オイルヘッド

夢みたいなことがしたくて、だけどナントナクの日々。

リターナー

2004年11月15日 | SciFi
リターナー、やっと観た!
劇場は行きそびれてしまったんだが、ビデオいつ借りようか、小出しに悩んでいました。

なんつったって金城武!
いやーカッコよかったっす!もうこれに尽きます!
僕が女性なら「彼氏にしたい第1位」てなもんです。

舞台は2002年のヨコハマ。物語は対エイリアン戦争の悲惨な歴史を変えるために2084年からやってきた少女「ミリ」と出会った殺し屋「ミヤモト」の、地球の運命を賭けた3日間、てな具合。
陳腐なストーリー、恐ろしく緻密な和製VFX、マトリックスのパクりと言わないでって感じのスパイアクションと黒いロングコート。そして、そして、金城武。
どれをとっても僕のためのこのイッポンって感じで、思いっきり楽しみました。
これなら安心してDVD買えます!(^_^)

ちなみに、広く多くの方に観ていただきたいと思う、映画的まじめお勧めポイントは、ブチギレ・マフィア役の岸谷五朗。
常識の通じない、狂気と天才紙一重の暴力男を好演、これまでに知らなかったスゴミがありました。次に何を言い出すのかわからず、結構ドキドキしました。
そういえば、織田裕二主演の雪山もの「ホワイトアウト」に出演したときの佐藤浩市も似た役どころでとてもよかったです。

監督:山崎 貴


※この投稿は、初出:カンソウルーリー(2003年9月10日)を加筆修正しました。

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サンダーバード

2004年11月12日 | SciFi
サンダーバードのDVDが発売になりました。
2004年の夏休み、一番楽しませてもらった映画です。
劇場はお父さんと小学生の組み合わせがいっぱいで、しかもお父さん同士は「テレパシーで同窓会」状態(笑)。

この作品の雰囲気は、大雑把に言うと「iMac」とか「ニュービーグル」。確かに新しいんだが他のものに間違いようがない。
僕たち「同窓会世代」にとっては、やれあそこがイイ感じだの、あそこの詰めが甘いだのと、好き勝手なことを言い合えるお楽しみ満載の作品なんだが、子供が楽しむ作品としての基本がしっかり押さえてあって、はじめてサンダーバードに触れる子供にとってもカッコイイ仕上がりになっています。

我家の小学5年生にはコマンドシップ「1号」が、小学1年生にはスペースシャトル「3号」が「カッチョイイ!」と人気。我らのあこがれ、ミスター・コンテナジェット「2号」は、残念ながら思ったほど活躍の場が与えられず、これはもう続編作ってもらうしか!状態でした。

しかし、サンダーバードって、嬉しがるのは英国と日本だけなんだってね。実際、今回メガホンをとった監督もアメリカ人で、この話があるまでサンダーバード知らなかったって。
うーん、それにしてはよくできてたよー。

監督:ジョナサン・フレークス

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時をかける少女

2004年11月01日 | SciFi
監督:大林宣彦

深夜放送でみかけてなつかしく思い、ついつい観はじめました。おもえば原田知世にはベタ惚れだったワタクシ。照れくさく思いながらもやっぱり結局、全部観てしまった。
全編に渡って僕の記憶よりもまだみずみずしい映像には感嘆。

「桃栗3年」も「土曜日の実験室」も過ぎ、もう少しで終劇と言う頃に、故・入江たか子と同じく故人となった上杉謙の演じる深町老夫婦のシーンがあります。

「二人きりが長いですねえ」「ずーっと二人きりなんですかねえ」

何度も何度も繰り返し観たはずのシーンなのに、思わずブワっと涙が出てしまった。
キモチの芯がぐぐっと押し上げられた感じ。

老成した俳優と静かな音楽。きっと大林監督自身も大好きなシーンだったんじゃないかな。
その大林監督の人柄に惹かれて集まった映画職人たちのすべてが集約されたシーンなんであろうという気がしました。
癒されるってのはこの感じかも知れない、とも思いました。

昔から知ってるなじみの映画も、歳とってから観ると、違うもんですねえ。

DVD at Amazon
入江たか子
上原 謙

※この投稿は、カンソウルーリー(2004年8月19日)初出を加筆修正しました。

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