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神戸新聞 2007年5月18日朝刊 (地域ニュース、神戸東部)
差別撤廃の日
性的少数者が署名、啓発活動
(中央区)
社会に残る性的少数者への嫌悪感や恐怖感(ホモフォビア)について考える「国際反ホモフォビアの日」の十七日、神戸まつりのパレードにも出場した団体「神戸LGBTIQプライドマーチ」のメンバー四人が、中央区加納町五の街頭で署名活動とビラ配りをした。メンバーは「性的少数者が身近にいるということを知ってほしい」と呼びかけた。
1990年五月十七日、世界保健機関(WHO)が定める国際障害疾病分類から、「同性愛」が削除されることが決まった。この日にちなみ毎年、世界各国で、レズビアン、ゲイ、性同一性障害者など性的少数者が差別撤廃運動を展開。日本でも昨年、東京都新宿区でイベントがあり、今年は東京、大阪、神戸で運動があった。
街頭では、メンバーが「同性愛などを打ち明けられず、悩んでいるこども達がいます」と呼びかけ、教職員に理解を促す対策を市に要望する署名を集めた。代表の増田ケンゾヲさん(四五)=西宮市=は「性的少数者はテレビなどで笑いのネタになっている。学校でも家庭でも話せない子どもを救いたい」と話していた。(上田勇紀)
神戸は、これからも心豊かな市民社会に向けて、行政、メディア、NGOがしっかりスクラムを組んで歩んで行きたいと思います。
神戸新聞、ありがとう。上田記者、ありがとう。