辛口KOJIの 「キリリ」 といこう!!

HIV陽性者の家族と友人の会1st.geocities.yahoo.co.jp/gl/base_kobe

ワイズメンズクラブでの一こま

2008年09月18日 | エイズの活動
土曜日の夜に、大阪みなとYMCAで勉強会をしました。ここは、3回目になります。

今回は、せっかくの機会でしたので、私の話の半分を今回の河南高校の話にしました。つまり、河南高校3年7組の生徒に学ぶというものでした。

担任の安田先生もご参加下さり、現場の生の声をお伝えいただきました。

これから、生徒たちがどこに行こうとしているのかについても話をしました。つまり、どう変わっていくのかという話ですね。いい学びができましたから、どう行動変容していくのかということでしょう。

安田先生は、賞を逃したことで、凹んだことが、彼らにもっと深く考える機会になったと話をしてくれました。そして、それが評価をしてもらえなかった人たちに対する怒りを通り超えて、きっと強さや優しさについて考えるのだろうとも話をしてくれました。

生徒たちの今回の行動に、私たちも学びを更に深めることができました。

批判に対峙するのではなく、エイズで学んだ「ともに生きる」ために、どう行動すればいいのかを模索しだしたそうですね。それを見ていて、本当に担任として幸せだと語ってくれました。

↓は、今回の後半部の資料です。

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大阪府立河南高校3年7組の生徒から学ぶ

経緯 
 
今年1月の私の大阪府立大学での講義を聴講した3年7組の生徒3人が、担任に相談し、クラスメイトを説得し、私を同クラスの独自の学びに招き、それをもとに、クラス一丸となって難しい劇である「RENT」に取り組んだ。校内の低い評価に対して、深い失望、怒りを経て、彼らはどこに行こうとしているのか?

RENT
 
1996年2月13日 、オフブロードウェイのニューヨーク・シアター・ワークショップで開幕、好評を博し、同年4月29日にはブロードウェイに舞台を移して大成功を収めた。同年度のトニー賞ミュージカル部門で最優秀作品賞、最優秀脚本賞、最優秀オリジナル作曲賞、最優秀助演男優を受賞、またピューリッツァー賞ドラマ部門でも最優秀作品賞を受賞するなど、数々の栄冠に輝いた名作。ブロードウェイでは、「オペラ座の怪人」に次ぐロングラン公演となった。ニューヨークの貧しい一角で繰り広げられた、男性同性愛のHIV陽性者、暴力、麻薬などを含む内容は、教育には馴染みにくい。

担任の思い

『RENT』 に取り組んだことで、クラスの生徒はとても強くなりました。「正しいと思うことを行動する勇気」、「他者に思いを寄せられる勇気」。自信、自己肯定感、など他にも色々言葉はあると思います。教員からの言葉や、その後も頂く、繁内さんたちからのメッセージ。時間がたつにつれて広がっていくことを感じます。そんな彼らの様子をそばで見ていられることは、私にとって、言葉にできないほど幸せなことです。

キーワード

①  学校教育、大人、教員、文化祭、評価、努力、使命感、信念、肯定感、連帯、感動、挫折、怒り、共感、行動変容、人生、生きる、命、青春 など

②  HIV、エイズ、男性同性愛、麻薬、暴力、人種、貧困、差別、偏見 など

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大きな学びをしてくれた生徒たちと、それを元に大人が学んだ今回の文化祭。これをどう活かすか大人が問われているように思います。


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