それでは前回に引き続いて、Term2の授業の詳細について。
BEHAVIORAL FITNESS 2 12Sessions(相変わらず適当なタイトルが思いつかない・・・)
Term1に続き、またこの授業。
若干スピリッチュアル気味な授業があってすごく不評な先生がいたりしたものの、
一番面白かったのはTerm1のグループメンバーについて360度評価を行うという授業。
それぞれのグループメイトについて、事前にオンラインで評価を行い、
結果を見てから、実際にみんなで集まってそれぞれのメンバーについて、
良かったところ悪かったところ等をコメントするという流れで実施された。
うちのグループは建設的な感じで、しっかり皆の良いところを指摘しつつ、
改善点についても皆でコメントしあうという感じで、
Term1が終わって暫くたっているものの、皆でTerm1は良かったねぇと話しながら問題なく終わった印象。
グループによっては散々叩かれるメンバーがいて、そういったメンバーが泣き出してしまう、
何ていう話もあるらしいが、まぁそれは極端な例なのかもしれない。
自分についてはもう少し積極的になれというコメントを貰ったものの、
まぁ言葉のこともあるしなぁ・・・と思いつつもその後何回かはクラスでパーティシペートをしてみたので、
それはそれでよかったのかもしれない。
BUSINESS, GOVERNMENT & SOCIETY 10Sessions(企業と政治、社会との関係?)
旧来のストラテジーやマーケティングがどちらかというと、企業の内部、
そして外部といっても市場環境といったレベルしか対象とせずに分析を行ってきていたのを、
更にその枠を広げ、社会や政治との関りといった大きな枠の中でどのように企業が戦略、対応を行っていくべきなのかということを学ぶ。
Uberやウォルマートがどういった社会的批判に合い、それに対応していったのか、
法律が企業にとって不利な変更が行われそうな場合に、どのような対応を行うべきなのか?
そういったことを(ia)3フレームワークといったものを活用して分析していく。
先生は若いアメリカ人で、ワザとではあると思われるものの、
所謂アメリカ至上主義に近い感じの発言、考え方を多々するため、それが嫌だという人もいたようだ。
(まぁこの辺りを笑い飛ばせないと折角ヨーロッパのスクールに来た価値があまりない気もする)
毎回オンラインの小テストがあり、問題が結構難しい。
また評価の中でパーティシペートの割合が結構高かったので、もう少し参加しようかとか最初は思っていたものの、
結局あまりせず。(周りの議論を聞いているだけでそれなりに面白かったが)
CORPORATE FINANCE 30Sessions(企業財務論)
30単位もある、非常に重いクラス。
キャッシュフローの話から、財務予想、WACC等教科書に載っていることは一通り学ぶ。
先生が作ったエクセルの例題なんかを使いながら、理論を学びつつ、実践もしてみるという感じの流れであったが、
イタリア人の先生が生徒の質問に何でも答えようとするので、
度々授業の流れが止まってしまうのが個人的にはあまり好きではなかった。
小テスト4回、中間テスト1回、最終テスト1回と基本的にはテストの点数で成績が決まるのだが、
小テストがの点数が良かったので、特に対策をせずに受けた中間テストで爆死。
(配られていた例題みたいなのが出ていたらしいのだが、明らかに小テストとレベルが違った・・・)
結局最終テストは少しは回復させたものの、トータルとしては満足のいく出来ではなかった。
とはいえ基本的にはそこまで難しいことを学んでいるわけではなく、IRRといった概念も元々知っていたので、
ちゃんとやれば何とかなるはずではある。(逆に言えば少し知ってるのでかなりなめていたのが敗因・・・)
しかしかなりベーシックなイメージではあるものの、実際に自分の所属する会社の財務部がこういったことを念頭に仕事をしているのかと考えると、
全くしているようには思えないので、本当のファイナンスとは何なのだろうと勝手に色々と考えてしまっていた。
CRITICAL MANAGEMENT THINKING 10Sessions(批判的思考法?)
ロルフというカナダ人の名物教授による授業。
我々が常識と思っていることについて、過去の歴史(ローマ時代やメソポタミアの話)や聖書の1節、
アメリカの不動産バブルの事例等々を通して本当にその考え方が正しいのか、
違う考え方があるのではないかといった事を学ぶ授業?
