辛口KOJIの 「キリリ」 といこう!!

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Kさんの和解を報じた記事

2008年01月12日 | エイズの活動
この日記でも数回紹介させて頂いていたKさんの和解の記事が、各紙に掲載されています。苦しい闘いを強いられましたが、和解が成立して本当によかったと思います。Kさんの勇気に心から賛辞を送りたいと思います。


性同一性障害:障害理由に解雇 雇用先、解決金180万円で和解 男性へ遺憾表明も
 
性同一性障害(GID)を理由に解雇されたとして、大阪府内の男性(51)が雇用先だった社会福祉法人「大阪自彊(じきょう)館」(大阪市西成区、吉村和生理事長)に対し、慰謝料200万円などを求めた訴訟が大阪地裁(中山誠一裁判官)で和解した。同法人が解決金180万円を支払う。和解条項で同法人は、男性が在職中にGIDに絡んで不快な思いをしたことに「遺憾の意」を表し、今後の取り組み強化を約束した。【遠藤孝康】

 原告側代理人は「法人が職場での配慮不足を認めた形で勝訴的和解。GIDの人が裁判に訴えることはハードルも高く、和解の意義は大きい」としている。

 訴状によると、男性は04年3月ごろ、GIDと診断された。同9月、男性は野宿生活者への巡回相談員として採用された。同法人は男性の障害を分かっていたが、上司は「野宿者から蔑視(べっし)される」と化粧や女子トイレの使用を禁止。相談業務を一緒に行う同僚からは「男か女かはっきりさせてほしい」「一緒に仕事をしたくない」などと言われた。その後、06年3月で契約の更新を拒否された。

 男性は06年10月、解雇無効の確認と慰謝料などを求めて提訴。法人側は「更新拒否は男性の業務実績が乏しいためで障害のせいではない」と反論していたが、地裁の和解勧告を受けて昨年12月に和解が成立した。

 同法人は「今後、職員に対し、GIDへの理解を深める取り組みを進める」としている。男性は「法人が前向きな姿勢を見せたのはよかった。もっと社会での理解が進んでほしい」と話している。

毎日新聞 2008年1月10日 大阪朝刊


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