プラネットの皆さんの15周年記念にあたり、心よりお祝いを申し上げます。
私たちが関わるエイズNGOには、色々な活動があります。その中で、私が、「ひと際キラリと輝く活動は?」と聞かれれば、プラネットの皆さんの活動を挙げるでしょう。小田切孝子さんが代表を務められるプラネットの皆さんの中心的な活動として、「キャンドルパレード」がありますが、私もパレードに参加させて頂きましたが、本当に心和む穏やかなパレードです。
沿道の商店には、メンバーの皆さんが一つ一つ手作りされた大きなレッドリボンを事前に店頭に掲げて頂くお願いに回っておられ、手を振って応援して下さる店主の皆さんもいらっしゃいます。一軒一軒を回られるご苦労の多い準備を重ねられ、京都市民にしっかりと根付いたこのパレードは、比類のない独自の暖かな色彩を放ち、私たちエイズの活動を続ける仲間にもどこまでも心地よいものです。
また、キャンドルパレードは、薬害エイズ訴訟大阪原告団二代目団長として、命をかけて闘われた石田吉明さんの思いを今にしっかり繋げ、エイズで亡くなった多くの尊い命を悼み、HIVとともに生きることのできる心優しい京都の町になるように、仲間とともに歩く素晴らしい心の活動だと思います。
そして、私たちエイズNGOに関わる者にとっては、決して風化させはならない薬害エイズの重い教訓。私も、年一度は、このパレードで、思いを新たにさせて頂いています。
小田切さんやメンバーの皆さんが、京都から発信し続けられる、静かに燃えるろうそくの灯りのような、たおやかで優しいエイズに対する思いを、私もしっかり受け留めて、日々の活動の支えにしたいとも思います。
『届け!プラネットの思い。サンフランシスコ ~ アフリカの大地へ。強く結んで赤く輝け!』
BASE KOBE 代表 繁内幸治