辛口KOJIの 「キリリ」 といこう!!

HIV陽性者の家族と友人の会1st.geocities.yahoo.co.jp/gl/base_kobe

神戸ヒーリングエモーション「幸治のお部屋」

2006年12月16日 | エイズの活動
15日夜のゲストは、「LGBTの家族と友人をつなぐ会」代表の尾辻孝子さんと、お仲間の西本幾子さんにゲストにお越し頂きました。

お二方とも、ご自身が、娘さんや息子さんから、突然、カミングアウトされたご経験を語って下さいました。

私が印象的だったのは、西本さんの「もっと早く知ってあげればよかった」という優しい一言でした。困惑を乗り越えて、ご家族の理解を得て、これからの長い人生を生きることのできる若い息子さんは、とても幸せです。誰もがそうありたいと願いますが、まだまだ、現実は厳しいですね。

尾辻さんは、娘さんからカミングアウトされたのは、ファミレスだったそうです。そして、ご自身の心に2年間も封じ込めながらも、ずっと娘さんを思い続けられたそうです。

お二人とも、様々な困難を乗り越えられて、今の活動を始められました。性的少数者は、ネットなどを通じて、つながることができても、カムアウトされる側は、孤立して、誰にも言えない悩みを抱えてしまう可能性があります。

お話を聴き続ける中で、やはり、最後は、人としての優しさが決め手になるんだろうと思いました。わが子を愛する親の心は、強いなと感じました。

私も、いろいろなカミングアウトを経験したことがありますが、一番厳しいのは、宗教かもしれません。「カミングアウト=出て行け!!」というのもありました。HIV感染告知でも、それがありました。こんなシーンに出会わすと、宗教の意味が理解できなくなります。

すぺての宗教は、人の幸せのためにあるはずです。しかし、わが国の法律に反していない、何ら病気でもない、選択の余地がないこの性的少数者の人権について、「NO!!」と言い続ける一部の宗教者たちが、本当に心優しい人なのか、私には理解できません。

神は、家族を引き裂くことを望んでおられるのでしょうか?神の子ではない子を産んでしまったのは、そんなにいけないことなんでしょうか?

今日は、あえてこんなタブー話を書きました。こんなこと書いたら、また、ネット上で叩かれるのでしょうが、昨夜の番組を放送し終えて、家族のつながりを考えたとき、無念にも、つながりを絶たれた人たちを思うと、正直なところ宗教がわからなくなりました。救ってくれるどころか、排除してしまうなんて、、、

一人ひとりがみんな幸せになりたいと思っています。そして、親は、子の幸せを願います。そんな当たり前のごく平凡な幸せを求めることも許されないのは、あまりに無情ではないかと思っています。


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