事前に読んでくる課題の量が非常に多く、しかも難解なものが多いので、それを読むだけでもかなり面倒だった。
また授業中も基本的には先生が一方的にかなり早口に、それも難解なことを話すので、
それについていくのに結構苦労する印象。
真面目に理解すれば、話していること自体はそれなりに面白かった。
評価は基本的にはオンラインのテストを受けるか、レポートを提出するかのどちらかを選択できる。
自分は面倒なので、テストを選択。(というかほとんどの日本人はこちらを選択した模様)
20問を40分で回答だったように記憶しているが、問題が非常にマニアックかつ文章も難しめなので、
持ち込み可能だったものの、結局半分程度しか取れなかった。(一応平均よりは上)
エレクティブでもこの教授の授業があり、本当に好きな人はそれもとっているようだ。
(やはり事前課題が多いらしい)
嫌いな人はすごく嫌いなので、いい意味で評判の分かれる教授であるものの、
それでも好きだという人がそれなりにいるので結局残っているのだろう。
ENTREPRENEURIAL VENTURING 15Sessions(アントレ中級)
Term1のアントレの授業が、あくまでマーケットの求める商品のコンセプトを考えるだけだったのに対して、
Term2ではそれを1歩進めて、それを事業化するにはどうするのかというところまでを体験する授業。
今回は自分達でチームを組むことが出来たので、Term2のグループメンバーの半分程度と、
他のグループで分かれていた2名程度とで合流してチームを作り、
商品コンセプト、事業化について検討していった。
そういった事と並行して、授業ではまた創業のケースを扱ったりと、
基本的にはTerm1でやっていることとそこまでは変わらない印象ではあった。
中間時と最終時に3分間と5分間だかのピッチをやって、そこの評価が成績に大体反映されるようだった。
この辺りのピッチは基本的にはネイティブにやってもらいのが一番いい。
個人的にはあまり起業に関心がないので、そこまで思い入れは無い授業だった。
MANAGERIAL ACCOUNTING 15Sessions(管理会計)
Term1で学んだのが財務会計なら、Term2で学ぶのは管理会計。
スペイン人の陽気なおじさん教授が、簡単なケースを使いながら面白おかしく教えるスタイルで、
個人的には会計の授業でも面白く教えようと思えば出来るのだということを知れた意味では非常に良かった。
管理会計なので、どんな質問であっても最後は大体It dependsで話が終わるのだが、
まぁコンセプトが分かれば大体の生徒にとっては、実際に会計士になるわけでもないので、全く問題ないのだろう。
評価は期末テスト+グループワーク+パーティシペートだったものの、
期末テストは個人的には非常に簡単だったので、そこで差があまりつかないという意味で損した気分ではあった。
OPERATIONS MANAGEMENT 20Sessions(オペレーション)
非常にスペイン語訛りの強い英語を話すメキシコ人のおっちゃんによる授業。
オペレーションの授業では日本に関するコンセプトが非常に多く出てくるので、
日本の回転ずしの映像を流してはこれは何だという風に振ってきたり、日本ネタが出るたびに何らか振られるのがあれだったが、
少しはクラスに貢献できたのではないかと思えばまぁ良かったのかもしれない。
ケースを読んでそこで使われているコンセプトを説明したり、実際にシミュレーションをやってみたりと個人的には面白かったが、
教授が授業を進めるペースが遅かったりと生徒の間からは不満が出て、それをクラス代表を通して改善するように申し入れしたりと、
こういうこともあるんだなぁと色々なことを学んだ機会でもあった。
グループプレゼンでは日本の某牛丼チェーンを事例としたプレゼンを行い、
実際にクラスに牛丼モドキを作って配るといった事もしたので、個人的にはいい思い出の授業であった。
STRATEGY 20Sessions(戦略論)
ストラテジーといえば何となくMBAらしい授業。
SWOT分析やBCGマトリクスといった分析ツール、替え刃モデル等のビジネスモデルをケースを中心に学んでいく。
いい意味でオーソドックスな授業であり、ドイツ人の教授が淡々と話を進めていくイメージ。
日本のケース(任天堂やSKⅡ)もありその意味では面白かったものの、
一方でこういった分析ツールが既に時代遅れなのではないかという話もあり、
(だからBUSINESS, GOVERNMENT & SOCIETYといったノンマーケットの話を巻き込んだ授業があるのだが)
どこまで活用できるのかは分からないものの、それでもこういったベーシックを知っているからこそ、
その限界も分ってくるので、学んだことは決して無駄ではなかったのかもしれない。
評価はグループプレゼン+最終テスト。
うちはグループプレゼンでポケモンGOについて扱ったのだが、
元コンサルのメンバーが非常に高度なパワーポイント作成かつプレゼンも行ってくれたので、
そこの評価が非常によく、成績という意味では本当に助かった。
こういった資料作成に長けたメンバーがいると、プレゼンの質が全体的に上がるので、
そのTermが非常に楽になる。
BEHAVIORAL FITNESS 2 12Sessions(相変わらず適当なタイトルが思いつかない・・・)
Term1に続き、またこの授業。
若干スピリッチュアル気味な授業があってすごく不評な先生がいたりしたものの、
一番面白かったのはTerm1のグループメンバーについて360度評価を行うという授業。
それぞれのグループメイトについて、事前にオンラインで評価を行い、
結果を見てから、実際にみんなで集まってそれぞれのメンバーについて、
良かったところ悪かったところ等をコメントするという流れで実施された。
うちのグループは建設的な感じで、しっかり皆の良いところを指摘しつつ、
改善点についても皆でコメントしあうという感じで、
Term1が終わって暫くたっているものの、皆でTerm1は良かったねぇと話しながら問題なく終わった印象。
グループによっては散々叩かれるメンバーがいて、そういったメンバーが泣き出してしまう、
何ていう話もあるらしいが、まぁそれは極端な例なのかもしれない。
自分についてはもう少し積極的になれというコメントを貰ったものの、
まぁ言葉のこともあるしなぁ・・・と思いつつもその後何回かはクラスでパーティシペートをしてみたので、
それはそれでよかったのかもしれない。
BUSINESS, GOVERNMENT & SOCIETY 10Sessions(企業と政治、社会との関係?)
