登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

鶏頭-早池峰縦走

鶏頭-早池峰縦走・・・遥かなる頂へ続く路をただひたすらに

ここ最近ストレス登山が続いていたので久し振りにガッツリ歩いてみたかった・・・それだけのことです。で、憧れのあの稜線に本日挑みました。天候は曇りベースで昼過ぎから雨予報という生憎模様ですが、黙々と歩けるのならば合羽もありです。単純標高差750m、全行程11Kmオーバーですが、敢えて鶏頭山からの登りを選択。帰りのシャトルバスチケットのみ購入しいざ。やはり一筋縄では行かないルートに苦闘するも終わってみればもの凄く楽しい山歩きに大満足です。

■記録

朝7時前。既に多くの人がシャトルバス待ち

さすがこの時期の早池峰はただ事ではない感じ。自分は帰りの片道チケットのみ購入し岳のカッパ橋を渡る

鶏頭山登山口。今日ここから登る人はいるのだろうか?下ってくる人を期待してさて行きますか

問題はこの鶏頭山への登り。地味に樹林帯の急登である。なるべく体力消耗を押さえゆっくりとしかし立ち止まらずに一定のペースで行こう

中略・・・避難小屋まで来た。3月に登ったときは雪の上に建っていたイメージだが、この時期はジャングルの中だ

やっと森林限界。しかし雲の中・・・うむむ

だが直ぐに花畑でテンションアップ。凄い。ハクサンフウロとヨツバシオガマさんが印象的

七折れ分岐。ここから早池峰は・・・5.6Km。この時点で2時間30分と見積もるが全く甘かった

お~綺麗だ

梯子を登りニセ鶏頭山。3月は雪で断念したっけ

汗だくで鶏頭山着。さてここから

ガスガスだが未知の路に期待感と不安感

少しだけ平原の路を行くと直ぐに岩場と

そして樹林帯を繰り返すようになる。樹林帯は汚泥が標準

霧とコメツガの匂いは色んな幻想を見せてくれる

何気に滑落誘発トラバース。岩を跨いだりする場面が何度も

更に続く樹林帯。だいぶ来たかなとGPSで確認するもまだまだ1/4位。先は長いな・・・

水場への分岐通過。水場に寄ってみる余裕は無し

お~でかいな。これも幻想だな

こんな感じの魚いるよな。これも幻想

これは幻想・・・ではない。この木が無ければ渡れないかも

不思議の森を抜け一瞬青空が・・・回復傾向?いやいや

本日最初で最後の早池峰ウスユキソウさん。早稲一輪

中岳への岩場突入。先程スライドした単独男性から「この後はクライミングで大変だよ」と忠告を受け「それは楽しみです」と返す

マーキングもしっかりあるので道迷いはない感じ。さてわくわく・・・

そして出たー!こういう所を歩いてみたかったのだ。レディー奥様パーティー頑張っているが渋滞だ~

何となく奥様方の動向が気になり最後まで見守ってみる。無事通過できたようだな

まだまだ続く迷宮のような岩場。最高!

中岳到着。岩場は楽しいが思ったより時間がかかるな

頂上はこんな感じ。早池峰まで2.1Km。もう直ぐだ・・・

と思いきや、まだまだ遠い早池峰山。確かにここの標高はまだ1600mちょい。実はここからが長い

立ちはだかる蛇紋岩の壁。ここから早池峰への本格的な登りが始まる感じだ

おっこれはチングルマさん。蛇紋岩でも咲くんだね

あきらケルンという所。ここからも結構ある・・・

ヘロヘロでペースダウン

長かった。やっと早池峰到着。ニセ鶏頭から2時間30分と見積もったが結局1時間以上オーバー

雨予報だったので上出来である

さて飯だメシだ~

この天気でも人は多い。大抵は小田越ピストンだろうが、実は中岳周辺が一番の花いっぱい地帯。教えてあげたいが内緒^^

帰るべ帰るべ

あ~やっぱり大渋滞だ~。こりゃバス1本遅らせるかも

やはり間に合わなかったな

まぁこの時期に来たのでしょうがない。それでも無事踏破できたことに感謝したい

■タイム
06:53 岳臨時駐車場出発
07:00 鶏頭山登山口
07:26 畳石  
08:20 避難小屋
08:46 七折の滝分岐
08:50 ニセ鶏頭
09:07 鶏頭山到着
09:53 水場分岐  
10:57 中岳
11:23 早池峰まで1.5Km標識
12:00 あきらケルン
12:22 早池峰山到着(昼食)
12:40 下山開始
12:46 剣ヶ峰分岐
12:52 梯子場
13:04 ロボット岩(五合目御金蔵)
13:48 小田越登山口到着
 ※登り 5時間29分、下り 1時間8分(早池峰山から)

■GPSログ(距離:11.81km、高度の上昇/下降:1591m/-845m)


■勝手に難易度指数:38points

■感想、反省等
・鶏頭山と中岳~早池峰の登りが辛いです
・仮想平ヶ岳のシミュレーションですがあちらはピストン
・すれ違ったのは単独男女3人と奥様7人パーティーです
・本日逆コースは恐らく自分のみです
・1/2地点まで誰とも会わず正直不安になりました
・舐めていたわけではありませんが長かったです
・そりゃバスで30分も掛かる距離を歩いたわけですから
・感想としてはテクニカルで非常に面白いコースでした
・ただエスケープルートは存在しないですので、
・途中で怪我などした場合は怖いですね
・次行くときは下りコースにします^^

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