辛口KOJIの 「キリリ」 といこう!!

HIV陽性者の家族と友人の会1st.geocities.yahoo.co.jp/gl/base_kobe

これどう思いますか?

2007年05月03日 | エイズの活動
私の日記を読んで下さる皆さんにお尋ねします。

まず、↓のHPから、「エイズってなあに?」をご覧下さい。そして、「サンプル」をクリックして下さい。

http://www.plaza.menet.ed.jp/kenkyujo/jisaku/h13tenji/syourei.htm


教育現場でのエイズの学びって全国的に、こんな感じの学びが多いのです。


これは、小学校で製作されたものですが、いつものことながら、ウイルスの可視化の中で、「HIV」の描き方が問題です。

ひどいのになると「悪魔」になってしまいます。

こんなHIVの描き方をしていたら、小学生がどう思いますか?


それでいて、きっちりと、

「なお、偏見や差別をなくし、ともに生きようとする態度の育成にも配慮した」

と明記しているのですよ!!

どんな理念で、教えているのでしょうか?子供たちが可愛そうに思えてなりません。

でも、この先生は、勉強不足なだけで、すごく真面目でいい先生だと思います。

HIV+の仲間は、どう思いますか?

こんな教え方でいいですか?


HIV陽性者は、大変怖い(嫌な、汚い)ウイルスが体内にある人として、視覚からも、幼い心に染み付いてしまいます。

そして、次の段階では、

性道徳に結び付けられてしまいます。

つまり、『ともに生きる』ということを、全く意識することのない学校教育が、全国で無意識のうちに、当たり前のように行なわれているのです。

そして、それを指摘する人も極めて少ないのです。

この作品は、群馬県前橋市の小学校の取り組みです。そして、「奨励賞受賞」といいますから、現地のエイズ教育の質がわかりますね。

まあ、選ぶ方もエイズの本質が理解できていないのですからお寒い限りです。

多かれ少なかれ、全国どこにでもこのような事例があります。

エイズ対策の基本って、実は、日本では、ほとんど発信できていないのです。

エイズ対策の基本は、いつも言っているように、

HIVに対して、図らずも弱い立場になっている人たちを励ますこと

です。

そうでないと、疎外感から、検査にもいけないですよね。そして、追い詰められて結果は、

『自殺か、心ならずも新たな感染源』です!

「HIVとともに生きる社会」って、日本では、至るところで、スローガン(絵に描いた餅)状態で、全く理解できていない教育現場に対して、それぞれの地域で指摘して欲しいと思います。

これでは、一生懸命やればやるほど、HIV感染は、拡大します。

日本では、これをはっきり発信しているNGOの活動も実は極めて少ない状況です。

もっと真剣に、エイズに向かい合って、深く考えて欲しいと私はいつも思いますが、みなさんは、どう思われますか?

全てのマイミクさんにお尋ねします。

性教育がしにくい中で、している学校がこんな状態なんです。

先ずは、これを皆で考えないとダメなんだと思います。




最新の画像もっと見る