旧来のストラテジーやマーケティングがどちらかというと、企業の内部、
そして外部といっても市場環境といったレベルしか対象とせずに分析を行ってきていたのを、
更にその枠を広げ、社会や政治との関りといった大きな枠の中でどのように企業が戦略、対応を行っていくべきなのかということを学ぶ。
Uberやウォルマートがどういった社会的批判に合い、それに対応していったのか、
法律が企業にとって不利な変更が行われそうな場合に、どのような対応を行うべきなのか?
そういったことを(ia)3フレームワークといったものを活用して分析していく。
先生は若いアメリカ人で、ワザとではあると思われるものの、
所謂アメリカ至上主義に近い感じの発言、考え方を多々するため、それが嫌だという人もいたようだ。
(まぁこの辺りを笑い飛ばせないと折角ヨーロッパのスクールに来た価値があまりない気もする)
毎回オンラインの小テストがあり、問題が結構難しい。
また評価の中でパーティシペートの割合が結構高かったので、もう少し参加しようかとか最初は思っていたものの、
結局あまりせず。(周りの議論を聞いているだけでそれなりに面白かったが)
CORPORATE FINANCE 30Sessions(企業財務論)
30単位もある、非常に重いクラス。
キャッシュフローの話から、財務予想、WACC等教科書に載っていることは一通り学ぶ。
先生が作ったエクセルの例題なんかを使いながら、理論を学びつつ、実践もしてみるという感じの流れであったが、
イタリア人の先生が生徒の質問に何でも答えようとするので、
度々授業の流れが止まってしまうのが個人的にはあまり好きではなかった。
小テスト4回、中間テスト1回、最終テスト1回と基本的にはテストの点数で成績が決まるのだが、
小テストがの点数が良かったので、特に対策をせずに受けた中間テストで爆死。
(配られていた例題みたいなのが出ていたらしいのだが、明らかに小テストとレベルが違った・・・)
結局最終テストは少しは回復させたものの、トータルとしては満足のいく出来ではなかった。
とはいえ基本的にはそこまで難しいことを学んでいるわけではなく、IRRといった概念も元々知っていたので、
ちゃんとやれば何とかなるはずではある。(逆に言えば少し知ってるのでかなりなめていたのが敗因・・・)
しかしかなりベーシックなイメージではあるものの、実際に自分の所属する会社の財務部がこういったことを念頭に仕事をしているのかと考えると、
全くしているようには思えないので、本当のファイナンスとは何なのだろうと勝手に色々と考えてしまっていた。
CRITICAL MANAGEMENT THINKING 10Sessions(批判的思考法?)
ロルフというカナダ人の名物教授による授業。
我々が常識と思っていることについて、過去の歴史(ローマ時代やメソポタミアの話)や聖書の1節、
アメリカの不動産バブルの事例等々を通して本当にその考え方が正しいのか、
違う考え方があるのではないかといった事を学ぶ授業?
