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うつ病社員のもろもろの話

地底超特急大爆破

「ウルトラマンZ」にM1号が出た。



M1号(ウルトラQより)

それだけでも驚きだが、
巨大化しているぞ、建物壊しているぞ。

どうしちゃったんだM1号。

結局最後に彼は元の大きさに戻って
ハッピーエンド。
良かった良かった。

ところでM1号は子供に受けたのかなあ。

一応ソフビは発売されている。

M1号。人工生命体
身長2メートル
3歳児位の知能がある。

ネットで検索すると、そっくりさんとして
高砂親方とか


ダウンタウンの浜ちゃんとか


本家円谷プロでも「あっガッツ石松」とか
言ってるし。
(映画「ウルトラマンZOFFY」より)



当人に失礼だぞ!とは思うが
意外と認知度の高い怪獣なんだろうか。

「ウルトラQ」放送回10話
「地底超特急西へ」



最高速度時速450kmいなずま号。
新東京駅〜北九州駅間の
マスコミ向け試運転の日、
靴磨きのイタチは仲間と共謀して
客車へ潜入した。

一方星川航空の一平は
毎日新報の由利子の
同僚カメラマンに成り済まし、
機材の入ったトランクを持って乗車した。

しかし一平が持ってきたトランクは
星川航空が大阪まで輸送依頼を
受けた別のトランクだった。
中身は相川教授が研究中の人工生命
M1号の入った圧縮ボンベである。


トランクがないことに気づいた星川航空の
万城目と相川教授は至急いなずま号宛に
連絡をとる。

いなずま号の係員が一平のトランクを発見。

トランクは耐熱耐震で絶対安全の
保管ロッカーに格納するが、


その直前に、
ちょっと1枚と他社の新聞社が
カメラのフラッシュを浴びせる。

フラッシュの影響でM1号は
保管ロッカーの中で細胞分裂を始め、
やがてロッカーの隙間をゲル状になって
抜け出し、類人猿のような姿に変身する。

この時の運転士の表情が秀逸。
M1号は、いなづま号の運転席を陣取って
自動操縦装置を破壊してまった。

制御不能となったいなづま号は暴走。
速度メーターが左右にブレ始め、
事情を知らない由利子達は不安になる。





一方イタチは列車の係員に見つかり、
機関車へと逃げ込み、そこで運転席にいる
M1号と対面する。

M1号を運転士ロボットだと
思ったイタチは


「少しはマシなロボットにすれば
いいのによ」と言っている。

イタチが機関車にいる事を知らない
運転士は最後の手段としてM1号の
機関車と後の列車とを切り離した。

運転士
「南無八幡大菩薩」 ガチャ!
しかしイタチが乗っている事に気づいた
いなずま号の乗員達。

新東京駅に向かう万城目と相川教授。

西川主任の話では
いなずま号の終点北九州に車止め
設置した。
これなら時速600kmで走ってきても
いなずま号を80%の確率で
止められるという。

万城目が言う。
80%で胸を張っては困ります。
子供の命がかかっているんです。

西川主任は
我々の血と汗とが生み出した80億7千万円
の機関車の運命もかかっております、
と答える。

列車を止めた上でM1号を射殺するという。

確率を90%に上げられませんか、
まだ考えられる事があるでしょう
食い下がる万城目。

西川主任、
後は運を天に任せるだけだ。
100%安全なんてあり得ない、
と反論される。

万城目、なんだか
「新幹線大爆破」の宇津井健さんみたい。

ただ「新幹線大爆破」は
車内の爆発物を確認して処置した後で
ブレーキをかければよいが、

今回は
「彼」によって運転装置が壊れている。
北九州の車止めまで只々一直線である。

西川主任が車内のイタチへ
連絡を取ろうとするが、


電話に出たのはM1号。

西川主任「アブアブ?何だお前!」

まさに制御不能の「走る爆弾」である。

イタチには悪いが、イタチ以外の乗客が
助かっただけでも良かった。
そうこうしているうちに
機関車は車止めに衝突。
そのまま機関車は暴走、
車止めごと給油タンクに
突っ込み、駅周辺は大爆発。







「西部警察partⅢ」の酒田ロケみたい。



(注:列車に積んでいたのはミサイル)

実は衝突前にイタチはロッカーの中に入り、
爆発の際、
M1号とロッカーは遠い宇宙の
彼方に飛ばされ地球の周りを漂うという
不思議なオチでジ・エンド。

爆発の後、西川主任はロッカーの存在に
気がつかなかったことを悔やんでいたが、
あまり悲壮感はない。

もっとも気がついたとしても
それをイタチに伝える術はないのだが。

電話をかけてもアイツが出るだろうし。

しかし万城目は怒るぞ。ロッカーの件を
知って。
だから私があの時言ったでしょう。
 少しでも確率を上げるには何かある
 でしょうと!」

いやイタチが生きていたとしても、
万城目は怒るぞ。
「あの時イタチくんがロッカーに入った
のは偶然に過ぎなかったんです!
私達はイタチくんを見殺しにしたのも
同然なんです!」

とにかく万城目と西川主任は
イタチそっちのけで
つかみあいの喧嘩をしたに違いない。



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