青空。梅雨の鬱陶しい時季が終わり、気持ちまでスッキリするような空です。夏の空は気持ちいいですね。
そんな夏に私は、えらいとこにいます。
まあまあ深い溝です。
のぼれるやろうか。
話を遡ること30分前、発見したのは嫁です。昨日の強風でゴミ箱が飛んでいきそのまあまあ深い溝に落ちたのです。
私はおもしろそうな話だと思い、また夏の謎の活発化も手伝い、嫁が出勤してから大冒険に出ることにしました。
溝に降りるのは簡単でした。
水があんなに飛び散るとは思わなかったけれど。
そしてゴミ箱を拾い、放り投げました。あんなに水が落ちてくるとは思わなかったけれど。
そしてどこか登れるところ探しました。深い溝からの景色はそれは何処か幻想的で、私はとてもラッキーな気持ちでいました。
まさかそのタイミングでまあまあきれい目の女とすれ違うとは思わなかったけれど。
まあ、まあまあ深い溝に、まあまあええ歳の、まあまあ赤いTシャツの男がいたら、そら二度見しますね。
その後、溝に突っ張ったパイプみたいなものを使って逆上がりのようにして地上に戻れました。
ゴミ箱も無事です。
めでたしめでたし。