レモン・トリー

レモンと気功となにかいいこと。

大崎下島 島の果物

2014-04-10 12:28:55 | みかも
柳田國男 島の人生

大崎下島のことが、柳田國男の「島の人生」の文章のなかにでできていたのを、見つけました。

安芸の東部下大崎島辺では、夥しく桃を栽培する。早稲田を出た青年で父とともに桃を作っていた人があった。その人の島へ帰る折に、私も一つ小さな島を買って色の美しい果物を作ってみたいと言ったことがある。
という一文です。(前後に文章があります)

今は、みかんなどの柑橘が主な生産物ですが、かつては桃を栽培して、広島方面へ娘達が手漕ぎ船で売りに言ったという話を聞いたことがあります。腐りやすい果物なので、売れないと泣きながら桃を海に捨てたという話も。柳田國男が明治8年の生まれですので、大崎下島でみかんが栽培され始めて100年以上との話と合います。「カタチ桃」という、いま食べている桃のいわゆる原種ののような桃だそうです。実は私もまだ見たことがなく、今までプラムのようなすもものことだと思い込んでいました。夏に帰省したら、木だけでもみたいと思っています。出荷はしていませんが、栽培している人もいるそうです。

太字部分は、『柳田國男全集Ⅰ』ちくま文庫 島の人生より抜粋


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