辛口KOJIの 「キリリ」 といこう!!

HIV陽性者の家族と友人の会1st.geocities.yahoo.co.jp/gl/base_kobe

12月1日は、世界エイズデーです

2006年11月30日 | エイズの活動
WHO(世界保健機関)は、1988年に世界的レベルでのエイズまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を図ることを目的として、12月1日を“World AIDS Day”(世界エイズデー)と定め、エイズに関する啓発活動等の実践を提唱した。我が国においても、その趣旨に賛同し、毎年12月1日を中心にエイズに関する正確な知識等についての啓発活動を推進しており、全国各地で様々な「世界エイズデー」イベントが実施されています。

昨日から、東京で、第20回日本エイズ学会学術集会・総会が開催されており、今大会の大会長は、学会史上初めて、研究者ではない、ぷれいす東京の代表をされている池上千寿子さんが務めています。

ちなみに、私は、三年前に開催された、第17回日本エイズ学会学術集会・総会の実行委員を務めました。

医学系の学術会議の大会長を、NPOという市民活動の団体の代表が務めることは、エイズを除いて他にありません。つまり、エイズに立ち向かうには、医学系の専門家だけではできないという証なのです。感染拡大が続くわが国で、20回の記念すべき大会に、市民活動が中心になって開催される意義を、強調しておきたいと思います。

治療、ケア、予防啓発に、研究者、医師をはじめとする専門職、看護職、カウンセラー、MSW(社会福祉士)、公衆衛生に携わる者、NGO等が力を合わせて向かい合わなければなりません。とれが欠けても支障をきたします。

中でも大事なことは、社会を構成する全ての人が、一人ひとりの問題として認識し、差別・偏見と闘う市民活動を広げることです。そのためには、HIV陽性者との連携を強めることも不可欠です。

エイズデーに当たり、神戸のNGOの代表として、心新たにエイズに向かい合うことを誓います。



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