好きな映画10本の話

9:20AM　会社で、隣のT田がなんだか考え事をしているようだ。じっと机に向かって頭を抱えている。うーむ、職場の先輩としては、ここは、相談にのるべきだろう。
“T田さん。何を考え事しているの？”
『８コまでは、出てきたんだけど、そのあとが…』

なになに？好きな映画１０本を選ぼうとしているが８本で、つまってしまったのだと。
電話もとらずに、気になっていたことは好きな映画１０本についてか。そうか。。

T田よ。
この１年でずいぶんと成長したものだぞ。好きな映画１０本を選ぼうと仕事もそっちのけに悩むなんて。＞＞これはだな、ヒジョーに難しいことなんだよ。
これまでのジンセイにおいて観た映画から１０本を選ぶなんて。私もそのことに考えが向いてきた。

どれどれ、みせてみそ。
『ニューシネマパラダイス/カサブランカ/バック・トゥ・ザ・フューチャー/誰がために鐘は鳴る…』（今、覚えているのはこれだけ）

よーし、私も先輩としてベスト10を選ぶか。
（アニー・ホール/七人の侍/2001年宇宙の旅/ティファニーで朝食を/ニューシネマパラダイス/カイロと紫のバラ/パルプ・フィクション/北北西に進路をとれ/ひまわり/素晴らしき哉、人生）

『え？もうできちゃったんですか？』（5分くらい）
まあ、今日現在の気分だよ。ウディ・アレンが2本、邦画（クロサワ）を1本入れてみた。
そういや、昔いた会社では、新人が入ると好きな映画10本を書かされるのだ。仕事もたまっているのにもかかわらずだ。先輩はそいつの10本を見て、どんなヤツかみてるってわけよ。ときどき、みんなで10本出し合って、ああでもないこうでもないと映画談義だ。キャッチコピーに頭抱える前に、映画のことで悩んでしまうのさ。うっかりした題を書くと馬鹿にされるし。

つうことで、みなさんも職場などでお昼休みにやってみましょう。その人の意外な一面がわかることもありますよ。