事前に読んでくる課題の量が非常に多く、しかも難解なものが多いので、それを読むだけでもかなり面倒だった。
また授業中も基本的には先生が一方的にかなり早口に、それも難解なことを話すので、
それについていくのに結構苦労する印象。
真面目に理解すれば、話していること自体はそれなりに面白かった。
評価は基本的にはオンラインのテストを受けるか、レポートを提出するかのどちらかを選択できる。
自分は面倒なので、テストを選択。(というかほとんどの日本人はこちらを選択した模様)
20問を40分で回答だったように記憶しているが、問題が非常にマニアックかつ文章も難しめなので、
持ち込み可能だったものの、結局半分程度しか取れなかった。(一応平均よりは上)
エレクティブでもこの教授の授業があり、本当に好きな人はそれもとっているようだ。
(やはり事前課題が多いらしい)
嫌いな人はすごく嫌いなので、いい意味で評判の分かれる教授であるものの、
それでも好きだという人がそれなりにいるので結局残っているのだろう。
ENTREPRENEURIAL VENTURING 15Sessions(アントレ中級)
Term1のアントレの授業が、あくまでマーケットの求める商品のコンセプトを考えるだけだったのに対して、
Term2ではそれを1歩進めて、それを事業化するにはどうするのかというところまでを体験する授業。
今回は自分達でチームを組むことが出来たので、Term2のグループメンバーの半分程度と、
他のグループで分かれていた2名程度とで合流してチームを作り、
商品コンセプト、事業化について検討していった。
そういった事と並行して、授業ではまた創業のケースを扱ったりと、
基本的にはTerm1でやっていることとそこまでは変わらない印象ではあった。
中間時と最終時に3分間と5分間だかのピッチをやって、そこの評価が成績に大体反映されるようだった。
この辺りのピッチは基本的にはネイティブにやってもらいのが一番いい。
個人的にはあまり起業に関心がないので、そこまで思い入れは無い授業だった。
MANAGERIAL ACCOUNTING 15Sessions(管理会計)
Term1で学んだのが財務会計なら、Term2で学ぶのは管理会計。
スペイン人の陽気なおじさん教授が、簡単なケースを使いながら面白おかしく教えるスタイルで、
個人的には会計の授業でも面白く教えようと思えば出来るのだということを知れた意味では非常に良かった。
管理会計なので、どんな質問であっても最後は大体It dependsで話が終わるのだが、
まぁコンセプトが分かれば大体の生徒にとっては、実際に会計士になるわけでもないので、全く問題ないのだろう。
評価は期末テスト+グループワーク+パーティシペートだったものの、
期末テストは個人的には非常に簡単だったので、そこで差があまりつかないという意味で損した気分ではあった。
OPERATIONS MANAGEMENT 20Sessions(オペレーション)
非常にスペイン語訛りの強い英語を話すメキシコ人のおっちゃんによる授業。
オペレーションの授業では日本に関するコンセプトが非常に多く出てくるので、
日本の回転ずしの映像を流してはこれは何だという風に振ってきたり、日本ネタが出るたびに何らか振られるのがあれだったが、
少しはクラスに貢献できたのではないかと思えばまぁ良かったのかもしれない。
ケースを読んでそこで使われているコンセプトを説明したり、実際にシミュレーションをやってみたりと個人的には面白かったが、
教授が授業を進めるペースが遅かったりと生徒の間からは不満が出て、それをクラス代表を通して改善するように申し入れしたりと、
こういうこともあるんだなぁと色々なことを学んだ機会でもあった。
グループプレゼンでは日本の某牛丼チェーンを事例としたプレゼンを行い、
実際にクラスに牛丼モドキを作って配るといった事もしたので、個人的にはいい思い出の授業であった。
STRATEGY 20Sessions(戦略論)
ストラテジーといえば何となくMBAらしい授業。
SWOT分析やBCGマトリクスといった分析ツール、替え刃モデル等のビジネスモデルをケースを中心に学んでいく。
いい意味でオーソドックスな授業であり、ドイツ人の教授が淡々と話を進めていくイメージ。
日本のケース(任天堂やSKⅡ)もありその意味では面白かったものの、
一方でこういった分析ツールが既に時代遅れなのではないかという話もあり、
(だからBUSINESS, GOVERNMENT & SOCIETYといったノンマーケットの話を巻き込んだ授業があるのだが)
どこまで活用できるのかは分からないものの、それでもこういったベーシックを知っているからこそ、
その限界も分ってくるので、学んだことは決して無駄ではなかったのかもしれない。
評価はグループプレゼン+最終テスト。
うちはグループプレゼンでポケモンGOについて扱ったのだが、
元コンサルのメンバーが非常に高度なパワーポイント作成かつプレゼンも行ってくれたので、
そこの評価が非常によく、成績という意味では本当に助かった。
こういった資料作成に長けたメンバーがいると、プレゼンの質が全体的に上がるので、
そのTermが非常に楽になる。