辛口KOJIの 「キリリ」 といこう!!

HIV陽性者の家族と友人の会1st.geocities.yahoo.co.jp/gl/base_kobe

二つのサイトのご案内と二人だけの忘年会

2006年12月27日 | エイズの活動
ネット上でも、色々なサイトが、私たちの活動をご紹介して下さる機会があります。今日は、二つのサイトをぜひ、ご覧下さい。

 (1) LGBTの家族と知人をつなぐ会
   
   http://blog.goo.ne.jp/family2006/d/20061221
   
 (2) 大阪府議会議員尾辻かな子さんのブログ

   http://blog.so-net.ne.jp/otsuji/archive/20061226
   
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今夜は、二人だけの大阪での忘年会。その相手は、私がエイズの活動をする中で、一番の理解者と言っていい男性です。

皆さんは、三菱ウェルファーマって会社の名前を聞いて、何か思い出しませんか?そうです、薬害エイズを引き起こしてしまった、あの『ミドリ十字』の合併会社なんです。

薬害エイズを引き起こした、あの憎き会社の社員と仲良くするなんてどういうこと、、、なんて思わないで下さいね。彼は、労組の幹部として、ずっとエイズに関わって来ました。合併を繰り返して、薬害エイズが風化しつつある会社の中で、そうあってはならないと、精力的にエイズに取り組んでいます。

エイズのボランティアが足りないと言えば、喜んで仲間を集めて馳せ参じてくれる、私には心強い存在です。

薬害の教訓を風化させてはなりませんが、サラリーマンである以上、自社の商品を売り続けなければならない中で、起きてしまった薬害エイズ。社員や家族もまた、心の痛みを持った別の意味の被害者なんだと私は思います。

私の友人には、薬害エイズの大阪原告団の代表である花井十伍さんや、理事の藤原良次さん、いつも情報を送ってくださるネットワーク《医療と人権》理事長の若生治友さん、それから、ペンネームながら、今年の春に、『血にまつわる病から生まれたメトセトラ』(文芸社)を、出版された将守七十六さん、息子さんを薬害エイズで亡くされたお母さんであり、NPO奈良HIV情報センターで理事長として頑張っておられる稲葉美代子さん等々、薬害エイズの被害者やご遺族の皆さんもたくさんいらっしゃいます。

エイズによって人生を変えられた人たちと、私とでは、苦労も全く違うのは当然ですが、エイズが映し出す私の友人の生き様を、これから少しずつでも皆さんにもご紹介できればと思います。薬害エイズを風化させないために、、、

昨日の日記では、厳しいことを書きましたが、私の中にあるエイズとは、「愛があろうがなかろうが、セックスをするときはコンドーム」(これが悪いのではありませんよ)と言った予防のメッセージだけではない、本当に様々な意味で、厳しいものがあります。そんなことを少しでも理解して頂ければと思います。

今夜は、親友と二人だけの忘年会を、この一年を振り返りながら、存分にエイズの話をしたいと思います。


★★★ お願い ★★★

「血にまつわる病から生まれたメトセトラ」(薬害エイズ訴訟和解から十年、僕らはこんな感じで生きています)を、ぜひ、お買い求め下さい。

著者   将守七十六
定価   1300円
発行   文芸社
発行日  2006年3月15日

私にもご恵送して下さり、読ませていただきましたが、非常に主観的な内容で、彼の生き様、考え方が、斜に構えた批判と相まって、こんな薬害エイズの思いもあるんだという現実を知ることができます。被害者の立場からの強いメッセージに触れる機会にもなると思います。 (繁内幸治)


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