.htm